【連載】沖口優奈×『GoodMorning』代表取締役社長（後編）「自分にも何かできるかなと考えてもらえるような場に育てていきたい」マジカル・パンチライン 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第5回：『GoodMorning』代表取締役社長・酒向萌実（後編）

笑顔が増えそうなプロジェクトがたくさんありました（沖口）

ポスト

沖口：
私は大阪から上京してきたんですけど……。

酒向：
関西弁、可愛いですね！

沖口：
ははは（笑）。それで、今は学生ではなくて、このタイミングで、新しい友達を作るのって、なかなか難しくて。相談できる友達は大阪にいるし、両親には心配かけたくないし……上京してきた時点で、もう心配をかけちゃっているので。保健室欲しいです！　酒向さんは、クラウドファンディングをお手伝いする仕事をされていると思うんですけど、仕事をしていてやりがいを感じる瞬間は、どんな時ですか？

酒向：
GoodMorningが扱っているのは、社会課題という領域なので、社会が前進したなと感じることがあるんです。待機児童の問題でいえば、もともと数年前から保育園を増やそうという動きがあったんですね。その時に男性の育休取得を義務化した方がよいのではという意見が出ていたんです。女性だけ休むようになっているから優先度が上がらないし、そういうことを決定する政府には男性が多いので、どこか他人事になっている部分があるんじゃないか、義務化すれば意識が変わるのではという提案がなされたんです。最近では、男性の育休についての話題が自分の周りからも出てきたり、実際に国会でも取り上げられました。クラウドファンディングで、待機児童のためのお金を集めることをやってきましたが、それだけで終わらず、国の制度を作っている人とか、クラウドファンディングに関わっていない人の話題にもなるようになりました。そういうことがあると、やりがいを感じますよね。

沖口：
クラウドファンディングには国会に影響を及ぼす可能性があるということですね。すごいです！　普通に生活をしていると、国会に影響を与えられることって、投票に行くことくらいしかないのに。私は、アイドルがニュースを討論する番組に出演していて、そこでも若者の投票率が低いし、また人口の割合も高齢者の方が多いので、若者の意見が届きにくいという話題が何度か取り上げられているんです。でも、GoodMorningでは、若者の投票率を上げるためのクラウドファンディングも立ち上げているんですよね。そういうことも、クラウドファンディングでできるのかって驚きました。自分の身近な生活の中に、クラウドファンディングがたくさん利用されているんだと、今回は勉強になりました。

酒向：
アイドルの方たちがクラウドファンディングを利用して行っているプロジェクトも、社会課題のプロジェクトと大きく違うかというと、そんなこともないと思うんですよ。例えば、写真集を作りますというプロジェクトを立ち上げたとしたら、今までのファンの方も支援してくれるでしょうけど、それ以外の方がファンになってくれるチャンスが生まれることもあると思うんです。同じように、社会課題も、クラウドファンディングを利用することで、それまでその課題を考えてきた人たちだけでなく、そのほかの人たちに対して、こういう課題があるから一緒に考えようよって声をかける機会になると思います。社会課題でも、アイドルでも、クラウドファンディングを利用して、ちょっと輪を拡大するという部分は変わらないんです。

沖口：
お金を集めるだけじゃなくて、仲間も増やせるんですね。

酒向：
そうですね。関係する人を増やしていく、そんなイメージなんですよ。

沖口：
お話を伺って、私自身も、将来的に役に立てることがあれば、参加したいなと思いました。

酒向：
それは嬉しいです。GoodMorningのホームページを眺めていると、こんな社会課題もあるんだなって気づかされると思いますし、なんだか本当に社会が変わるような気がしませんか？

沖口：
笑顔が増えそうなプロジェクトがたくさんありました。

酒向：
先ほど話に出た投票率を上げることをはじめ、政治問題なんかは、自分とは関係ないと思いがちですけど、もっと身近に感じてもらえると思うんです。そういう存在にGoodMorningがなっていければいいなと思っています。1人では何も変えられないと思っている方もいるでしょうけど、1人も動かなければ何も始まらないんです。そういうところをちゃんと伝えていきたいと思っています。

ポスト

沖口：
個人的なこともお聞きしたいんですけど、ストレスの解消法はありますか？

酒向：
ひたすらクラブで踊っています（笑）。

沖口：
ようやく今日のファッションと話が結びつきました（笑）。

酒向：
自分の肩書や、仕事の評価がなくなったら、自分はどうなってしまうんだろう、仕事を頑張って評価され続けなければ私は“0点”になるんじゃないか……そういう不安な気持ちが、きっと大きなストレスを生むと思うので、私が何者でもなくても、一緒に遊んでくれる人、一緒に楽しいことができる人が周りにいることが、一番の心の支えになっていると思いますね。

沖口：
やっぱり友達は大事ですね。

酒向：
大事だと思いますね。

沖口：
私、よく“１人カラオケ”に行くんです。それも楽しいんですけど、地元に帰って、友達と行くカラオケって、その数千倍楽しいんですよね（笑）。やっぱり友達と遊ぶことって、楽しいなと思います。

酒向：
本当にそうですよね。なんか、めっちゃ普通の答えで申し訳ないですけど（笑）、本当に友達って大事だと思います。

沖口：
では、最後に、GoodMorningの代表として、これから目指すところを教えてください。

酒向：
GoodMorningは、クラウドファンディングでいろいろなプロジェクトを扱っていて、そのリストを見ると、いろいろなことに挑戦している人がいるんだなということが知っていただけると思うんですよ。でも、まだまだ、そのプロジェクトによって社会が前進したんだということが可視化できていないんです。まずはそこが課題ですね。GoodMorningを見てくれた人が、社会って前に進んでいるんだということを実感できて、自分にも何かできるかなと考えてもらえるような場に、GoodMorningを育てていきたいですね。

ポスト

ポスト

マジカル・パンチライン イベント＆ライブ情報
7月28日（日）＜吉澤悠華、吉田優良里 合同生誕祭＞　南青山Future SEVEN
8月2日（金）・3日（土）4日（日）＜TOKYO IDOL FESTIVAL2019＞
8月10日（土）＜リリースイベント＞　イオンモール幕張新都心
8月15日（木）＜MARQUEE祭 vol.37＞
8月25日（日）＜@JAM EXPO 2019＞

＜ハロウィンツアー＞
10月13日（日）愛知・名古屋ライブホールM.I.D
10月14日（月・祝）大阪・梅田Shangri-la
10月20日（日）神奈川・横浜Bay Hall

オフィシャルファンクラブサイト『マジファンクラブ』
7月16日正午にオフィシャルファンクラブサイト『マジファンクラブ』の開設が決定。

公演チケットの先行販売やフォトライブラリ、オリジナルムービー、誕生日メールほか、イベント開催も予定。