点染テンセイ少女。[ライブレポート]長編小説のようなライブにファン熱狂! 新曲、東名阪ツアー、新宿BLAZEワンマンなど発表
Pop'n'Roll 編集部
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点染テンセイ少女。が、10月17日(月)東京・harevutaiにて<4th ONEMAN LIVE「ハレトケ古書店はお1人様1冊まで。」>を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
取材&文:Chiho
ライトノベルの世界観をコンセプトしたアイドルグループ「点染テンセイ少女。」通称「テンテン」。
富士山から池袋まで100kmを超える行程をメンバーが駅伝走破。生中継でその模様をリアルタイムで放送し、ゴール直後にワンマンライブを行ったり、バラエティ番組を月に一回放送するなど、ファンを楽しませる企画が目白押しなグループだ。
なかでも話題なのが、早朝6:30から開催される<超早朝ワンマン>だろう。月1回開催される同公演は、チケット代もドリンク代もかからず、AM6:30という早朝にも関わらず毎回100名以上を動員しており、次回10月20日の公演は「powered by 眠々打破」と題して、眠々炭酸もプレゼントされる。
そんな、これまでのアイドルとは一味違う点染テンセイ少女。が送る<4th ONEMAN LIVE「ハレトケ古書店はお1人様1冊まで。」>は、すでにSOLD OUTが発表されていただけあり、会場であるharevutai前にオープン前から人だかりができていた。
彼女たちの楽曲は、曲ごとに世界観がことなるため、振り付けもかっこいいものから可愛いものまでさまざまだ。それでもみんなで楽しく“沸ける”曲ばかりなので、自然と期待値は高まっていく。
客電が落ちた会場は、見事にファンの期待をいい意味で裏切った。会場に響いたのは、いつものSEではなく静かな語り声だった。なんと、この公演は、ライブとオリジナルストーリー「ハレトケ古書店はお1人様1冊まで。」の朗読劇が折り重なるライブだったのだ。
《誰かの人生が紡がれた本だけが揃う古書店。ここに紛れ込んだ人は、その本を読んで追体験をするとここから抜け出せなくなる。迷い込んだメンバーは、10年間ここに閉じ込められているシイナに騙されて、本を読んでしまう。果たして、ここから抜け出せるのか……。》
12曲ものセットリストが本当に一瞬で終わってしまったのかと錯覚するくらい、点染テンセイ少女。が作り出す世界観に引き込まれていった。
オリジナルストーリーと各曲がリンクもしており、聴き込んでいるはずなのに新鮮さがある不思議な感覚も楽しい。そして、朗読劇はバックスクリーンに映し出された映像へとつながっていった。改めてここでファンたちは歓喜する。
11月28日にリリースされる新曲「ぼくらの夏休み。」のMVが最速で披露されたのだ。今回は学校が舞台のミュージックビデオ。タイトルとは反したホラーテイストが面白い。ティザー映像もYouTubeに公開されている。
MVのあとには、11月から2023年4月までに3曲の新曲デジタルリリースとカップリング争奪戦企画、11月の東名阪ツアー、来年4月の新宿BLAZEワンマンライブの告知が発表された。カップリング曲争奪戦は、ファン投票でポイントを獲得した上位3名が、点染テンセイ少女。内で限定ユニットを結成。そのユニットが歌う曲がカップリングとなる企画だ。
点染テンセイ少女。がデビューした当初は、「ライトノベルの世界観」をコンセプトってちょっとわかりづらい。という疑念のほうが大きかった。しかし、今回のライブを見て確実に感じたのは、「このコンセプトは点染テンセイ少女。にしかできない。」ということ。結成一年半の中で、地上波TVの冠コーナー担当や、<TIF>に出演など確実に実力と人気もつけてきた彼女たちは、次回の新宿BLAZEもきっとSOLD OUTさせることだろう。