咲真ゆか(MyDearDarlin’)×一宮彩夏(JamsCollection)[対談]上京組が語るアイドルになるための極意「スキルは入ってからでもどうにでもなる。やっぱり大事なのは気持ちだと思います」

咲真ゆか(MyDearDarlin’)×一宮彩夏(JamsCollection)[対談]上京組が語るアイドルになるための極意「スキルは入ってからでもどうにでもなる。やっぱり大事なのは気持ちだと思います」 咲真ゆか(MyDearDarlin’)×一宮彩夏(JamsCollection)対談

Pop'n'Roll 編集部

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2021.09.23
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MyDearDarlin’(以下、マイディア)、JamsCollection(以下、ジャムズ)をプロデュースするアップダンス・エンターテインメントが、現在、新グループ発足のためアイドルオーディションを開催中だ。このオーディションは、マイディアとジャムズに続く“王道アイドルグループ”というコンセプトを軸に、この時代にマッチした新世代の王道アイドルグループを誕生させることを目的に、東京、名古屋、大阪、福岡の全国主要都市にて行なわれている。

今回、同オーディションの開催に絡めて、すでにアイドルとして活躍するマイディアとジャムズから、それぞれ1名ずつ登場する対談を2回実施。この記事では、地方出身者である咲真ゆか(MyDearDarlin’)と一宮彩夏(JamsCollection)にオーディション時の想い出をはじめ、アイドルを志した経緯や自身の成長、オーディション志願者へのメッセージなどについて語ってもらった。

編集協力:竹内伸一

咲真ゆか(MyDearDarlin’)×一宮彩夏(JamsCollection)対談

私、マイディアさんも受けたんですよ(一宮)

――今日はオーディションにまつわるお話をお聞きしたいと思っています。その前に、おふたりは同じ事務所で普段から交流があるかとは思いますが、お互いの印象を教えてください。

咲真:
めっちゃ明るくて、めっちゃしゃべるなぁって(笑)。人見知りをしないタイプなんやなぁって思いました。私がめちゃくちゃ人見知りなんで、しゃべりやすいなって……本人の前で、なんだか恥ずかしい(笑)。

一宮:
私は、“ゆかちゃんすごい!”ってずっと思っているんです。パフォーマンス力がホントにすごくて。歌もダンスもカッコいいし、ライブに対する熱もすごいなって。初めて2人でちゃんと話をしたのがソロ……。

咲真:
<バシフェスpresentsソロフェス#2>(2021年3月15日開催)の時だ。

一宮:
各グループの1人がソロで歌うっていう企画で、ゆかちゃんと一緒になったんです。最初はむっちゃ緊張してたんですよ。ゆかちゃんのことが、なんだか遠い存在のように見えていたんです。でも話しかけたら、むちゃくちゃ優しくて。”わぁ~、なんてカッコいい人なんだ!”って思いました。グループ同士で一緒になることは多くても、2人だけで話をすることって、なかなかないじゃないですか。あの日は”ゆかちゃんの歌がこんなに聴ける!”って、それも嬉しかったです(笑)。

咲真:
なんだか、ありがとうございます(笑)。

――おふたりは、これまでたくさんのオーディションを受けてきたんですか?

咲真:
初めて受けたのが、マイディアに加入することになったオーディションでした。

一宮:
えっ、そうなんですか! 私は3回くらい受けて、やっとアイドルになれました。私、マイディアさんも受けたんですよ。

咲真:
えっ、そうなの?

一宮:
その時からゆかちゃんの存在も知ってました。オーディションの時に、しゃべったこともありますよ!

咲真:
えっ!?

一宮:
最終の時に。ゆかちゃんは、その時からパフォーマンスがすごすぎて。それで、聞いたんです。“アイドル活動をしていたんですか?”って。

咲真:
私、聞かれました?(笑)

一宮:
聞かれました(笑)。そしたら、“いえ、何もしてないです”って言われて、驚いたんです。すごすぎて、私なんか絶対に敵わないなって思ったんですよ。私はもうボロボロで(笑)。私、ホントにダンスが苦手で。それまでは、動画を観てアイドルのダンスを覚えていたんですけど、そのオーディションの時は、ちゃんとした先生がいて、“次はこうやって”という感じで指導してくださって。それに全然ついていけませんでした。オーディション、むっちゃ緊張しませんでした?

咲真:
しました! 鏡の前で……。

一宮:
2人だけでやるんですよね。隣の子が踊れないと、絶対に振り付けが合わないんで、すっごく大変でした。歌も大変じゃなかったですか?

咲真:
あ、“歌詞をポエムみたいに読む”っていうの、ありましたよね?

一宮:
ありました!

咲真:
私、あれが苦手すぎて。ただ読んでるだけになっちゃうんですよ。あぁ……でも、一緒に受けてたんや……。

――すでにオーディションの時から交流があったわけですね。

咲真:
ごめんなさい、全然覚えてませんでした(笑)。でもすっごく緊張してたんで、いろいろなことをけっこう忘れちゃってるんですよ。

――いきなり課題をやらなくちゃいけないし、人生が大きく変わるかもしれない場面でもあるし、緊張しない方がおかしいですよね。今もオーディションの内容について話が出ましたけど、具体的にはどんなことをするんですか?

一宮:
最初は書類審査で、次が面接と歌。“何か好きな歌を歌ってください”っていう課題があって、その次がダンスの先生が入って、ダンスと歌。そんな感じでした。ダンスと歌は、あれ、なんて言えばいいんだろう……。

咲真:
K-POP寄りのパフォーマンスで、すごく難しくて。ダンスの基礎が詰め込まれたパフォーマンスというか……。

一宮:
難しくて、これはダンス経験者じゃないとできないなって思いました(笑)。

咲真:
それを1時間みっちりレッスンして、そのあとに披露するんです。

――おふたりともダンスの経験はなかったんですよね。

咲真:
ないです。

一宮:
私もさっき話したくらいなものでした。だから、ついて行くのに必死で。

咲真:
でも、それも難しかったんですけど、個人的には歌の方が大変でした。

一宮:
えぇっ!?

咲真:
むっちゃ声量がないんですよ。今でもライブをやるたびに声量のなさを感じるんですけど、以前はもっと出なくて。友達とカラオケに行くと、自分の声が(カラオケの)音に負けちゃうんです(苦笑)。特にオーディションは緊張もしてるから、さらに出ないんですよね。

一宮:
私は断然ダンスでした。でも、ジャムズのオーディションの時に、プロデューサーさんとスタッフさんから“ダンスが上手になったね”って言ってもらえたんです。すごく嬉しかったですね。オーディションに落ちてから、ダンスを覚える練習とかをしてたので。

一宮彩夏(JamsCollection)

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