Hey!Mommy! 佐々木ひまわり・秋元悠里×槙田紗子［インタビュー後編］最強ダンスチューンを引っ提げて今夏を駆け抜ける彼女たちの強い決意「今年の夏は今まで以上に勝負だなって思っています」Hey!Mommy! 佐々木ひまわり・秋元悠里×槙田紗子 インタビュー後編

編集協力：竹内伸一

1つ盛り上がりを入れたいな、話題になる部分を入れたいなと思ったんですよ（槙田）

――サビのダンスは簡単なものにしたとおっしゃっていましたけど、間奏では複雑なダンスが出てきますよね。あれはタットダンスっていうんですか？

槙田：
そうですね。1個引っ掛かりを作るというか、曲の中で見どころを作ることが大事だと思うので、あのパートを入れました。私がHey!Mommy!で絶対にやっていることがあって、サビの振りは簡単でも、全編通して簡単にはしていないんです。Hey!Mommy!がやるんであれば、そういう見どころがほしいなと思って。「7777777」を最初に聴いた時、“裏切られた！”と思ったんですよ。普通、曲の展開として“1A→1B→1サビ→2A→2B→2サビ”って進むんですけど、この曲は2A→2Bと進むと間奏が来る構成なんです。それっていい意味で聴き手を裏切っているじゃないですか。だから、この間奏が曲のポイント的な部分だなと思って、ここは普通に踊っても絶対につまらないから、1つ盛り上がりを入れたいな、話題になる部分を入れたいなと思ったんですよ。それでシンクロダンスみたいなものにしました。細かい振りをめちゃめちゃ緻密に揃えることで、Hey!Mommy!のスキル面を見せられたらいいなと。

――あのパートは“パーティ行く準備をしている”というコンセプトなんですよね。

槙田：
YouTubeで（原）明日香が説明していましたけど、補足すると、最初の手の動きで、コスメのコンパクトを開けるのを表現していて、次が“メイクする→リップを塗る→髪の毛を巻く→服を着る”なんです。それで、手を前に出す動きが“出かける”っていうことで、“急いで電車に乗る→電車でもみくちゃになる→急停車してぶつかってしまって「ごめんなさい」”っていう感じなんですよ（笑）。

▲#14 宝くじ7枚勝負＆新曲「7777777」に込めた思い！Hey!Mommy!TV

――おふたりは、このパートは難しかったですか？

佐々木：
はい！

秋元：
とっても苦戦しました。

槙田：
この2人は“ダンス苦手組”なんですよ。まあ、Hey!Mommy!には簡単な振りがあんまりないんですけど（笑）。

秋元：
でも、この曲の間奏パートは1番苦戦しました。こういうダンスは初めてでしたし。もう難しかったです（笑）。

槙田：
悠里には、撮影当日まで“違う”って言ってました。“もう1回やって”って（笑）。

――どこに引っかかっていたんですか？

槙田：
“メイクする→リップ塗る”のところが引っかかってたよね。あそこはリズムを取るのがけっこう難しいんです。

秋元：
1人だけ速くなっちゃうんです。でも、MVは何とか乗り切りました（笑）。

――佐々木さんはどこに引っかかりましたか？

佐々木：
まず“シンクロダンス的なことをやるよ”って聞いた時から“うわ～、まじか～”って思っていたんです（笑）。“やばい、これ絶対に緻密に揃えるやつだ”って、ビクビクしながら振り入れしていました。

槙田：
ちゃんと揃えないといけないのは、この曲だけじゃないよ（笑）。

佐々木：
頑張ります、揃えます（笑）。でも、これまでここまで細かい振りはなかったですね（話しながら動きを確認する）。

――振りにストーリーがあると、覚えやすくなるんじゃないですか？

槙田：
それはあると思います。私は振りを入れる時に、カウントだけで説明をしないんです。“リップ、服着る、歩く”（リズムに乗って）そういう教え方をするので、“1・2・3・4”っていうカウントで覚えるんじゃなくて、メンバーはストーリーでインプットしているかもしれない。

秋元：
そうですね、カウントでは覚えてないです。

――ここは“電車に乗る”動きだというような感覚で覚えるんですね。

槙田：
“揺れて～揺れて～”。

佐々木・秋元：
“ごめんなさい！”（爆笑）。

秋元：
ライブの時もマイクなしで“ごめんなさい、通ります！”って言いながらやってます（笑）。そうなってしまうくらい、ストーリーで覚えていますね。

――ちなみにダンス・プラクティス動画なども公開の予定はありますか？（取材は5月下旬に実施）

槙田：
あります！　この記事が出る頃には公開されているはずです。

▲【Dance Practice】Hey!Mommy! / 7777777

――楽しみです！　間奏パート、おふたりに注目して観てみますね。

秋元：
たぶん大丈夫……だと思います（笑）。

――MVのコメントでも、間奏パートについての感想が多かったですよね。

槙田：
あそこのパートを覚えようとしているファンの方もけっこういるんですよ。

佐々木：
もう完璧に踊れる方もいらっしゃって。この前のライブで見かけて“えっ!?”ってびっくりしちゃって。

槙田：
ホントに？　それはすごい！

佐々木：
完璧に踊れるママ友さんがいるんですよ。すごく難しいのに、それをやろうと思うことがまず、すごいです！　初披露の時にも、やろうと頑張っていた方がいて、ウマくはできてなかったんですけど。

――その段階では、MVを1回観ただけですよね。

槙田：
それは無理だと思います（笑）。

佐々木：
でも、この前のライブではもうできていました（笑）。

――これから踊ってくれるファンの方も増えるでしょうし、ライブが楽しみですね。でも、そんなふうにすぐに覚えてくれるなんて、やっぱりMVってすごいですね。

槙田：
そうですね。ライブ以外の時間に、観れるものがあるっていうのは、すごくいいなと思います。