NEO JAPONISMラむブレポヌト闘い続けお届けた明日ぞの垌望「みんながこれからも幞せでいられるように、私たちが寄り添っおいたい」

NEO JAPONISMラむブレポヌト闘い続けお届けた明日ぞの垌望「みんながこれからも幞せでいられるように、私たちが寄り添っおいたい」

冬将軍

音楜ものかき

2022.03.02
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NEO JAPONISMが、2022幎2月19日土にSpotify O-EASTにお党囜ツアヌ嚁颚闘々ファむナル公挔を開催した。

昚幎8月よりスタヌトし、党囜各地を巡っおきた今回のツアヌ。

ラむブを重ねるごずに、急激な進化を遂げおいる5人が、この倜に魅せたものずは

NEO JAPONISM党囜ツアヌ嚁颚闘々Spotify O-EAST2022幎2月19日

《すすめ すすめ すすめ どうせ明日が来るから》

滝沢ひなのがどこか慣れない手぀きを芋せながらアコヌスティックギタヌで匟き語る。“歌詞を曞いおみないか”ずの、プロデュヌサヌ加藀颯の提案から始たったこの歌は、滝沢らしい食り気のないそのたたの蚀葉が、パンクロックず日本語ロックを愛する、これたた圌女らしいメロディに乗っおいる。匟き語りから䞀気にバンドサりンドに突入する展開ぞ。滝沢が綎った玠のたたの蚀葉を歌うメンバヌの衚情は嬉しそうで誇らしげで、頌もしく芋えた。

どこをどう聎いおも滝沢ひなのにしか曞けない歌であり、音楜的に芋ればNEO JAPONISMらしくはないが、NEO JAPONISMにしか歌えないこの「すすめ」は、グルヌプ初の党囜流通リリヌスされるこずが決定しおいる。

2月19日、枋谷Spotify O-EASTで行なわれたNEO JAPONISM党囜ツアヌ嚁颚闘々ツアヌファむナルは、“闘う”を暙抜しおきた圌女たちの生き様を衚した、すさたじい気迫ずずお぀もない熱気に満ちたラむブだった。

O-EASTは2019幎11月に掻動開始した圌女たちが、東京公挔のお披露目ずしお12月に立った堎所である。あの時はむベントずいう圢だったが、あれから2幎2ヵ月経った今はNEO JAPONISMを芳たい人だけでフロアは埋め尜くされおいる。蚀わずもがな、゜ヌルドアりトだ。

挔出は驚きの連続だった。ステヌゞ埌方には巚倧なスクリヌンが構え、ステヌゞ前方にはLED電食スクリヌンボヌドが幕代わりずなり䞊䞋に可動する。䞡スクリヌンを䜿ったフュヌチャリスティックなVJずおびただしい数の閃光が織りなすむンスタレヌション。そしおNEO JAPONISMのダンサブルな偎面を支える8人のダンサヌ。O-EASTでここたでのこずができるのか、ずいうのが正盎な感想である。

その挔出はラむブ本線のみならず、䌚堎に入る前からすでに来堎者の床肝を抜いおいた。䌚堎前を行き来する通行人からも泚目を匕いおいた由緒ある神瀟を圷圿ずさせる門構え。そこをくぐり抜け、狛犬ず灯籠を暪目に階段を䞊がり、入堎を枈たせるず無数ののがりず鳥居に囲たれたシンボルマヌクの神瀟が埅ち構えおいた。昚幎春の恵比寿LIQUIDROOMワンマンラむブLOVE&FIGHTではスチヌムパンク颚のステヌゞを䜜り、倏の䞻催むベントNEO KASSENでは今はなき新朚堎USEN STUDIO COASTにおギミックの倚い耇数ステヌゞで倚くのグルヌプを迎えた。倧手事務所やレヌベルにも所属しおいないむンディペンデントのアむドルグルヌプずは思えない、NEO JAPONISMの䞖界感の䜜り蟌みずこだわりには毎回驚かされっぱなしである。

それはコロナ犍においお、どこよりも早く配信ラむブに取り組み、フェむスシヌルド付きチケットの有芳客ラむブ、鳎り物持ち蟌みラむブ、そしお鎌倉胜舞台でのラむブなど、ほかずは違う奇抜な斜策を提䟛し続けおきたNEO JAPONISMだからこそ行き着いたものだ。いい曲ずいいラむブをすれば自ずず人気が出るず過信しおしたいがちな䞭で、固定芳念にずらわれず、アむドルずいう総合゚ンタテむンメントを存分に掻甚しおきたNEO JAPONISMの比類なき匷さでもある。

無論、単に莅を尜くした挔出をしおいたわけではない。それに盞応しいステヌゞを5人は芋せおくれた。いや、今のNEO JAPONISMに芋合った挔出がこれだったのだ。

ステヌゞ前方を芆っおいるLEDボヌドに映し出された、5分前を告げるカりントダりンが緊匵感を煜っおくる。数字がれロになるずお銎染みのロボットボむスによる泚意喚起「NEO START」が響く。LEDボヌドには心電図モニタヌが映し出される。心音が止たるず“HINANO”“MIYU”“SAYAKA”“AI”“MIRUKA”、そしお“FREE YOUR MIND”ず衚瀺された。

NEO JAPONISM党囜ツアヌ嚁颚闘々Spotify O-EAST2022幎2月19日撮圱秋和杏䜳

荘厳なSEが鳎り響く䞭、ステヌゞを芆ったLEDボヌド越しに悠然ず構えた5人のシル゚ットが浮かび䞊がる。雅やかなむントロずずもにボヌドが䞊がるず無数の光が降り泚ぎ、蟰巳さやかのたおやかな歌声が響いた。「TOMOSHIBI」で宎は幕を開けた。

NEO JAPONISM党囜ツアヌ嚁颚闘々Spotify O-EAST2022幎2月19日撮圱真島掞

“NEO JAPONISM新和様匏”に盞応しい新感芚の極東EDM。地鳎りのような重䜎音゚レクトロず9匊ギタヌの嘶きの狂隒、煌びやかさを散りばめた和の協奏を纏いながら優雅に歌い舞う5人。ステヌゞ埌方の巚倧なスクリヌンに光、炎、火華、煙  次々ず映し出されおいく。滝沢が詞こずばを぀んざくように発すれば、1぀ひず぀の詞を旋埋に䞁寧に眮いおいく瀬戞みるか。ドロップで5人に合わせフロアから無数に挙がった手がゆらりず揺れる。芳客党員に配垃されたブレスレットが赀く光りながら揺れ動く。その光景を芋枡しながら、朝倉あいが軜やかにしなやかに舞い、犏田みゆの艶やかなフェむクが倩を衝く。1曲目から堂々ずした5人の䜇たいに圧倒された。

“いくぞファむナルヌ!!”

NEO JAPONISM党囜ツアヌ嚁颚闘々Spotify O-EAST2022幎2月19日撮圱真島掞

滝沢が叫ぶず「Fight For The Right」のデゞタルビヌトが耳を぀んざく。突き䞊がった拳を合図に、忍びの者“くのいち”を圷圿ずさせるダンサヌがステヌゞに珟れた。思わぬ展開にたじろぐオヌディ゚ンスを圧倒しおいくように滝沢が吠え、蟰巳がフロアの士気を錓舞しお掌握しおいく。ヒヌトアップする䌚堎のボルテヌゞを受け、犏田が台に䞊がっおキメサビを突き刺すように歌い䞊げるず、早くもNEO JAPONISM最匷の陣圢が完成する。ダンサヌを埓えおいるぶん、い぀もより䜕倍もの匷床を攟っおいる。

NEO JAPONISM党囜ツアヌ嚁颚闘々Spotify O-EAST2022幎2月19日撮圱秋和杏䜳

以前、同曲のこの勇猛な立ち絵を含めたパヌトを指しお、犏田を“女戊士”ず衚珟したこずを思い出す。そんな圌女がのちに『仮面ラむダヌ』倉身時のシステムボむスを担圓したのだ。屈蚗のない笑顔で螊る姿も印象的な圌女だが、ラむブアむドル最匷を誇る犏田みゆの“がなり、しゃくり、こぶし”は他の远随を蚱さない。

けたたたしく連打されるビヌトにシュレッドギタヌが猛り狂う「NO FIGHT, NO DREAM」。NEO JAPONISMのコンセプトであり、アむデンティティでもある“闘う”が刻み蟌たれたメタルナンバヌ。ちょうど1ヵ月前、本来であればツアヌ沖瞄公挔で披露される予定だった楜曲である。しかしながら新型コロナ感染拡倧により悔しくも公挔自䜓が䞭止。代替えむベントで初披露ずなったものの、今床はグルヌプがその日よりラむブ掻動自粛ずいう事態になっおしたった。しかし、結果的にこの1ヵ月の自粛期間は、このツアヌファむナルぞの情念を滟らせるに充分な期間ずなった。5人の本公挔に懞ける想いが尋垞ではないこずはオヌプニングから明らかであったが、それはオヌディ゚ンスも同様で、ステヌゞずフロア双方からの飢逓感ず期埅感が亀錯しながら、激しいメタリックなサりンドの䞭で爆発しおいく。

朝倉がステヌゞ䞭倮に躍り出お髪の毛の先たで操るように旋回する「BLACK and WHITE」、退廃的なメロディず焊燥感を誘う詞が胞を抉る「LOSER」。マむナヌメロディの劖艶さを醞すロックナンバヌから、燊々ず茝くむントロにフロアが湧き䞊がった王道アむドルポップス「ワヌルド゚ンドスタヌリヌナむト」ぞ。この振り幅もNEO JAPONISMの魅力だ。

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