【連載】沖口優奈×なんきんペッパー 八木ひなた（前編）「社長になってからは聞き手になることが多いです」マジカル・パンチライン 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第2回：なんきんペッパー 八木ひなた（前編）

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メンバーの間で出た意見をスタッフさんに伝えるのは私の役目

沖口：
勉強は好きじゃないけど、やりたいという気持ちがあれば頑張れるんですね。でも、なかなかできることじゃないですよ。グループのお話もお聞きしたいんですけど、なんペさんって、もともと2つのグループから2人ずつ集まって結成したんですよね？

八木：
私がやっていたぷちぱすぽ☆と、お姉さん的な存在だったPALETのメンバーが一緒になったんです。PALETが解散して、ぷちぱすぽ☆も5人のメンバーのうち3人が“自分の夢が見つかった”という前向きな理由で脱退することになって、グループとしても解散したんですけど、その2つのグループでまだアイドルをやりたいというメンバーが集まってなんきんペッパーになりました。

沖口：
グループごとに決まりごとやルールがありますよね？　その違いで大変だったことはありましたか？

八木：
PALETだった反田葉月と羽原由佳は、先輩からいろいろなアドバイスを受けながら活動してきたんです。どちらかと言えば、厳しく育てられた。でも、ぷちぱすぽ☆だった私と山本優菜は、メンバー5人でゼロからやってきた感じで。PALETだった2人は、厳しく育てられたことで得たものを、私たちにちゃんと教えてくれるので、今は4人で切磋琢磨して頑張れていると思います。

沖口：
もとのグループで学んだことを、4人で共有しているんですね。

八木：
共有という部分では、今はPALETの曲とぷちぱすぽ☆の曲をアレンジして歌っているんです。振りなんかで、当時注意されたことを教え合ったりとか、新たにアイディアを出して変えてみたり、逆にあえてもとの振りを残しておいたりとか、そういうこともメンバー4人で意見を出し合って決めています。

沖口：
自分たちで自分たちをプロデュースしているんですね。

八木：
そういうことになりますね！　基本的にはメンバーのやりたいことをやろうと思っていて。私も社長という立場で、ほかの3人がどんなことをやりたいのか聞くようにしています。社長になってからは、聞き手になっていることが多いですね。

沖口：
3人から意見を聞いて、それを社長としてまとめていくんですか？

八木：
私、意見をまとめたりするのが苦手なんです。だからリーダーには向いていないんです（笑）。歌もダンスも苦手で、すごく不器用なので、メンバーからいろいろと指摘される側なんです。意見をまとめる役ということでいえば、私たちの場合は誰とは決まっていないですね。意見を言い合って、最終的には誰かが締めるんですけど、それが誰なのかは決まっているわけではなくて。

沖口：
グループの信頼関係がしっかりしているから、そういう感じでやれるのかもしれませんね。

八木：
ただ、メンバーの間で出た意見をスタッフさんに伝えるのは私の役目です。

沖口：
大人の方との懸け橋ですね。そうか、やっぱりリーダーはそういうことをやるんですね。前回登場してもらった26時のマスカレイドの江嶋綾恵梨ちゃんも同じことを言っていました。そうなると、メンバーがやりたいと思っても、大人の方が“それはちょっと……”ということもありますよね？　そういう時は、間に立っている人としてどうするんですか？

八木：
メンバーの気持ちもわかるし、マネージャーさんの言っていることもわかるので……（苦笑）。マネージャーさんの考えをどういう言い方でメンバーに伝えればいいのか、悩むことはありますね。

沖口：
そこは間に立つ人としては悩みどころですよね。

八木：
どのグループにも同じようなことがあるんですかね？

沖口：
あるみたいですよ。私も、メンバーがやりたいって言っている気持ちは痛いほどわかるけど、スタッフさんの立場からすると、現実的ではないってこともわかるんです。それで、どうしようって思うことはあります。そういう時は、めちゃめちゃ悩みますよね。

八木：
その悩み、すごく共感するなあ。

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