【連載】沖口優奈×「Fans' Dream Project」プロジェクトリーダー(前編)「わかりやすくファンを増やす世界観を作っていきたいんです」

【連載】沖口優奈×「Fans' Dream Project」プロジェクトリーダー(前編)「わかりやすくファンを増やす世界観を作っていきたいんです」 マジカル・パンチライン 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第16回:「Fans' Dream Project」プロジェクトリーダー(前編)

沖口 優奈(マジカル・パンチライン)

Pop'n'Roll Chief Discovery Officer

2021.04.05
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マジカル・パンチラインのリーダー沖口優奈が、さまざまなリーダーと対談して理想のリーダー像を見つけていく本企画。第16回目に登場するのは、株式会社フェイスで執行役員を務め、BIJIN&Co.株式会社代表取締役である田中慎也氏。フェイスではファンクラブサービス事業『Fans'』、BIJIN&Co.ではモデルやインフルエンサーなどのキャスティング事業をおもに手がけている。対談前編となる今回は、エンタテインメント業界の新たなる可能性を広げる事業に取り組んできた田中氏の略歴をはじめ、『Fans'』や今年4月5日から第1期生の募集を開始する「Fans' Dream Project」(略称:ファンドリ)の狙いについて、沖口が深く迫った。

編集協力:竹内伸一

沖口優奈×「Fans' Dream Project」プロジェクトリーダー(前編)

小学校の時は野球部のキャプテンでしたし、生徒会長もやっていました(田中)

沖口:
まずは、BIJIN&Co.の代表取締役になった経緯を教えていただけますか?

田中:
僕は今、43歳なんですけど、起業したのは19歳の時なんです。当時は札幌で美容室を経営したり、携帯電話ショップを経営したりしていました。そういうことをしながら、10年ほど前に『bijin-tokei(美人時計)』というサービスをやっていた会社をM&Aしたんです。そのタイミングで上京して、BIJIN&Co.を10年くらい経営しています。

沖口:
19歳で起業されたんですね!

田中:
高校を卒業して1年だけ工場で働いていて溶接をやっていたんですよ。それを1年ほどで辞めて……何かやりたいことがあったわけではなくて、社長になりたかったんです(笑)。

沖口:
“社長になりたい”というのが始まりなんですね(笑)。ちなみに、リーダーシップを取って物事を進めていくということは、学生時代から得意だったんですか?

田中:
遡ると、小学校の時は野球部のキャプテンでしたし、生徒会長もやっていました。中学校でも野球部のキャプテン(笑)。

沖口:
幼い頃からずっとリーダーなんですね、根っからのリーダー気質(笑)。私は小さい頃は、人の前に立つのが苦手でした。生徒会長をやる人ってすごいなって思っていて、自分がやるなんてとても(笑)。でも、田中さんのような方が社長になるんですね(納得した表情)。

田中:
どうなんでしょうね。ただ、積極性はあったかもしれないです。小学生の頃は、1年から6年まで学芸会の劇でずっと主役でした(笑)。

沖口:
えっ~、すごい!(笑) 話が少し戻ってしまいますが、もともとは北海道で会社をやっていらしたんですね。

田中:
はい、札幌で。BIJIN&Co.では『CLOUDCASTING』というサービスを展開しているんですが、それが3~4年くらい前から拡大してきました。それで一緒に事業をやっているフェイスの執行役員も兼務するようになったんです。

沖口:
『CLOUDCASTING』を始めようと思ったきっかけは何だったんですか?

田中:
『bijin-tokei(美人時計)』には多くの女性が積極的に参加してくださったので、それをデータベース化してマーケティングビジネスに変換させていったら将来性があるんじゃないかと思ったんです。『CLOUDCASTING』というサービス名までの構想があったわけではないんですけど、そういうきっかけでビジネスを変えていこうと考えて、会社を運営してきたんです。

沖口優奈(マジカル・パンチライン)、「Fans' Dream Project」プロジェクトリーダー・田中慎也

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