【レポート】飯窪春菜「我がモーニング娘。人生に一片の悔い無し」モーニング娘。'18を卒業
Pop'n'Roll 編集部
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<モーニング娘。'18 コンサートツアー秋 ~GET SET, GO!~ファイナル 飯窪春菜卒業スペシャル>が12月16日(日)に日本武道館にて開催され、同公演をもってサブリーダーの飯窪春菜がグループを卒業した。
2011年9月29日にモーニング娘。10期メンバーとしてグループに加入し、2013年5月21日から現在までサブリーダーを担当した飯窪。この日のライブはソールドアウトの10000人を動員し、日本・香港・台湾の映画館にてライブ・ビューイング中継されたほか、BSスカパー!でも生中継がおこなわれた。関係者席には道重さゆみ、矢島舞美、工藤遥らのほか、後輩グループのメンバー達の姿もあった。
満場の観客が待ち構える中、オープニングアクトにBEYOOOOONDSのアクトを経て、ライブは最新シングル曲「自由な国だから」からスタート。スクリーンの後ろからクールに登場した12人の姿に開場が一気に湧き上がる。
最初のMCから「最後まで全力でやりたいと思います。目に焼き付けてください!」と呼びかける飯窪だったが、ここで前日の15日公演で発表された卒業後の展開についてもしっかり告知。飯窪は今後の芸能活動継続に加え、新たにバーチャルアイドル「Ni-na(ニーナ)」をプロデュースすることを発表されており、公演後には早くもYouTubeチャンネルで動画も公開された。
スクリーンに映し出されたNi-naを前にして、生田衣梨奈が「飯窪さん、ニーナちゃんを世界一のアイドルにするって言ってるんですけど!みんな気付かないの?ここにかわいさ、美しさ、全てをかねを備えてる私がいるのに!」と若干噛みつつお馴染みの自推しで食い込んでいくのも娘。クオリティ。残り少ない飯窪との絡み機会を惜しみつつ、会場からは笑いがおこる。
また、中盤ではハロー!プロジェクトリーダーの和田彩花(アンジュルム)も花束を持って現れ、飯窪をねぎらう手紙を読み上げた。
■和田彩花の手紙 読み上げ全文
はるなんへ
ご卒業おめでとうございます。
思い返すと、はるなんがハロー!プロジェクトに加入して数ヶ月ほど経ったときには、既に私とはるなんとの間に友情ができていたと思います。
グループを超えてたくさんの時間を一緒に過ごしてきましたので、ハロー!プロジェクトを代表してではありますが、はるなんの友人としての言葉も入ることを先にお断りしておきます。
私たちはお仕事の仲間というよりも同い年として話すことが多く、それもずいぶん偏った話をよくしました。宇宙の果てについて、生きることについて、人類について、出会った時から今も変わらずそんな話をしています。こんな壮大なテーマを話し合えるのははるなんだからできたことです。
とはいえ、私たちの共通点は実はあまりありません。趣味も違います。むしろ話をしていて趣味は合わないなと思うことも多々あります。ですが一緒にいてお互いを認め、励まし合っていたのも事実でとても大切な存在です。
そして、そんなはるなんがファンの皆さんの前で見せてきた姿は、私がいつも見ていたはるなんではありませんでした。それを知ったのは先月行なわれたはるなんのバースデーイベントのでのことです。ステージ上にいる時のはるなんはいつもより幼く見えました。そしてそんなはるなんをファンの皆さんはずっと暖かく見守っているのです。ステージ上にいるときのはるなんがいつもより幼く感じたのは、そんな暖かさたくさんの方に見守られてきたからなんでしょう。とても素敵な関係だなと思いました。
それからあっという間に今日になりました。きっと今日もたくさんの方に見守られながら新しい一歩を踏み出すのだろうと思います。最後まで素敵な思い出をみんなで作ってください。
そして、これからも、はるなんは私にとって大切な存在です。
あらためてご卒業おめでとうございます。
アンジュルム 和田彩花
後半戦は最新シングル曲「フラリ銀座」を皮切りに、歴代の人気曲をupdateバージョン中心にメドレーブロックへと突入。会場のボルテージも最高潮のまま本編ラストはセンターステージに駆け出し、熱い掛け声に囲まれての「What is LOVE?」で締めくくった。
アンコールでは飯窪がハニー色のドレス姿で登場し、ファンへとむけた手紙を読み上げた。