【連載】江嶋綾恵梨×寺嶋由芙「MVの撮影の前にはハロプロのMVを観て参考にします」｜渋谷『ABOUT LIFE COFFEE BREWERS』（後編）「えじのカフェ de すいとーよ」第3回（後編）：江嶋綾恵梨（26時のマスカレイド）×寺嶋由芙対談

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決められた範囲の中だけで表現するのって、めっちゃ難しいですよね（江嶋）

――ハロプロ好きのおふたりは、今後どんなアイドルになっていきたいですか？

江嶋：
ハロプロさんは、歌やダンスといったパフォーマンスがめちゃくちゃすごいじゃないですか。それに対する憧れはずっとありますね。ニジマスも生歌でダンスもやるっていう部分は、ずっとブレずにやっているので、もっとウマくなりたいし、魅せ方ももっとよくしたい。そういう意味でも、ハロプロさんの動画をたくさん観ていますね。パフォーマンスの勉強にもなるし、刺激にもなります。「ハナイチモンメ」のMVを撮る時に、シリアスというか大人っぽい雰囲気の曲のMVを撮ったことがなかったので、参考になるMVはない？って話になったんですよ。それで、私がJuice=JuiceさんのMVを薦めて、みんなで観ました。Juice=Juiceさんは大人っぽい曲も多いんですよね。ちょっとセクシーな流し目とか、なんて言うんだろう、こういう……。

寺嶋：
セクシーな手の動かし方なんかを参考にしたと（笑）。

江嶋：
はい（笑）。“あ、この顔、いい！”みたいな。

寺嶋：
私もMVの撮影の前にはハロプロのMVを観て参考にします。

江嶋：
一緒ですね。℃-uteさんはメンバーそれぞれのリップシンクをフルシーンで上げてくれていたんですよ！　例えば、これとか。

▲℃-ute 『世界一HAPPYな女の子』 (鈴木愛理 Solo Ver.)

寺嶋：
そうそう！　みんなリップシンクが上手なんですよね。リップシンクのフル映像は、歌っていない時の表情が観れてすごくいいですよね。

江嶋：
そうなんです！　自分の歌うパート以外もカメラが回っていて、しかも映像自体はほぼバストアップで固定されているんですけど、観ていて全然飽きないんですよね。

寺嶋：
私はソロなので、MVでは歌っていない時も私を映しているから、参考にしているんですよ。ダンスショットもずっと１人なので表情の切り替えを参考にしたり。今までの私のMVは、すべてハロプロを観て撮影に臨んでいますね。1曲だけ「終点、ワ・タ・シ。」っていう演歌を歌った時だけ、坂本冬美さんを参考にしました。それこそ、日本舞踊のような手の動きなんかを見よう見まねで（笑）。

江嶋：
へえ、演歌も歌っていたんですね！　いや本当に、ハロプロのMVはみなさんに観てほしいですよね。特に愛理ちゃんは本当にすごいと思います。私、ずっと観ちゃうんですよ。どうして、そんな表情ができるんだろうって見とれちゃいます。ファンの人にとっても、推しメンがずっと映っている映像って嬉しいと思うんですよね。

寺嶋：
ニジマスでもソロショット映像を公開したらいいのに！

江嶋：
ああ、そうか！　今度、提案してみます！

寺嶋：
AKB48のメンバーさんでも、気が利く人だとSNSにリップシンクのオフショットを上げてくれるんですよね。MVって完成品はリップシンクやダンスシーン、演技シーンなどが次々に登場するから、未公開ショットが多いんですよ。私も使われなかった部分も含めたリップシンクだけの映像とかダンスシーンだけとかを個別にアザーショットとして公開したりしています。私はソロなので、需要がないかもしれないですけど（笑）。

江嶋：
そんなことないですよ！　私も「ハナイチモンメ」の時にはアザーショットを公開しました。

――ちなみにリップシンクのシーンのどんなところに惹かれるんですか？

寺嶋：
表現力かな。基本バストアップで撮っているので、動ける範囲が決まっていて振付とかに逃げられないじゃないですか。

江嶋：
手を上げると画角から切れちゃうし、前後に動くとピントがズレちゃうんです。決められた範囲の中だけで表現するのって、めっちゃ難しいですよね。

寺嶋：
そう！　それをこんなに上手にやっている人がいるって、ハロプロの映像はいつも感心しながら見ちゃいます。

江嶋：
リップシンクの話ができるなんてめっちゃ嬉しい！　この話、なかなか分かち合えないんですよ。

寺嶋：
本当になかなかできない（笑）。私、自分がリップシンクをする側になった時、めっちゃ嬉しかった！　思い返すと、私は子どもの頃からリップシンクのまねっこをするのが好きだったから（笑）、ついに私もリップシンクのMVを撮ることになったんだって思いました。

江嶋：
私もです！　今でもリップシンクのシーンが1番気合い入ります。めっちゃ家で練習しますもん。“この監督さんなら、ここのリップシンクは使われるはず”っていうのがわかるので、そこはキメッキメッでやります（笑）。あ、ゆっふぃーさんはソロなので、常にキメッキメッですよね？

寺嶋：
だから難しいんです。でも、楽しんで撮影するようにしています。“ここでウィンクしちゃおう”って感じです（笑）。こういう話ができてすごく嬉しいし、今日は本当に楽しかったです。綾恵梨ちゃんは、アイドルが好きでアイドルになった人なんだっていうのが伝わってきました。だから、すごく安心して推せる（笑）。信頼できるアイドルっていう感じかな。アイドルのことを知らないまま飛び込んできて、頑張っているアイドルの子もいて。それも魅力的だったりするんですけど、アイドルのことを好きだっていう原体験がある人はすごく強い気がします。ヲタク側の気持ちがわかるから魅せ方も上手なんですよ。

――アイドル好きなアイドルはヲタクの気持ちがわかるっていう話が出ましたけど、おふたりとも、いい意味で“いかにもアイドル”っていう雰囲気ではなくて。どちらかと言えば、ナチュラルな気がします。

寺嶋：
ナチュラルにヲタクなのかも（笑）。

江嶋：
ライブが楽しいとか、仕事が楽しいというのが自然に出ているんじゃないですかね。これまでアイドルのメイキング映像で観ていたあのシーンが自分でもできるってなると、楽しさ倍増になりますから。

寺嶋：
“あ、これ、観たことあるやつだ！”ってなりますよね。楽屋からステージに出るところで、メンバーが肩を組んで気合いを入れているオフショットってよくあるじゃないですか。私はソロなので、そういうことがないんですけど、それをやっているグループを見かけると、高まります（笑）。

江嶋：
私も憧れていた現場に自分がいるという嬉しさは常にありますね。今日はありがとうございました！　私、ヲタクの気持ちがわかるアイドルさんと話すの好きで、今日はリップシンクの話もできたし、ものすごく楽しかったです！

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【寺嶋由芙インフォメーション】

バースデーライブ＜ゆっふぃーらんらんコンサート＞
日程：2019年7月7日（日）開場15:00／開演16:00
会場：日テレらんらんホール（東京都稲城市矢野口4015-1）

【26時のマスカレイドインフォメーション】

＜リリースイベント＞
6月16日（日）茨城・タワーレコード水戸オーパ店　13:00〜／16:00〜
6月21日（金）愛知・タワーレコード名古屋パルコ店　19:00〜（特典会のみ実施）
6月22日（土）京都・タワーレコード京都店　13:00〜／16:00〜
6月29日（土）神奈川・タワーレコード横浜ビブレ店前Niigo広場　13:00〜／16:00〜
6月30日（日）東京・タワーレコード渋谷店　5Fイベントスペース 13:00～