【レポート】飯窪春菜「我がモーニング娘。人生に一片の悔い無し」モーニング娘。'18を卒業

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■飯窪春菜の手紙　読み上げ全文

私、飯窪春菜は2011年9月29日に元気印オーディションでモーニング娘。10期メンバーとして加入しました。そこから約7年3ヶ月、私はモーニング娘。としてかけがえのない日々を過ごしてきました。

普通じゃ経験できないこと、大切なものがたくさんできたこと、自分だけの人生では気づくことができなかったこと、私の人生を色濃く彩ってくれたのがモーニング娘。です。元気印オーディションからということで集まった4人は本当に元気で、10期最強伝説！とか言いながらどのメンバーよりはっちゃけていたと思います。

そんな楽しい日々の中で、正直しんどいこともたくさんありました。歌、ダンスが未経験っていうことだけじゃなく、加入した時点で9期・10期の中で最年長。何もできない最年長でいることが何よりしんどかったです。それでも、めげずに、折れずに、ここまでやってこれたのは、どんなときでも応援してくれる人が必ずいたからです。私は1番、皆さんの応援のパワーの凄さを知っている自信があります！

今皆さんの目の前にいる飯窪春菜は、この7年の間に作っていただいたものだと思っています。指の先、足の先、髪の毛一方一本まで皆さんに作ってもらった私なんです。だからこの身全部が、これからの人生の大きな財産です。

この感謝の気持ちをどうやって返そうと思った時に、私のことを好きだと言ってくださる人たちの前に、この先もずっと在り続けることだと思いました。そして今までも言ってきたけど、私の人生で1番大切なのは私のファンの方です。 未来永劫、大好きでいることを誓います。私って"重い女”なんですよ。だから絶対好きですよ！

そしてメンバーのみんな。今までサブリーダーとして、12期教育係として至らない点がたくさんありました。逆にどこがちゃんとできていたんだろうっていう位。それでも話すときにはいつもしっかり目を見て聞いてくれて、理解してくれて、ああみんなで支え合ってグループの形ができていくんだなと気づかせてくれました。12期がね、固まってワイワイしている姿を見るとそれだけで可愛くて泣きそうになるんです。いい教育係ではなかったけど、そんな私に「飯窪さんは12期のお母さんです」って言ってくれたことがどれだけ嬉しかったか。本当にありがとう。

モーニング娘。としての活動は今日で終わりますが、これからも皆さんの前に在り続けるために、今日のこの卒業公演は私にとって次につながる公演にしたいです。ツアータイトルも「GET SET, GO!」ですし、次の未来のためにヨーイドンしたいと思います。
7年間本当にありがとうございました。

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会場全体からの拍手をうけ、飯窪は「恋ING」をソロで披露。そのあとにメンバー全員が出てきて言葉を贈るセレモニーが行われる。森戸知沙希は「いなくなってしまうのはすごく寂しいですけど、これからも大好きです。応援しています」とストレートに思いを伝えた。飯窪卒業後もラジオ『MBSヤングタウン』（ヤンタン）での共演が続く横山玲奈は「飯窪さんはモーニング娘。のさんまさん」と飯窪を讃えた。加賀楓は感謝の念とともに「これからもオタ友としてよろしくお願いします。そしてアイドル育成がんばりましょう」と今後へ向けた前向きコメント。

12期の羽賀朱音は「飯窪さんに怒られたこともたくさんあったけど、その分褒められた時は本当に嬉しかった。これからも褒めていただけるようにがんばります」と涙。牧野真莉愛は「飯窪さんにもらった新庄のカードは宝物です。かっとばせーはーるーな！」とメロまで入れた長尺の野球エールを贈り、野中美希は「飯窪さんみたいに素敵な人になりたいです」と涙をこらえて語った。11期の小田さくらは「信頼関係ができて、飯窪さんとしょうもない話するのが楽しくてしょうがなかったです。卒業後はたまにそういう話をしにいきますので、ネタ貯めておいてください」と明るくコメントした。

同期の佐藤優樹は「最近になって“あ、はるなんってこんな顔もするんだ”って気づくこともあって、もっと話せばよかったって後悔してます。でも10期メンバーであることはこれからも変わらないので、疫病神のようについていってやりたいと思います。卒業おめでとう」と終始飯窪のツッコミを受けながらもトーク。石田亜佑美は「初期の頃、自分たちのことを”マイベストビジネスパートナー”って言ってて、認められたみたいで嬉しかった。はるなんには助けられてばっかりで、苦しい時に気づいてあげられなくてごめんね。初期の頃の自分に“お前はこれから何回もはるなんに救われるぞ”って言ってやりたい」と語る。

4年間サブリーダーを共に務めてきた生田衣梨奈は、「サブリーダーとして後輩の変化に気づいて、自分だったら絶対言えないようなところをはるなんは率先して言ってくれてたりしました。こっちのほうが先輩なのに“すごい”と感じたし、今後は安泰だと保証します」とお墨付き。最後に譜久村聖は「心臓がバクバクしてる」といいながら先に飯窪とハグし、「はるなんの卒業が決まってから、今まで助けられてたことに“ありがとう”ってたくさん思いました。真面目なこともふざけたこともたくさんできる仲間になれた。はるなんがたくさんの子達を導いてくれて、だからこそ、こんなに感謝している人達がいっぱいいるんだと思うよ。卒業おめでとう」と飯窪を送り出す言葉を贈る。

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セレモニー後には、飯窪にフィーチャーした最新シングル曲「Y字路の途中」を披露。そして飯窪のみがステージ裏にハケ、のこる11人で新曲「I surrender 愛されど愛」が披露された。ラストは飯窪も戻ってきての「One・Two・Three(updated)」「わがまま 気のまま 愛のジョーク」で熱く締めくくる。

鳴り止まないダブルアンコールに最後ステージへと戻ってきて飯窪春菜は、観客への感謝の思いを直接伝えると同時に。「我がモーニング娘。人生に一片の悔い無し！　今日は本当にどうもありがとうございました」と涙ながらに右手を突き上げステージを降りた。

飯窪春菜は今後、芸能活動を継続。明日17日（月）12:00から個人SNSもスタートするとのことだ。バーチャルアイドル「Ni-na（ニーナ）」のプロデュースも始動し、オタク趣味とアイドルとしてのキャリアを兼ね備えた彼女らしい動きに注目が集まる。飯窪の卒業に伴ってのモーニング娘。サブリーダー引き継ぎはなし。これまで飯窪と2人体制でサブリーダーをつとめていた生田衣梨奈が今後は単独でサブリーダーを務めていく。

モーニング娘。'18は11人体制で活動を継続し、来年3月13日にはベストアルバム『ベスト！モーニング娘。20th Anniversary』をリリース。また野中美希が12月末から2019年2月中旬まで短期留学のためグループ活動を休止することも発表されており、年末のハロー！プロジェクト　カウントダウンコンサート、及び新春コンサートツアーと一部リリースイベントに関しては10人でコンサート・イベント出演をおこなう。