NEO JAPONISM サウンドP・Saya新スタジオ『MELON SODA STUDIO』潜入[前編]滝沢ひなの&福田みゆが語るスタジオの魅力
NEO JAPONISM サウンドP・Saya新スタジオ『MELON SODA STUDIO』潜入[前編]滝沢ひなの&福田みゆが語るスタジオの魅力NEO JAPONISM サウンドP・Saya新スタジオ『MELON SODA STUDIO』潜入[前編]
NEO JAPONISMのサウンドプロデューサーのSayaが、今年5月末に都内に新スタジオ『MELON SODA STUDIO』を開設。今回、特別に同スタジオと、NEO JAPONISMの制作現場の潜入取材が実現した。全2回にわたってお届けする本企画の前編では、Sayaに『MELON SODA STUDIO』の機材や設備を中心に話を訊いた。
【Recording Booth】遊び心に溢れた異空間
ーーそして、こちらがレコーディングブース。
Saya:
このランプ、再生中が緑で録音中は赤になる。プレイバック中、確認してるのに歌っちゃう、そういうエラーが起きないように。全部システムに連動して自動的に切り替わるようになってる。あと、録ってる時は外の“RECORDING”っていうランプが点きます。ラジオ局の“ON AIR”みたいな。
Saya:
このモニターディスプレイは向こう(コントロールルームのメインモニター)のミラーリングなんで、一緒にテイクも選べる。アイドルちゃんは自分でテイク選ぶとかはあんまないと思うからアニメを観ていてもいい。このスタジオはラッパーとかも使ったりするんで、そういう人は自分でジャッジするから、これとこれを組み合わせて、みたいな作業がしやすい。
ーーマイクのこだわりは?
Saya:
このマイクがすごく気に入ってるんですよ。SHURE(シュア)のSM7B。超音がいいんだけど、めっちゃ安い。あそこ(たくさん人形が飾ってあるスペース)にあるNEUMANN(ノイマン)のU 87 Aiが今40〜50万すると思うんですけど、これは5万くらいで買えますからね。でも音がいい。ただ、お客さんが不安になるから87を飾ってるんですよね。それによって“このマイクは87よりいいんだ”って、信用度が増す。87も、本当はあんなおもちゃと一緒に飾っていいマイクじゃないですから(笑)。
ーー実際どう違うんですか?
Saya:
これはほんとにクリアで。洋楽的というか、すごく綺麗に録れる。向こう(U 87 Ai)の方がJ-POPっぽくなるかな。もちろん、そっちの方がいい時もあるけど。これ(SM7B)は実際マイケル・ジャクソンも使ったことがあるらしい。ワンオク(ONE OK ROCK)も使ってるっていうのをサンレコ(『サウンド&レコーディング・マガジン』)か何かで読んだことあるな。
Saya:
このキューボックスはoz design(オズデザイン)のOZ-804。個人でやってるメーカー。和田貴史さんという作曲家がいて、その人がオーダーして作ったやつなんですけど、わりと痒いところに届く。見た目もカッコいい。
Saya:
あとはメロンソーダがいっぱいあります。フリードリンク。
ーーそして目を惹くのがインテリア。デカいBE@RBRICKがいたり、NEUMAN NU 87 Aiがある飾り棚にはミニオンズやトイ・ストーリーなどの人形を含めたおもちゃがたくさんあります。
Saya:
ここはもともと押し入れだったんです。インテリアはポップにしようと思ってこうなってる(笑)。ピクサーを目指してるんで、ピクサー感は強い。意識してるし、超憧れてるから。
ーー福田さんは、このブースで「歌ってみた」を撮影していますよね。
福田:
あれも実は撮影している近くにSayaさんがいてくれて。“ここはこうやって、こう配置した方がカッコいいから!”って言ってくれるんです。レコーディングをしてくれているわけじゃないし、スタジオを貸してくださってるだけなのに、いろいろアドバイスもくださるんです。“やるならとことんカッコ良くしないと。こういうのは、そういうところからちゃんとしていかないとダメなんだよ”って言ってくださって。“ああ、本当にすごいこだわりがあってスタジオを作ったんだな”って思いました。
Saya:
「歌ってみた」の映像、面白いよね。
福田:
だって、謎にあの変なロボットにサングラスかけさせたり。“面白いからって”(笑)。
Saya:
前回はちょっとやりすぎたなぁ。
福田:
おいっ!(笑)
とても素敵な六月でした / ふくだみ (Cover)
Saya:
やりすぎもあんまよくないんだなと思って(笑)。前々回のやつは、雲から始まったんだけど……。
福田:
あれは、私が雲がお気に入りだから雲をどうしても入れたかったんです。だけど、いつもの定点カメラからはどうやっても雲が映らないんですよ。だから一旦空を映してから下ろしてくるっていうこだわりです。
酔いどれ知らず / みゅるん (Cover)
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