Hey!Mommy! 佐々木ひまわり・秋元悠里×槙田紗子［インタビュー前編］“アメリカンポップ”な世界観をたっぷりと詰め込んだ初のMV完成！「“この子のこのシーンはめっちゃいい顔してる！”という新しい気づきもありました」Hey!Mommy! 佐々木ひまわり・秋元悠里×槙田紗子 インタビュー前編

編集協力：竹内伸一

MVを中途半端な形では出したくなくて、ここまで温存してきた部分もある（槙田）

――新曲「7777777」のMVが5月19日（金）に公開になりました。このタイトルはなんと読むんですか？

▲【Music Video】Hey!Mommy! / 「7777777」

槙田：
“ナナナナナナナ”です。“ナ”が7個なんです。

秋元：
間違えちゃうんで、いつもこうやって（指を折って）数えています（笑）。

――間違えてしまいますよね。Hey!Mommy!にとって初のMVが完成して、今の率直なお気持ちは？

佐々木：
すごく嬉しいです。MVは夢の1つだったので。ファンの方も喜んでくださってすごく幸せな気持ちです。ファンの方への感謝の気持ちも改めてあふれてきました。

秋元：
念願のMVで、Hey!Mommy!の可愛さ、ハッピーさが詰まっていて、私もすごく嬉しいし、ファンの方が喜んでくださっているのもすごく嬉しいです。「7777777」のMVは、Hey!Mommy!がこれまで活動してきて、メンバーやファンの方のいろいろな想い出が詰まっている気がするので、すべての方への感謝の気持ちでいっぱいです。

――すごくポップでカラフルな映像ですよね。しかもメンバー1人ひとりにスポットが当たっていて、Hey!Mommy!の魅力がぎゅっと凝縮されている気がします。

槙田：
全編CGなので、グリーンバックで撮影したんですよ。だから、完成したものを観るまでどうなるかわからない状態でした。メンバーがいろいろなポーズをしていたり、いろいろと動いたりしていますけど、それもどう使われるのかわからないまま撮影をしました。“ここから飛び出してみて”って言われて、何度も表情を変えたりしながら撮ったり。完成したものを観ると“「Hey!」の文字から出てくるんだ！”みたいな驚きがありました。私としては、MVを中途半端な形では出したくなくて、ここまで温存してきた部分もあるんです。7人の個性が1年半かけて少しずつ光り始めてきていて、この曲でMVを作るというのは、すごく意味があることだと思っています。公開されてから、改めてMVをこのタイミングで出せてよかったなってすごく思いましたね。

――グリーンバックで撮影したという話が出ましたが、撮影の裏話などがあれば改めて聞かせてください。

秋元：
初めてのことだらけでした。グリーンバックで1人で踊るっていうのもあまりやったことがなかったので、楽しかったんですけど緊張もしました（笑）。

――どこが使われるのかわからないままの撮影ということは、ずっとカメラが回っていたんじゃないですか？

秋元：
そうですね。“いろいろな動きをして”って言われてやっていたんですけど、確かにどこを使われるのかわからないままやっていました（笑）。どの歌詞でこの動きが使われるのかもわからなくて。とりあえず言われた通りやってみる……指示されたのを受けて、忠実にやりつつ、自分らしさも出すという感じでした。

――MVでは、リップを塗っている秋元さんがいっぱい出てきますね。

秋元：
そうなんです！　まさかあんなふうにいろいろな私が出てくるとは思いませんでした（笑）。“あ、こんなふうになるんだ！”ってとてもびっくりしました。

佐々木：
撮影した時は、＜SP定期公演 School of IDOL Season2＞（4月15日（土）に下北沢シャングリラにて開催）の前だったんです。（ライブに向けて）ダンスとか詰めて練習していたのに加えて、初めてのMV撮影だったので緊張もしていて、頭がいっぱいいっぱいでした。撮影の直前まで、みんなでのダンスの練習をしていたんですけど、みんな“やばいやばい”って（笑）。撮影現場には、小道具がいっぱい置いてあったんですよ。最年少の平松栞奈のソロの撮影では切ったスイカが置いてあって。“あ、栞奈はスイカを食べるんだ”って、そういう1つひとつのことにいちいちびっくりしていました（笑）。

――初めてだと、すべてにびっくりしてしまいますよね。槙田さんから見て、撮影当日のメンバーはどんな様子でしたか？

槙田：
ひまわりはマジで緊張していました（笑）。みんな緊張していたんですけど、緊張の仕方が人それぞれなんですよ。ひまわりは自分の世界に没入するタイプで、ライブの前とか、壁に向かってずっと踊っているんです。しかもその時の顔が険しすぎて（笑）。それを見て、私はクスクス笑っているんですけど、本人はそれにまったく気づいていないくらい入り込んでいるんですよ。“緊張しすぎじゃない？”って心配になります。撮影では、ダンスシーンをソロで撮ったんですけど、作島藍は“緊張するから盛り上げて”ってメンバーに助けを求めていました（笑）。MVって音は録らないじゃないですか。だからみんなで“うわ～、可愛い～！”って声を上げて。でもその声がうるさすぎて、藍ちゃん、（楽曲の）音が聴こえなかったと思います（笑）。

佐々木・秋元：
はははは（笑）。

槙田：
今回の撮影では、グループショットよりもソロショットが多かったので、自分の撮影ではない時には、みんなモニターの前に集合して、ずっとほかのメンバーの様子を観ていたんですよ。

佐々木：
“今のシーン、めっちゃ可愛いじゃん！”ってみんなで盛り上がっていました。

秋元：
撮影している様子を動画に撮ったりもしていました。

――佐々木さんは緊張すると自分の世界に没入してしまうそうですけど、秋元さんは緊張するとどうなるんですか？

秋元：
私、緊張したらどうなってますか？

槙田：
顔には出ないかも。

佐々木：
それがよくわかんないんですよ。

槙田：
緊張はしてるの？

秋元：
してます！

槙田：
緊張しているふりをしているんじゃないかと思うんですよね。悠里は全部嘘なんですよ（笑）。真剣に話を聞いているふりして聞いていないとか、そんな感じなんですよ。

秋元：
そんなことないですよ！

槙田：
“緊張しています”って言わなくちゃいけないと思ったから、そう言っただけでしょ？

秋元：
そんなことないです！（笑）

槙田：
絶対そうだと思います（笑）。

――秋元さん、本当のところはどうなんですか？

秋元：
えっ……緊張してないかも（笑）。

佐々木・槙田：
はははは（爆笑）。

秋元：
いや、緊張はしているんですけど、あんまり表に出さないというか……。何とかなるというか、“やり切っちゃうぞ”みたいな、根拠のない謎の自信があるというか、緊張している時は、そんな気持ちになっていることが多いかもしれないです。

槙田：
ほら、さっきの“緊張した”って言ったの嘘だよね。

秋元：
嘘ではないですよ！（笑）

――秋元さんはけっこう楽観的なタイプなんですね。

秋元：
そうかもしれないです。楽観タイプです。