西野七瀬、馬場ふみか、平祐奈、哲学的ラブストーリー映画『恋は光』出演決定! 【コメントあり】
Pop'n'Roll 編集部
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西野七瀬、馬場ふみか、平祐奈が、2022年に全国公開される映画『恋は光』に出演することが決定した。
同作は、秋★枝氏によるコミック『恋は光』の映画版。
原作は、“恋をしている女性が光を放ってキラキラして視える”という特異体質を持つ男子大学生の初恋を描き、“恋の光”が視えるからこそ切なくて苦しい恋愛模様がくり広げられる。主人公たちが恋愛感情に振り回されながら“恋って何だろう?”と“恋の定義”について考察する姿に連載時から多くの共感の声が寄せられていた。
“恋の光”が視えてしまう男子大学生・西条を演じるのは、2021年だけで『樹海村』『裏アカ』『10年、渋谷をさ迷って-A de cade of roaming-』『彼女が好きなものは』といった出演映画が4作品も公開され、注目を集めている俳優・神尾楓珠。
西条に恋心を募らせるも“光っていない”と言われてしまう幼馴染の北代役には、今年公開の映画は3作品、ドラマは3作品と目覚ましい活躍を見せる西野七瀬。
また、共演者には、映画やドラマなどジャンルを問わず幅広く活躍している平祐奈、馬場ふみかが顔を揃える。
平は、西条(神尾楓珠)とともに恋とは何かを探求する東雲役、馬場は恋人がいる男性ばかりを好きになるという悪癖を持つ宿木役を担当。
なお、監督・脚本は、映画『ももいろそらを』『殺さない彼と死なない彼女』など、ティーンエイージャのさまざまな恋愛の形を表現してきた小林啓一が務める。
神尾楓珠 コメント
――同作の公開決定に関しては?
神尾楓珠(西条役):
まずは、無事に公開が決まって嬉しいです。今回の撮影は1ヵ月間の地方ロケでした。長期間の地方ロケは僕自身初めての経験だったので、すごく新鮮な感覚でした。もっと新鮮だったのは、メインキャラクターが男性1人に対して、女性3人という構図で話が進むというところです。脚本を読んだ段階で、この関係性で話が進むのはなかなか新しく、面白いなと思いました。さらに大学生という、学生でもあり大人でもあるという難しい年頃の設定だったので、複雑で繊細だなと思いながら撮影していました。大学生ならではの青春の雰囲気が映像に出ていると思うので、たくさんの方にこの映画が届くと嬉しいです。
――西条を演じた感想は?
神尾楓珠(西条役):
西条のイメージは、無骨で不器用な文学青年。普段の僕とはかけ離れた言葉選びや、佇まいの役だったので、最初はなかなか掴めずに苦労しました。でも、何度かリハーサルを重ねるうちに少しずつ西条の気持ちを理解することができ、自分の中で彼を演じることに対して何の違和感もなくなり、最後には一見堅苦しい西条が愛らしくなりました。この映画を観てくださった方々にも、西条が愛されるキャラクターになれば嬉しいです。
――小林監督の印象、演出については?
神尾楓珠(西条役):
小林監督は演者の特徴をよく見ていて、それらを踏まえた上で演出していく姿が印象的でした。物語の最終地点やそれぞれのキャラクターをしっかりと見据えていらっしゃったので、西条のキャラクターや心情で迷った時は、信頼して相談することができました。
――公開に向けてのメッセージをお聞かせください。
神尾楓珠(西条役):
恋とは何かというものを細かく分析し、言語化して、理解していくというのは、価値観のバラつきがあるものだからこそ難しいことだと思います。本作をご覧いただければ、西条のように恋に億劫になっている人や恋愛で悩んでいる人のヒントになるのではないでしょうか。僕自身、今まで挑戦したことのない役どころなので、楽しみにしていてください!
出演者&スタッフ コメント
西野七瀬(北代役):
私が演じた北代は、人前ではふざけたりしていますが、実は誰よりも周りをよく見ていて、思いやりや気遣いがあってふざけることでそれを隠しているような、なかなかできることじゃないことができる女の子です。大学生の“恋”がテーマになる作品ということで、経験がなく新鮮で、撮影を楽しみにしていました。撮影現場の雰囲気も、みなさんそれぞれが自然体でいるようなところがあって、自分には心地よいバランスでした。地方ロケということもあり、ゆったりとした時間の流れを感じながら毎日撮影に入っていました。小林監督とは、初めてご一緒させていただきました。監督のこだわりに自分が応えられるのか最初は不安に感じるところもありましたが、撮影を重ねていくうちに、“西野さんがやることが北代そのものに見えてきた”という風におっしゃっていただけて、嬉しかったです。公開を楽しみにお待ちいただけたらと思います。
平祐奈(東雲役):
東雲はとても浮世離れしている現代では珍しい女の子だったので、観客の方にどうしたら違和感なく観てもらえるかなどと疑問点が多い役柄でした。自分自身、東雲と共通する部分はいくつかありましたが、感情的な部分で自分の心と近づけるのには時間がかかりました。ですが、小林監督がクランクインする前に何度か本読みを行ない、アドバイスをしてくださったので、自分の中でもしっかり整理して撮影に挑むことができました。現場ではテスト撮影をしたら、みんなでモニターチェックをする時間を設けてくださったり、1人ひとりと丁寧に向き合ってくださって、お互いに納得のいく気持ちじゃないとなかなかOKを出さないことが清々しく感じられ、終わった後はすごく達成感に満ち溢れていました。この作品と出逢って、生涯の大きな課題であろう“恋の定義”について考える面白い時間を過ごさせてもらいました。スクリーンで一緒に恋と向き合う時間を楽しみにしていただけると幸いです。
馬場ふみか(宿木役):
私は、恋人がいる男性ばかりを好きになることをくり返してしまう宿木役を演じました。彼女なりにブレない芯がしっかりあって、西条や北代、東雲が恋について真剣に議論している姿に影響を受けて、少しずつ変わっていく姿がとても魅力的です。1人ひとりが恋に対する持論を展開し、それぞれの恋を見つけていくさまが美しく描かれていると思います。今回、クランクインしてからも本読みをしたり、小林監督や共演者みんなでイメージを共有したりしながら、撮影を進めていったのがとても印象的でした。ぜひ、公開を楽しみにしていてください。
原作者・秋★枝:
『恋は光』、実写映画化のお話をいただいた時はとても驚き、嬉しかったです。これも応援してくださったみなさまのおかげです。さらに、脚本を読ませていただいてからずっと完成が楽しみでした。登場人物や内容ともに、私の作った物をより深めていただけていると感じています。いろんな場面で“ああ、こういう見せ方があったのか……!”“ああ、このセリフ素敵だな……!”と私も描き手として、また1人の読み手として楽しませていただきました。原作を読んでくださった方にもきっと楽しんでいただけると思いますので、ぜひご覧になっていただけると嬉しいです。
監督/脚本・小林啓一:
こんなことをここで告白するのは、自分でもどうかと思うのですが、脚本を書くにあたって、今までこんなに悩んだ作品はありませんでした。ここ2年間で数十回と書き直しました。とにかく解けないパズルをずっと解いている気分で、なかなか満足に書けませんでした。そのくらい原作の完成度が高いのです。秋★枝先生、恐るべしです。なかなかゴールに辿り着けなかった脚本に比べて、撮影はキャストやスタッフのおかげで順調でした。特にキャストはみんな、非常に魅力的でした。神尾さん、西野さん、平さん、馬場さんのそれぞれ新しい側面をお見せすることができると思います。まだ編集段階ですが、早くお届けしたい気持ちでいっぱいです。リアリティとファンタジー要素が混ざり合う珍しいタイプの恋愛映画になると思います。楽しみにしていてください。僕も楽しみで仕方ありません。