【ライブレポート】まねきケチャ、新体制で挑んだ1年ぶりのTDCホール「また新しい夢をどんどん叶えていきたいと思います」 まねきケチャ、<TDCでまねきケチャ2019>ライブレポート
鶴岡 舞
Pop'n'Roll Editor(編集者)
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まねきケチャが、2年連続となるTOKYO DOME CITY HALLでのワンマンライブ<TDCでまねきケチャ2019>を2019年1月5日(土)に開催した。2018年12月15日に篠原葵が加入し、宮内凛、中川美優、松下玲緒菜、深瀬美桜、篠原葵の新たな5人体制をスタートさせたまねきケチャ。そんな彼女たちの新体制で行う初めてのワンマンライブとなったこの日の模様をお届けしよう。
まねきケチャ<TDCでまねきケチャ2019>|TOKYO DOME CITY HALL(2019年1月5日)
お正月をモチーフにしたアニメーションの中で、宮内凛、中川美優、松下玲緒菜、深瀬美桜、篠原葵の順にメンバーとともにそれぞれのまねき獣の紹介映像が流れたのちに、ステージに姿を現した5人。勢いよく「告白のススメ」から<TDCでまねきケチャ2019>の幕を開ける。セリフパートで1人ひとりが胸キュンフレーズを披露すると、会場からは歓声が起こる。ソロパートに合わせて、オフィシャルグッズのペンライトが自動でメンバーカラーに変化する演出が、本日がまねきケチャのワンマンライブであることをより強く感じさせる。
続く「ありよりのあり」では、袴を身にまとった6人のバッグダンサーが登場。爽快なギターチューンに乗せて、会場に響くコール&レスポンスが印象的だ。自己紹介MCを経て、宮内が“みなさん、手をあげてください! いっぱい声出してくださいね”と「冗談じゃないね」をアクト。このキラーチューンにフロアの温度は一気に急上昇する。そのまま、深瀬のソロ曲「ジャンプ」へ。深瀬が華麗にアクロバットをキメる。アッパーな楽曲を畳み掛けたかと思うと、アニメ『おこしやす、ちとせちゃん』のエンディングテーマ「いつかどこかで」を可愛らしく披露すると、1月11日放送の『おこしやす、ちとせちゃん』には副音声でまねきケチャが登場するという嬉しいニュースを発表。
まねきケチャでは恒例の衣装紹介のコーナーへ。今回の衣装は、『おこしやす、ちとせちゃん』の舞台が京都であることから和のテイストが入っているとのこと。1人ずつセンターでターンし、ポーズをキメる。宮内は“今までの衣装で1番好きかも”、松下は“靴も可愛いんです、いつもありがとうございます”と、感想や衣装さんへの思いを語った。
“続いての曲にいきたいんですけど、みなさん声出せますか?”という深瀬の煽りから「キミに届け」をパフォーマンス。その後には、“みんな、ハート作る準備できていますか”という松下の語りから「漫画みたいに恋したい」をキュートに披露すると、続いて“みなさん、たくさん振りコピしてください”という宮内の言葉のあと「Guess!!」へ。EDM調な楽曲に乗りながら、カラフルなレーザーが交差する中でメンバーはクールなダンスで魅せていく。
“次はなんと! 新曲発表です!”と「いつかどこかで」のカップリング曲である「ワンチャンス」を初披露。“ここでは盛り上がってほしいところがあるので今から教えます”と松下を中心に振りコピと掛け声の練習を開始。2回練習するが、松下は“足りない!”、宮内からは“みんないつもTwitterだと、(ワンチャンって)めっちゃ言ってんじゃん”と厳しい指摘で笑いを誘った。いざ楽曲が始まると、力強いロックサウンドに乗せて、練習時よりも大きな“ワンチャン”コールを響かせる。
サイリウムを刀に見立ててパフォーマンスする「一刀両断」へ。5人は見事なサイリウムさばきで魅せる。「あたしの残り全部あげる」は、新メンバーの篠原以外の4人でステージに立って丁寧に歌い上げた。
『TDCで書き初めケチャ』のコーナーでは、トークイベント『まねきケチャ強化計画』で、MC、構成やトークの先生を務めている石橋哲也を迎えて、メンバーが本番直前に書いた書き初めを披露。テーマは、2019年の抱負。宮内は“晴”、篠原は“垢抜ける”、深瀬は“チャレンジ”、松下は“かまない”、中川は“記憶”という自身がしたためた書き初めを前にして、個性溢れる決意表明をしていった。
12曲目の「SPLASH」では、キャッチーなメロディとラップに乗せて、タオルを振り回す。曲終わりにはメンバーが客席にタオルを投げ入れるサプライズも。続けて「カクカクシカジカ」を歌った4人は、“好きな人のためにもっと可愛くなりたい”という思いがこめられた「昨日のあたしに負けたくないの」、モンスターに扮したダンサーとともに「モンスターとケチャ」を披露する。
篠原を再びステージに迎え入れ、ライブが終盤に近づいたということで5人はそれぞれ今回のワンマンへの思いを語る。
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