Couleur Clarity［インタビュー］コスプレイヤー7名の“同人アイドル”が挑むデビューライブへの情熱と覚悟「これまでコスプレ活動しかしてこなかった私たちに対するイメージが、180度変わって“すごい！”って思ってもらえれば嬉しい」Couleur Clarity＜1st ワンマンライブ～はじまりのパレット～＞インタビュー

撮影：河邉有実莉
編集協力：竹内伸一

ずっとやってみたかったことを初めてできる日が近づいていて、すごくわくわくしています（本田）

――いよいよ1stワンマンライブ＜～はじまりのパレット～＞の開催が迫ってきました。現在の率直な心境はいかがですか？

紗愛：
私は、不安が3割、楽しみが7割という感じです。不安はあるんですけど、今、詰めて練習をしているんで、そこでなんとかなるといいなって（笑）。あんまり不安になり過ぎても、マイナスになるばかりなんで、ポジティブに考えようっと思っていますね。

――どういう部分に不安を感じているんですか？

紗愛：
一昨日、1日練習したんですよ。それがボロボロで（笑）。

一同：
はははは（爆笑）。

紗愛：
笑いが起こるってことは、みんなもそう思っているっていうことですよね（笑）。通しで練習をしてみて不安が大きくはなりましたけど、初めて通してやってみたという段階なので、こんなもんだろうなっていう甘い考えもあります（笑）。

大河：
完璧にやりたいというか、成功させたいからこその不安っていう部分はありますね。失敗したくないって思ってしまいます。

紗愛：
せめて観せられるものにしたい。今の段階ではまだ“おゆうぎ会”なんですよ（笑）。なので、カバーとかもするんですけど、本家までとはいかないにしても、近いものにしたいなって思います。

本田：
レッスンの時にはあまり気づかなかったんですけど、一昨日のリハで課題点がたくさん見つかったので、それは逆によかったと思っていて。わからないままにしている方が不安なので。リハの様子を撮影した動画を見返して、気になるところはメモしたり……自分のところだけですけど。そうやって改善点を見つけるようにしています。でも、楽しみが勝っているっていうのは私も同じで、ずっとやってみたかったことを初めてできる日が、すぐそこまで近づいているっていうことで、すごくわくわくしています。みんなで“やってよかった！”って笑顔で終わらせたいので、雲行きが怪しいところは、全部取り除いておきたいなとは思います。

――個人ではできていても、みんなで合わせるとウマくいかないこともあるじゃないですか。今はそういう部分を詰めていく作業をしていると思うのですが、合わないところなどはメンバー同士で指摘し合うんですか？

紗愛：
けっこう言ってるよね？

一同：
（うなずく）

紗愛：
ダンスの先生にも指摘してもらうようにしています。練習ではいつも動画を撮るようにしていて、自分で観て確認できるようにもしています。

――それぞれが課題点をしっかりと把握しながら進めているんですね。

本田：
でも課題が多すぎるので……（苦笑）。まだ見つけられていないところもあると思うし。お互いに課題点を探して言い合うっていうことを、本番まで続けていけたらなって思います。

――ライブ本番の内容はもう決まっているんですか？

紗愛：
決まっています！　振りももう全部入っています。あとは踊り込んでできるようになるだけ（笑）。

――あとは身体で覚えていくと。

本田：
ホント、それに尽きます（笑）。

紗愛：
そうするしかないよね（笑）。

大河：
急に曲がかかっても踊れるようになりたいよね（笑）。無意識にできるくらいになりたいです。

紗愛：
アイドルさんを観ていると振りをやりながら、ファンサービスもしているじゃないですか。それができてこそのアイドルだなって思うので、それができるくらいの余裕が必要なんですよね。そうなるにはまだまだいろいろあるなって思います。

――ステージで自分自身を表現する上で意識していることは？

大河：
曲の歌詞だったり、曲調だったり、MVの雰囲気だったりを研究して、例えば暗い雰囲気の曲だったら、悲しそうな表情をしたりだとか、指先まで綺麗に表現してみたりだとか、そういうことは考えてやっています。

紗愛：
曲の雰囲気によって、どう表現するのかは考えるよね。

大河：
暗い雰囲気の曲の次は明るい曲をやるとか……ギャップがあった方がお客さんも楽しめると思うので、そういうところも意識しています。でも、表現するって難しいですね。

花宮：
今回のライブではカバーもやるので、カバーだと目指すところが明確にありますよね。自分たちの曲の場合は、それぞれの個性を見せることが目標になるのかなって思うので、自分が目標としているアイドルの表情や表現力を参考にして、真似しながら自分の表現を作っていければいいのかなって思っています。

――目指すべきところに近づけていくという意味では、アイドルのカバーはコスプレに近いところがあるのかもしれないですね。対象が2次元なのか3次元なのかという違いはありますが。

花宮：
そうですね。

紗愛：
近いかもしれないです。

大河：
似せるっていう意味では同じかもしれないですね。

――そういう意味では、みなさん、表現するということに慣れているのかもしれませんね。

紗愛：
あ、でも静止画と動きがあるものとでは、また違うんですよ（笑）。違った難しさがあります。

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