マーキュロ 藍咲ユウリ、我執キル、雅楽代カミテ、珖夜ゼラ［インタビュー］“絶望”を歌うサブカル系アイドルグループの正体「自分が一般人だったら、絶対マーキュロを好きになっている」マーキュロ 藍咲ユウリ、我執キル、雅楽代カミテ、珖夜ゼラ インタビュー

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V系やサブカル系をアイドルに落とし込んでいければ、唯一無二になれると思います（ユウリ）

——みなさんのメイクや髪型、ビジュアル面のこだわりを教えてください。

ゼラ：
僕はメンズっぽく。あまり性別を気にせずに生きてきたからどっちにもなれるように。日によっては女の子だし、今日は男の子だし、みたいな、そういう性別に囚われないような見た目は気にしています。デフォルトが女の子な感じではないから、そのままを曝け出している感じですね。

カミテ：
私は今以上に化粧を濃くしたくないと思っていて。最初は馴染まなきゃと思って濃くしていたんですけど、それは自分ではないと思って。自分はキュルキュルでいたいです。キラキラ〜キュルキュル〜なんですけど、それでライブは暗い顔するっていうギャップを楽しんでほしい。和風な感じの姫もやりたいです。ツインテールだけじゃなくて、黒髪を下ろして、みたいなこともやりたいです。

キル：
自分はカッコよくですね、男よりカッコよく！　そこは大事にしてます。全人類からモテたいので。

ユウリ：
赤と青のカラーリングを1年くらい続けてるんですけど、以前、冬将軍さんに“キカイダーカラー”って記事に書いていただいて。実際に“君がキカイダーか！”と言って来てくれる人が増えたんですよ。もともと、ずっと青いウルフ（カット）でやってきて、マーキュロクロム液をひっかけたイメージでここら辺（右側）を赤にしたのが始まりです。たまにはイメチェンしてもいいかなとも思うんですけど、デフォはこれでいたいなって。唯一無二というか、印象に残るようになりたいなと思って。目と爪も青と赤で、ばっちり合わせております。これでアイコンになれたら！　そのほかは、中性的であったり、カッコいい系を目指してます。

——MCを聞いていていつも思うんですけど、ユウリさん、声がいいですよね。男前役をやる声優さんみたいで。

ユウリ：
嬉しいです！　そうありたい。

——そういうビジュアル面や音楽面を含めて、アイドルシーンにおける自分たちのポジションをどう見ていますか？

ユウリ：
V系のファンが来てくださったり。この前もロットン（ROTTENGRAFFTY）さんのファンが来てくださって。“マーキュロの「絶望セカイ」とロットンの「金色グラフティー」って似てるよね”って言ってくださって。いい感じにV系やサブカル系をアイドルに落とし込んでいければ、唯一無二になれると思います。

——ほかのアイドルと比べて、マーキュロが優れているところはどこですか？

キル：
（両手で中指を立てて）これや！

ユウリ：
豊洲PITの花道のど真ん中で、しかも代打で出させていただいたイベントなのに、中指を立ててしまいました。

——ああ、年末のHEROINES主催イベント（2022年12月30日開催＜IDOL NEW YEARS LIVE＞）ですね。

ユウリ：
そうです！　他人さまのイベントですみません。

キル：
みんなのマインドが（両手で中指を立てて）これじゃね？

ゼラ＆ユウリ：
うんうん。

カミテ：
私はこれまで生きてきて中指を立てることがなかったから……。

一同：
（笑）。

カミテ：
友達とふざけてやることはあったけど、なんかカッコ悪いなって思ってた。でも、マーキュロだとカッコよくできる。

——やってみたら気持ちよかったんですね。

カミテ：
うん！

——みなさん、自信を持って中指立てているのがすごいなって思います。

キル：
やらせなしです。

——折りたたみも、マーキュロはヲタクに土下座させるのも本気ですよね。あの土下座ももっとちゃんとやらせたいですね。なんとなくしゃがむだけでなく。

キル：
そうですね。そこらへんはちゃんと教育していかないと！　なので、まず正しい土下座を僕がやろうかなと。自分がやらないと、みんなもやってくれないかなと。地面を舐めていこう！　トップバッター行きます！

ユウリ：
トップバッター!?　我々に続けと？

一同：
（大笑）