MyDearDarlin’ 咲真ゆか、東條ゆりあ［インタビュー］中野サンプラザを控え振り返る自身の成長とアイドルとしての喜び「ここが1番頑張れる場所だなって。それぐらいグループに愛があります」MyDearDarlin’ 咲真ゆか、東條ゆりあインタビュー

撮影：河邉有実莉
取材・文：井手朋子

オーディションは目立ってなんぼだよね（東條）

――以前のインタビューで、咲真さんのオーディションの時のダンスがすごかったっていうコメントも目にしました。

東條ゆりあ：
めちゃみんなに言われてるやん！（笑）

咲真ゆか：
ずっとK-POPが好きやったんですよ。大学の時もダンス系のサークルには入ってて、でもホンマその程度です。好きではあるけど習ったことはなくて。あとはオーディションの時に斜め前にいた子がすごい踊れる子で、ついていってた感はありますね（笑）。

――では、そのオーディションの時の話を詳しく聞かせていただけますか？

東條：
思い出したくないぐらいヤバかったよ、ゆりあは（笑）。オーディションの時に初めて1人で東京に来たんですけど、会場にすら1人で辿り着けないみたいな。そこら辺にいるキャッチの人に連れ去られそうになったり（笑）、東京こわっ！って思いながら会場に着きました。集合時間にも遅れちゃって、しかもめっちゃ周り可愛かったよね？

咲真：
可愛かった！

東條：
可愛すぎて、こんな福岡から出てきた田舎娘なんて絶対受からんやろって思いました。アイドルらしい格好とか見た目の子が多くて、自分はピンクとかフリフリの服を着てなかったから、1人だけめっちゃ場違いだって感じました。でもやる気だけは見せていかないとって思って、自分の出せる最大限の声で自己紹介をして。その声がホントにめちゃくちゃデカかったらしいんですよ（笑）。その次のオーディションの時に、審査員の方から“あなた、声大きいですよね”って言われるぐらい（笑）。でも、そのぐらいやる気を伝えようって思ってました。

咲真：
それは覚えてる（笑）。最終オーディションで合格者が呼ばれた時に、ゆりあがデッカい声で“ハイ！”って言ってて、声デカっと思った（笑）。

――オーディションではどんなことが大変でしたか？

咲真：
面接が1番キツかった。私は、就活をしてファッション業界に内定をもらっていたこともあって、就活モードのまますぎたんですよ（笑）。受かった後のお話で、“すごい真面目だね”って笑われたぐらい、就活のスタイルが身についてたので（笑）。服装もみんなはホンマ可愛い服着てリボンとか付けてるのに、普通に綺麗めの格好で行って。しゃべり方も“〜と思っております”とかそんな感じで、めちゃくちゃ就活モードで行っちゃいました（笑）。

東條：
でも、ゆかはめっちゃ可愛かったの覚えてる！　私、最終オーディションで話し掛けた子が2人いるんですけど、そのうちの1人がゆかで、ポニテでめっちゃ可愛い子がいる！と思って。キャリー持ってきてたから、“どこから来たん？”って話し掛けたの。でも覚えてないんだよね？（笑）

咲真：
覚えてない……（笑）。

東條：
唯一ナンパしたうちの1人なんですよ。“大阪から夜行バスで来てお尻痛い”って言ってた（笑）。

――オーディションって行ったことがないと雰囲気もわからないですもんね。2人は歌の審査では何を歌ったんですか？

東條：
BiSHさんの「オーケストラ」を歌いました。めちゃくちゃ歌が苦手だから、ウマさよりも自分の感情を出しやすい曲にしようと思って。「オーケストラ」は自分的に感情を出しやすい曲だったので、自分らしさがわかりやすく伝わるものを選びました。

咲真：
私は恥ずかしくてあんまり言いたくないぐらい……（笑）。アイドルのオーディションがどんなのか知らんかったし、バイト先がカラオケ屋みたいな感じやったから、カラオケで1番得意な曲でええんちゃう？と思って、バイト先の先輩とかに聞いて。当時、オケに負けちゃうぐらい声量がなかったんですよ。もちろんアイドルの曲で知ってる曲もあったけど、キツいなと思ってて。だから、静かにゆっくり歌える曲でいいやと思って、back numberさんのバラードを歌いました。でも、みんな有名なアイドルの曲を歌ってたから、相当浮いてましたよ（笑）。

東條：
でも、オーディションは目立ってなんぼだよね。

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