【連載】沖口優奈×株式会社ガイエ 配給宣伝事業部部長（後編）「みんなで映画を観ることは、“映画の学校”へ行くようなもの」マジカル・パンチライン 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第8回：株式会社ガイエ 配給宣伝事業部部長（後編）

マ・ドンソクさんの演技に感情を揺さぶられました（沖口）

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沖口：
上映作品はどういう基準で選んだんですか？

大場：
かつての＜東京国際ファンタスティック映画祭＞では、いろいろな国や地域のファンタスティックな映画を観てもらいたいと思って、上映作品を選んでいたんですね。今回はそのコンセプトを凝縮して、アメリカ代表、アジア代表、日本代表として、3本の映画を選びました。

沖口：
“3つの地域を代表するファンタスティックな映画”というコンセプトに基づいて、それぞれの地域を代表するに相応しい映画を選んでいったんですね。

大場：
そうですね。ただ、選考はギリギリまで悩みましたけどね。チケット発売の前週にようやく決まりました。東京国際映画祭ではプログラムチラシを作成してありますが、そこには作品が2本しか記載されていないんです。間に合わなくって（苦笑）。しょうがないから、あと1本はお楽しみってことで、事務局側にはお願いしました（笑）。

沖口：
（チラシを眺めながら）あ、本当だっ！

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大場：
もう関係各位からすごく怒られましたよ。でも、せっかくやるんですから、納得のいくものにしたいと思って、ギリギリまで粘ったんです。

沖口：
私、今回上映される『悪人伝』を観たんです。

大場：
“全員悪者”っていう映画ですけど、どうでした？

沖口：
私、いわゆる“マフィア映画”が初めてだったんで、最初は殴り合いがあったり、血なまぐさかったりするのかなと思っていたんですけど、そういう部分もありつつ、殺人犯を追いかけていくスリリングさがあったり、カーチェイスにハラハラさせられたり、いろいろな要素が入っているんだなと思いました。主演のマ・ドンソクさんの役って、すごくいい人っぽいじゃないですか。でも、そう思っていると次の瞬間に裏切られたりして、見応えがありました。すごく楽しかったです！

大場：
それはよかったです！　マ・ドンソクの演じる主人公は悪人なんだけど、どこか憎めないところもあるんですよね。

沖口：
はい、そこに心を持っていかれました！　嫌いになれない悪人なんですよね。

大場：
そうなんです。義理堅いところがあったり……なんて思っていると、凶悪な一面を見せるんですよね。

沖口：
そういう裏切りが何度もあって、すごく感情を揺さぶられましたね。マ・ドンソクさんのファンになりました。犯人役の俳優さんも、すごくカッコいいんですけど、最終的にはドンソクさんに魅せられましたね。

大場：
彼は今、ハリウッドでも注目されている俳優なんですよ。日本でもファンが急増しています。“マ・ドンソク＋ラブリー”を略して“マブリー”なんて呼ばれているんです。この映画を観ると、人間はしょせん悪人で、その中にわずかな正義を持っているのが人間という生き物として正解なのかも？なんてことを考えてしまいます。ちなみに、『悪人伝』はハリウッドでのリメイクも決定していて、シルヴェスター・スタローンが製作するんです。マブリーはスタローンの大ファンで、スタローンの代表作の1つ『オーバー・ザ・トップ』をオマージュした映画を製作したりもしているんです。今度は自分がやった役をスタローンが製作するので、彼はきっと今、天にも昇る気持ちだと思いますね。韓国には、このほかにも裏社会を描いた映画がたくさんあるんですが、いずれもストーリーが面白いんです。よく出来た作品が多いんですよ。

沖口：
『悪人伝』は、物語もスッと入ってきて面白かったです！　私と同世代の女の子にもオススメしたいですね。今日は、人生のためになるようなお話も聞かせていただけて、本当に勉強になりました。ありがとうございました！

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シン・ファンタ／復活!?東京国際ファンタスティック映画祭ナイト

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映画『悪人伝』
■ストーリー
凶悪なヤクザのボス、チャン・ドンス（マ・ドンソク）がある夜何者かにめった刺しにされる。事件の捜査にあたるのは、署内でも問題刑事として知られるチョン刑事。奇跡的に⼀命をとりとめたドンスとチョン刑事はともに共闘して犯⼈を追い詰めることに…。

■キャスト
マ・ドンソク『新感染 ファイナル・エクスプレス』、キム・ムヨル『代立軍　ウォリアーズ・オブ・ドーン』、キム・ソンギュ『犯罪都市』、ユ・スンモク『1987、ある闘いの真実 』、チェ・ミンチョル『王の運命―歴史を変えた八日間―』、キム・ユンソン『新しき世界』

■スタッフ
監督・脚本：イ・ウォンテ／撮影：パク・セスン『上流階級』／音楽：チョ・ヨンウク『タクシー運転手 ～約束は海を越えて～』
配給：クロックワークス　© 2019 KIWI MEDIA GROUP. ALL RIGHTS RESERVED
2020年夏公開

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マジカル・パンチライン インフォメーション

結成4周年記念1stフルアルバム『タイトル未定』
発売日：2020年2月19日

ライブ・イベント情報
11月2日（土）聖学院大学 ヴェリタス祭
11月9日（土）清水ひまわり生誕祭＠南青山Future SEVEN
11月17日（日）ミュージックパーク～Girls&Music Theater～＠新宿ReNY
11月23日（土）マジファンクラブBBQ Party
11月24日（日）日高かわせみの里ツーデ―ウォーク
12月21日（土）浅野杏奈生誕祭＠南青山Future SEVEN
12月22日（日）エアトリ presents 毎日がクリスマス～マジ☆クリ2019〜マジでハッピーなクリスマス！〜
1月2日（木）・3日（金）　TIP×@JAM ニューイヤープレミアムパーティー2020