【インタビュー前編】愛乙女☆DOLL、24ヵ月連続ワンマンライブへの想い「ファイナルは活動すべての集大成ぐらいの熱い気持ちで挑みたい」

【インタビュー前編】愛乙女☆DOLL、24ヵ月連続ワンマンライブへの想い「ファイナルは活動すべての集大成ぐらいの熱い気持ちで挑みたい」 愛乙女☆DOLLインタビュー前編(メンバー加入期別インタビュー)

鶴岡 舞

Pop'n'Roll Editor(編集者)

2019.02.25
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2017年4月からスタートした24ヵ月連続ワンマンライブ企画を駆け抜けて来た愛乙女☆DOLLが、いよいよそのファイナル公演となる品川ステラボールを3月3日に迎える。この2年の間に袂を分かつメンバーが現れ、さらにグループの立ち上げメンバーである愛迫みゆが卒業発表するなど、今、まさに大きな岐路に立っている愛乙女☆DOLL。そんな彼女たちに、今回インタビューを実施。前編となる本日は、メンバーを加入期ごとの3組に分けて、24ヵ月連続ワンマンライブ企画をはじめ、アイドルシーンの中での愛乙女☆DOLLの立ち位置、品川ステラボール公演への想いを語ってもらった。

企画・撮影:林晋介

佐野友里子、ハルナ(4期)
「みいさんは辞めないだろうなと思っていたのでビックリしかなくて」(ハルナ)

――愛乙女☆DOLL は2011年から12年にかけて12ヵ月連続ワンマンライブはやられていましたけど、今回、24ヵ月連続ワンマンライブ<Lovely Fighter!!〜Road to "Brand-New-Stage"〜7つの星が描く軌跡>を開催することを初めて聞いた時はどう思いましたか?

佐野友里子:
お客さんに発表する12時間ぐらい前に聞いた話だったので、全然ピンと来なかったです(笑)。本当にいきなり決まって、そこでやらないっていうのは違うなって。でも、2年ってけっこうな期間だし、2年後に自分がどうなっているかとか、2年の間に何が起こるかとかも想像つかなかったから不安だったんですけど、みんなで頑張ってやってみようかって感じからスタートしました。

ハルナ:
当たり前ですけど、24ヵ月ワンマン自体が初めてで、よく理解できないまま始まって(笑)。でも、始めてみたら、けっこうあっという間でした。

佐野友里子:
1年目はけっこう大変なこともあったから大丈夫かなって思っていましたけど、2年目はあっという間すぎて。気づいたら、セミファイナル終わっていたみたいな感じです。

ハルナ:
いろんなことがあったけど、続けられたのはファンの人のおかげだなって思うし、もちろんメンバーもそうだけど、そういう支えが大きかったです。

――そして、先日愛迫さんが卒業を発表しましたね。

佐野友里子:
寂しいなっていうのが1番にあるんですけど、みいたんはこの2年間悩んできたと思うし、辞めるという勇気のある決断をしたってことはちゃんと受け止めないとなって。みいたん自身は前向きな卒業って言っているけど、愛乙女☆DOLLがどうなるんだろう?っていう不安な気持ちも半分あります(笑)。みいたんが抜けることによって、らぶどるは良くも悪くもすごく変わると思います。“愛乙女☆DOLL=愛迫みゆ”っていうのは強いものだから、みいたんが作ったものも残しつつ、新しい愛乙女☆DOLLを残るメンバーで作っていかなきゃなって。まだ卒業おめでとうみたいな感じにはなれないけれど、みいたんが卒業する頃には、ちゃんとみんなで前向きになっていられたらいいなと思います。

――ハルナさんはどんな感じでしたか?

ハルナ:
絶対にみいさんは辞めないだろうなと、どこかで思っていたのでビックリしかなくて。愛乙女☆DOLLの1期生だし、全部の曲にみいさんの声が入っているし、偉大な人だから。今でも辞めるっていうのが想像できないです(笑)。

――そうですよね。では、ライブに向けて話を聞いていこうと思います。らぶどるのアピールポイントはどこだと思いますか?

ハルナ:
らぶどるは楽曲が好きだなって思えるアイドルだし、ほかのアイドルさんに比べるとパフォーマンス力が高いなって思います。自分で言っちゃうんですけど(笑)。そこも1つの売りかなって思うし、ファンの人もめちゃくちゃ熱くて、昔も今もそういうところが好きです。

佐野友里子:
ハルちゃんも言っていたとおり、本当にいい曲が多いなって(笑)。物販中とかにBGMで流れているのを聴いていると、これも好きだし、あれも好きだしみたいな。曲に恵まれているし、パフォーマンスもみんなが頑張っているし、キャラとか歌声だったりとか5人のバランスもばらけいてるところとかも、やっぱバランスのいいアイドルだなって自分でも思うんです(笑)。なんで売れないんだろう?(笑) ほかのアイドルさんに負けてないんじゃないかなって。でも、きっと何か足りないんだなって思います。その何かを誰かに教えてほしいくらい悩んでいます(笑)。

――たくさん悩むことはいいことだと思います。それでは最後に、持ち曲を全曲披露する品川ステラボールでのファイナル公演に向けての意気込みをお願いします。

佐野友里子:
全曲披露が1番大変ですね、体力的にも(笑)。2人とも愛乙女☆DOLLの楽曲がいいって思っているし、その楽曲を全部披露できるのはなかなかないよい機会だから、らぶどるのよさが全部詰まるワンマンにしたいですね。そのよさを伝えるためには、どういうセトリにしたらいいのかが悩みどころです。57曲もあるので、1番楽しんでもらえる組み合わせを“これはダメ、これもダメだね”って何パターンも考えています。

――今までもセットリストは自分たちで決めていたんですか?

佐野友里子:
はい。ワンマンは自分たちで決めて、対バンとかはマネージャーさんが決めたのをメンバーでちょっと直したりしています。この24ヵ月ワンマンは、メンバーで集まって完全に決めました。公演時間内に収めるためにメドレーを組んだりとか、どんなコーナーを入れるか考えたりとか、大きいステージだからセットも組んでみようかとか話しています。24ヵ月の最終形態を観せたいから、やりたいことは山ほどあって(笑)。でも、できるだけやりたいことを詰め込んで5人での最後のワンマンを記憶に残るものにしたいです。

ハルナ:
ワンマンライブって始まると早すぎて、どんどん記憶からなくなってちゃうんです(笑)。今回は全曲披露だし、今の5人での最後だから、今までで1番いいライブにしたいし、みんなにもこれからもついていきたいと思ってもらえるようなライブにしたいです。

佐野友里子:
希望を残せるワンマンにしたいなって。せっかく2年やったからステップアップになるような、“愛乙女☆DOLL、また来るんじゃない?”って思わせられるようなワンマンライブをしたいです。

佐野友里子、ハルナ(愛乙女☆DOLL)

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