NEO JAPONISM[ライブレポート]闘い続けて届けた明日への希望「みんながこれからも幸せでいられるように、私たちが寄り添っていたい」

NEO JAPONISM[ライブレポート]闘い続けて届けた明日への希望「みんながこれからも幸せでいられるように、私たちが寄り添っていたい」

NEO JAPONISM[ライブレポート]闘い続けて届けた明日への希望「みんながこれからも幸せでいられるように、私たちが寄り添っていたい」

NEO JAPONISMが、2022年2月19日(土)にSpotify O-EASTにて全国ツアー<威風闘々>ファイナル公演を開催した。

昨年8月よりスタートし、全国各地を巡ってきた今回のツアー。

ライブを重ねるごとに、急激な進化を遂げている5人が、この夜に魅せたものとは?

闘う5人のアイドルとともにここに生きている

鳴り止まぬ拍手の中、スクリーンには“重大発表”の文字が映し出される。60人から始まったワンマンライブ、確実にソールドアウトしてたどり着いたこの日1,300人キャパシティまでの道のりが流れる。そして、次なる挑戦として8月15日、Zepp DiverCity(Tokyo)でのワンマンが発表されると、声出しNGながらもフロアから思わず歓声が上がった。

アンコールは改めてSE「NEO START」で始まった。再びステージ前面を覆ったLEDボードの“NEO JAPONISM”の文字と、大量に噴射されたスモークの中から5人が現れる。「TOMOSHIBI」でどっしりと始まった本編とは打って変わって、ド派手にぶちかます再オープニングだ。

NEO JAPONISM全国ツアー<威風闘々>Spotify O-EAST(2022年2月19日)/撮影:秋和杏佳
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NEO JAPONISM全国ツアー<威風闘々>Spotify O-EAST(2022年2月19日)/撮影:秋和杏佳
NEO JAPONISM全国ツアー<威風闘々>Spotify O-EAST(2022年2月19日)/撮影:真島洸
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NEO JAPONISM全国ツアー<威風闘々>Spotify O-EAST(2022年2月19日)/撮影:真島洸

“イエイ、イエイ、イエイ、イエーイ!! プルルルルルーッ、レディース&ジェントルメン!! アンコールありがとうございます!“

NEO JAPONISM全国ツアー<威風闘々>Spotify O-EAST(2022年2月19日)/撮影:秋和杏佳
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NEO JAPONISM全国ツアー<威風闘々>Spotify O-EAST(2022年2月19日)/撮影:秋和杏佳

威勢のいい滝沢の煽りで始まる「Carry On」。これは昨年4月に恵比寿リキッドルームで行なわれたワンマンにて、煽りすぎたために歌い出しをしくじったリベンジでもあった。

《今勝ちに行け》と勝利への鬨の声ならぬ、鬨のジャンプで会場が最高潮のボルテージに達すると、この日はじめてのMCタイム。1人ひとり、感謝の言葉と今の気持ちを述べる。

“チーム一丸となったこの公演が終わってしまったら虚無になるかもしれないけど、次に向かって虚無になっている場合でもない”と滝沢。朝倉は本来であれば観に来てくれるはずだった両親とこの状況下で来てくれたファンへの感謝、そうしたみんなのおかげで大きな夢に近づいていると述べた。ここまで頑張ってきたからこそ不安でもあったという福田、ツアーに来てくれるファンがいて横にはメンバーがいて、後ろにはスタッフがいて、たくさんの人に支えられて幸せ者だと語る瀬戸。ここまで気丈な表情を見せてきた辰巳は、思わず涙で言葉を詰まらせながら口開く。

“NEO JAPONISMのライブは5人じゃ絶対に完成しなくて、「裏方さん」と一括りにされてしまいがちなんですけど、音響さんも舞台の方も(音楽)制作チームの方もイベント運営の方もダンサーさんも、そしてここにいるみなさんも、みんなの力が合わさってNEO JAPONISMのライブが成り立ってると思っています。ありがとうございます“

彼女の言葉を受けて、この日1番の大きな温かい拍手が携わった人全員に向けて送られた。

そして、“いろんなものを背負っても一生懸命に頑張るみんながこれからも幸せでいられるように、私たちが寄り添っていたい”と締めた。

“ここにいるみなさん、次のステージに向かう私たちに向けてこの曲を届けます”と、辰巳の言葉のあとに届けられたのは新曲「I’m a dreamer」。眩いほど輝くエレクトロチューン。掛け合いもあり、今までやっていそうでやっていなかった新境地を拓く、NEO JAPONISMが新たな夢に向かって次のフェーズに突入したことを知らせるような楽曲だった。そしてその夢を繋いでいくように、最後の最後はこれから始まる旅立ちの歌「トゥ・ザ・フューチャー」。銀テープが放たれ、バックスリーンに映し出された羽を広げた鳥の大きなシンボルマークを背に、大いに歌いきった。

“以上私たち、NEO JAPONISMでしたぁ!!”

NEO JAPONISM全国ツアー<威風闘々>Spotify O-EAST(2022年2月19日)/撮影:真島洸
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NEO JAPONISM全国ツアー<威風闘々>Spotify O-EAST(2022年2月19日)/撮影:真島洸

こうして宴の幕は閉じた。まさに最強というべき“闘う”アイドルの圧巻のステージだった。とんでもないものを観たという余韻と、具体的に何に対してというわけではないのだが“勝った”という、この上ない満足感に見舞われた。

2019年11月に活動を開始したものの、数ヵ月後の翌年3月には未曾有のコロナ禍に見舞われ、思うように活動ができなくなってしまったNEO JAPONISM。だが、コロナ禍の活動において正解を出したグループだと思っている。以前はモッシュやダイブといった、オーディエンスの楽しみ方に自由を委ねてきたがコロナによってそれを奪われてしまった。しかし、そこから表現者として“魅せつける”ことをひたすらに磨いてきた。個々の歌唱力と表現力、グループとしてのパフォーマンス……コロナ禍においてここまでスキルアップをしたグループはいないだろう。ワンマンにおける会場のキャパシティも確実に伸ばしてきた。そしてついに8月15日、グループ最大規模となるZepp DiverCity(Tokyo)に立つ。どんなライブになるのかまだわからないが、NEO JAPONISMのことだ、我々の想像を超えたとんでもないライブを見せてくれることだろう。

最後の辰巳の挨拶にあったように、今回のこの尋常ではないライブは大勢のスタッフによって作り上げられたものだ。それはアイドルとして闘う5人の姿に共鳴し、ともに闘う人間がそれだけ多くいるという証でもある。それは彼女たちに魅せられ、会場を埋め尽くしたファン、そして“来ない”という選択をしたファンも同様だ。

勝つために、共に生きる——。

NEO JAPONISMが新しく掲げたスローガン。我々は、闘う5人のアイドルとともにここに生きているのだ。

NEO JAPONISM全国ツアー<威風闘々>

2022年2月19日
Spotify O-EAST

SE
01. TOMOSHIBI
02. Fight For The Right
03. NO FIGHT, NO DREAM
04. BLACK and WHITE
05. LOSER
06. ワールドエンドスターリーナイト
07. GAN GAN HERO!!!!!
08. Buster Buster
09. rewind the story
10. TRAUMA
11. Subliminal
12. Signal
13. ゆるゆらオヤシロガール
14. WORLD PARADE
15. Spica
16. すすめ(新曲)
17. Set off
18. Sky

アンコール
SE
EN1. Carry On
MC
EN2. I’m a dreamer(新曲)
EN3. トゥ・ザ・フューチャー

「すすめ」

発売日:2022年3月5日(土)

01. すすめ
作詞:滝沢ひなの
作曲:滝沢ひなの

02. NO FIGHT, NO DREAM
作詞:Saya, 54ROCK
作曲:Saya, 54ROCK, Sohma Miyanishi

03. I'm a dreamer
作詞:Hayato Yamamoto
作曲:Saya

<ワンマンライブ>
日程:2022年8月15日(月)
会場:Zepp Diver City(Tokyo)
タイトル、時間などは後日発表

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