Task have Fun[<マジフェス Vol.2>ライブレポート]アイドルとしての気品を魅せながら表現した揺るぎない世界観

Task have Fun[<マジフェス Vol.2>ライブレポート]アイドルとしての気品を魅せながら表現した揺るぎない世界観 Task have Fun<マジカル・パンチライン presents マジフェス Vol.2>ライブレポート

Pop'n'Roll 編集部

Pop'n'Roll 編集部

2022.09.18
  • ポスト
  • シェア
  • ブックマーク

マジカル・パンチライン主催イベント<マジカル・パンチライン presents マジフェス Vol.2>が、9月10日(土)&11日(日)に代官山UNITにて開催された。今回は、“全国のアイドル業界を盛り上げたい!”をテーマに東京を拠点で活動しているアイドルとご当地アイドルが出演。マジカル・パンチライン以外には、Teamくれれっ娘!、Task have Fun、HelloYouth、Peel the Appleの4組を迎えて実施した。本記事では、9月11日の大トリに登場したTask have Funのライブレポートをお届けする。

Task have Fun[<マジフェス Vol.2>ライブレポート]アイドルとしての気品を魅せながら表現した揺るぎない世界観

取材&文:竹内伸一

2デイズで開催された<マジフェス>の大トリを務めたのはTask have Fun。お馴染みのSEが流れ、照明がまばゆく点滅する中、名前が呼ばれ、3人が順番に登場。それぞれに短いダンスを披露し、里仲菜月が“一緒に楽しんでいきましょう!”と声を上げると「メインアクター」が始まった。

3人は爽快なポップチューンを、軽やかに踊りながら、伸びやかに歌いつづる。サビではその声に力強さが加わり、さらなる盛り上がりを生み出すと、観客の動きも大きくなり、早くも3人と一緒に楽しんでいる様子が見て取れる。

「ギュッと、チュッと」ではリズムに合わせてクラップが盛大に鳴り響く中、可愛らしい仕草と、小悪魔的な笑顔を振りまくと、会場は振りまねで大きく盛り上がっていった。「相対性♡LOVE!」でも、さらに可愛らしい表情を見せながら、軽快なステップを踏んでいく。

“こんばんは~!”と会場に挨拶すると、フロアの脇からライブを見守っていたマジカル・パンチラインの山本花奈と宇佐美空来に手を振る。この日は、マジパンのライブ時に宇佐美がTaskの大ファンだと告白。中でも、里仲推しであり、オンラインイベントにもファンとして参加していることを明かしていたのだが、“うさっちっていう可愛い名前の女の子が初めて参加してくれたとは思っていたけど、まさか!?”と里仲も驚きの表情を見せた。ちなみに、熊澤風花は、楽屋で弁当を取りに行ったところ、白岡今日花と宇佐美が遭遇する場面を目撃。“ぎゃ~!って悲鳴が上がってた。初めて人が飛んで喜ぶ姿を見た(笑)”のだそう。当人の白岡が“化物だと思われてるのかな(笑)”と被せて笑わせた。

以降もマジパン関連の話は尽きず、話題はどんどんと展開していく。マジパンの2人にも観客の頭越しに話しかけていく。会場は声出しNGだったので、2人がジェスチャーで答えていたのも微笑ましかった。以前のインタビューで熊澤が“ライブでは、実は3人で話している時が1番楽しい”といった話をしていたが、3人の楽しそうな表情に、“なるほど”と妙に納得させられてしまった楽しいMCタイムだった。

9月に初披露したばかりという「my Buddy!!!」、サマーチューン「ひと夏ボーダー」と、明るく楽しい雰囲気を持つナンバーを続けると、会場は大きなアクションで踊り出す。宇佐美も遠慮がちな小さな動きながら、一緒に踊っていた。

2度目のMCでも、マジパンを交えて軽妙なトークをくり広げると、後半戦は「3WD」でスタート。ダイナミックな動きで会場を扇動すると、再びフロアが大きく揺れる。マジパンのメンバーも一緒になって踊り出し、サビのジャンプをくり返す場面では、会場中が一体となって飛び跳ねた。「ぎぷす」では、性急なビートに乗って、サイリウムが振り回され、やがて大振りコピ大会となり、さらなる盛り上がりに。白岡は、踊りを止めて、会場を煽りまくっていた。

最後はマジパンがカバーした「インダ ビュリフォデイ」。賑やかなサウンドに合わせてマジパンのメンバーも一緒になって踊る中、3人はステージを大きく使い、上手、下手の観客にもしっかりとアピールしながら、力強い歌声を響かせた。その大熱演がエンディングを迎えると、会場から大拍手が巻き起こり、3人は“Task帰ります”の言葉を残して、ステージを下りていった。

激しさとしなやかさ、そして可愛らしさが同居する彼女たちのパフォーマンスは、余裕綽々といった感じの堂に入ったもので、そこにはアイドルとしての気品に溢れていた。さらには、言葉は適切ではないかもしれないが、貫禄のようなものも感じられた。つまり、自分たちの世界観を揺ぎなく表現し続けているということなのだろう。だからこそ、多くのファンに支持されるのはもちろん、多くのアイドルからも慕われているのだと思う。彼女たちが愛される理由の一端を垣間見たような素晴らしいパフォーマンスだった。

Task have Fun[<マジフェス Vol.2>ライブレポート]アイドルとしての気品を魅せながら表現した揺るぎない世界観
Task have Fun[<マジフェス Vol.2>ライブレポート]アイドルとしての気品を魅せながら表現した揺るぎない世界観
Task have Fun[<マジフェス Vol.2>ライブレポート]アイドルとしての気品を魅せながら表現した揺るぎない世界観
Task have Fun[<マジフェス Vol.2>ライブレポート]アイドルとしての気品を魅せながら表現した揺るぎない世界観

Task have Fun<マジカル・パンチライン presents マジフェス Vol.2>

2022年9月11日(日)代官山UNIT

セットリスト

メインアクター
ギュッと、チュッと
相対性♡LOVE!
My Buddy!!!
ひと夏ボーダー
3WD
ぎぷす
インダ ビュリフォデイ