【ライブレポート/終演後インタビュー】なんきんペッパー、ファンとともに成長した3ヵ月連続定期公演を完走「欲を言えば、47都道府県全部に行きたい」 <なんきんペッパー社員研修 vol.3 歌う、踊る、聴く、出会う、そして成長する「なんぺ力」>レポート&終演後インタビュー
鶴岡 舞
Pop'n'Roll Editor(編集者)
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なんきんペッパーが、2019年3月17日に秋葉原・AKIBAカルチャーズ劇場にて、定期公演<なんきんペッパー社員研修 vol.3 歌う、踊る、聴く、出会う、そして成長する「なんぺ力」>を開催した。本公演は、vol.1、vol.2に引き続き、チケットがソールドアウト。自身で考案した企画として、スペシャルな卒業式を実施。さらに、新曲披露や初遠征のサプライズ発表など多くのトピックが詰め込まれていた。そんな3ヵ月連続定期公演の集大成となった最終公演の模様と、終演後インタビューをお届けする。
<なんきんペッパー社員研修 vol.3>画像
学校のチャイムの後、BGMとして「威風堂々」が流れ、山本がステージに姿を表すと“本日は、第1回なんきんペッパー高等学校の卒業式にお越しくださいまして、誠にありがとうございます”とアナウンス。この春、八木、反田、羽原の3名が高校を卒業するということで、山本が司会となって卒業式が執り行われた。3人は、なんきんペッパーとして過ごしたこれまでの想い出を卒業の言葉として語る。YouTuberとして初めて投稿した“メントスコーラ”で八木がおしゃれをしてきたこと、デビューライブの<アイドル横丁>の前日は緊張で1時間しか眠れなかったことを小学校の卒業式風に述べて、観客の笑いを誘った。最後は、会場一体となって「旅立ちの日に」を歌唱した。
“ここからは<社員研修>に戻っていきたいと思います。次が最後の曲になります”と、「サムライガール」へ。“飛びだせサムライガール”の歌詞のごとく、新生活へと飛び出していく4人の姿を想起させた。“アンコール待ってるよ”と言い残し、ステージから去るメンバー。すぐさま、客席からはアンコールが起こる。
SEに乗せて、ステージ衣装に着替えたメンバーが再登場し、「ラブファンファーレ」からライブをスタート。恋する気持ちを歌ったPALETの楽曲を気持ちを込めて歌い上げる。息つく間もなく、iTuber(アイドル×YouTuber)として新しい道を切り開く彼女たちの決意が込められたアッパーチューン「好奇燦然」へ。反田が力強いシャウトで魅せる。
MCでは、3ヵ月連続定期公演を通しての感想を語る。代表して山本が、“みんなで一歩一歩スキルアップして来れたんじゃないかなって。それと同時にソールドアウトして、形としても見ることができてすごく嬉しいです”と、しみじみコメント。<社員研修>での経験が成長に繋がっていることを改めて実感させた。
設立した『株式会社 iTuube』の事業として、新グッズを考案してきた4人。反田が“今回持ってきたのは新グッズだけじゃないんですよ!”と、なんきんペッパーとして初披露となるぷちぱすぽの楽曲「全力スイマー」のタイトルをコール。真似しやすい振り付けとなっている本楽曲を会場一体となってダンス。初披露とは思えない盛り上がりを見せた。
羽原が“最後の<社員研修>、もっと声出せますか?”と観客を煽り、「なんきん☆超錬金」をパフォーマンス。メロディもダンスもキャッチーなオリジナル楽曲で、ライブを締めくくった。
エンドMCでは、愛知でのリリースイベントと出張定期公演をサプライズ発表。なんきんペッパーとして初めての遠征決定に歓喜の声が巻き起こる。YouTuberとしてのエンタテインメントとアイドルとしてのライブステージング、両方の魅力を詰め込んだ彼女たちの定期公演は幕を下ろした。