『沢口愛華フォトエッセイ 沢口生活』(東京ニュース通信社発行)
沢口愛華、充実の2024年を振り返る「1つの答えが出た1年でした」エッセイ連載『沢口生活』発売記念イベント開催
『沢口愛華フォトエッセイ 沢口生活』の発売を記念したイベントが、本日12月21日(土)に開催。沢口愛華が、イベントの前に行なわれた会見に登場した。
『沢口愛華フォトエッセイ 沢口生活』発売記念イベント(2024年12月21日)
<ミスマガジン2018>でグランプリを獲得し、“令和のグラビアクイーン”として不動の地位を築き上げた沢口愛華が、グラビア誌『B.L.T.』で連載してきた“グラビア写真の掲載は一切なし”のエッセイ連載を書籍化。本書『沢口愛華フォトエッセイ 沢口生活』には、連載25回分のエッセイと、“グラビア”をテーマに、“沢口愛華”として過ごした6年間で感じた葛藤、変化、そこで出会った人々との繋がりを赤裸々な言葉とともにまとめ新たに書き下ろした「まなざし」を収録。さらに、現在の拠点・東京と、地元・名古屋で撮影したグラビアを掲載した、“沢口愛華”を象徴する1冊となっている。
書籍化に際し、沢口は“2年間で25篇も書いたんだという気持ちと、正直振り返ってみて何を書いたかを的確に思い出せない不甲斐なさも感じつつ、自分の想いを綴ったものをみなさんに読んでもらえることが嬉しいです”と告白。
2年前、『B.L.T.』編集部から“グラビアの掲載は一切なしのエッセイ連載”という衝撃のオファーを受けた沢口は、“「本当にB.L.T.なんだろうか」と。もしかしたら聞いたことのない雑誌に掲載されるのではと思いました”と、冗談交じりに当時の心境を語った。
2年の連載を経て、自身の中で変化したことは、“ずっと本を読むことが好きだったのですが、エッセイを書くオファーをいただいてから、本を読む時に、自分のエッセイに活かせないかなと変な視点を持って読むようになってしまって、純粋に物語を楽しめなくなったという寂しさはあります”と吐露。“でも、改めて好きな作家さんのどこが好きなのかというのが明確になったので、それはすごくよかったなと思います”と前向きに語った。
連載の中で、自身にとって1番印象に残っているエッセイは、母親からの愛情を受け取り、地元・名古屋から東京へと帰る新幹線の中で大号泣しながら書いたという「ホームタウン」。“全部を完璧に仕上げるのは難しくて、何がエッセイの正解なのかと考えると、自分の気持ちと技術のどちらを優先した方がいいのかという葛藤もありました”と正直に語りつつ、“自分の中でまだ正解がつかめていないところではあるのですが、やっぱり技術のために自分の気持ちを無下にしてはいけないと思いましたし、エッセイを書くというのはこういうことなんじゃないかと自分の中で納得できた章です”と明かした。
沢口がお気に入りとして挙げた「ホームタウン」のように、エッセイには家族や友人が頻繁に登場する。周りから感想をもらえたかと尋ねると、“類は友を呼ぶのかわかりませんが、みんなそういうことに消極的で、まったく反響をいただけなかった”と衝撃の事実が発覚。“少し寂しいような気持ちもありつつ、自分の心の中を読まれなくてよかったという安心感もあったりします”と素直に心境を述べた。また、“何度かエッセイに登場している旧ベスフレ(高校時代に出会った友達)からは「名古屋の本屋で見つけたから買ったよ」と連絡をもらって以降、感想が何もなく、正直本当に読んだのかなと。年明けでもいいので、返事をもらえたら嬉しい”と茶目っ気たっぷりに答えた。
2024年を振り返って、“数年前に自分がやりたいと思っていたことを、すべてできた1年でした。女優業だったり、文章を書くことだったり、モータースポーツに関わる仕事だったりと、沢口愛華としては、今まで頑張ってきたのはこのためだったと思えるような、1つの答えが出た1年でした”と達成感をにじませ、“もっとたくさんの人に自分の名前や顔を知ってもらうために努力していかなきゃいけないなと、改めて歯を食いしばる時だなと思いました”とさらなる向上心を見せた。
2025年については、“とりあえず、今通っている自動車学校を卒業して、マニュアルの免許を取ります。「マニュアルを持っているぞ」というプライドのもと、もっとモータースポーツのお仕事に携われたらと思います。今年はドラマの主演も務めさせてもらえたので、これからもいろんな役をやっていけたら”と新たな目標を掲げた。
グラビアについても、“『沢口生活』は、お世話になってきたカメラマンさん、メイクさん、スタイリストさんとの結晶みたいなもので、この撮影を終えて改めてグラビアが好きだということを実感しました。より誠実に向き合って、いろんな人に見ていただけるようもっと頑張っていきたいです”と宣言。
最後に、ファンに向けて“ぜひグラビアの写真も見ていただきたいのですが、本当に暇な時に、エッセイの文章の部分も読んでくださったらとても嬉しいです”とユニークなメッセージを残し、会見を締めくくった。
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