【連載】沖口優奈×@ JAM総合プロデューサー 橋元恵一（後編）「とにかく3日間一緒に楽しみましょう」マジカル・パンチライン 沖口優奈「沖Pの教えてプロデューサー」第3回：＜@JAM＞総合プロデューサー 橋元恵一（後編）

やっぱり開催することに意義があると思っていて（橋元）

沖口：
2021年になった今では＜@JAM EXPO＞は日本最大級のアイドルフェスと言っても過言ではないぐらい、アイドルファンでは知らない人はいないほどのフェスになっています。ほかのアイドルイベントとの違いや強みって、どんなところだと思いますか？

橋元：
日本最大のアイドルフェスってどこまで行っても＜TIF＞なので、じゃあ＜@JAM＞は何が1番なのかっていうと、＜@JAM EXPO＞で言うと屋内型では日本一ということ。＜@JAM＞に関してはシリーズがたくさんあって、まず＜@JAM PARTY＞、そこから＜@JAM the Field＞を目指して、その延長線上に＜@JAM EXPO＞がある。サッカーで言うところのJ2やJ1みたいな構成になっているんです。このことをファンの人がどこまで認知しているかわからないけど、出演するグループはそのシリーズを視野に入れてくれているのが＜@JAM＞の強みというか。今はちょっとできていないけど、そこには年に2回やっていた海外シリーズもあったりして、国内外含めて大小のシリーズイベントというものを組めているのは＜@JAM＞しかないからそこは魅力だと思うし、誇れるところかなと思ってるかな。

沖口：
確かにマジパンもこの間新体制になって＜@JAM＞に出演するということになった時に、“＜@JAM EXPO＞に呼んでもらうために1発かまさないといけないな”みたいに思いました（笑）。アイドルからしても、そこをしっかりとした目標に定めやすいし、ファンの人からしても成長過程を見るじゃないですけど、一緒に応援して上り詰めていくっていう感じが楽しめますもんね。

橋元：
そう、毎月やっているもののほかに、2月、5月、8月、10月にあって、ちゃんと四角形になっているというか。あと＜@JAM＞って必ず、＜@JAM PARTY＞というシリーズだったら毎月第2日曜日、＜@JAM the Field＞というシリーズだと2月と10月の最終土曜日、＜@JAM EXPO＞だと8月の最後の土日っていうように全部日程のルールが決まっていて。アイドル側としても出られるか出られないかは別にして、この日程を空けておくぞって目標を立てやすいようにはしているというか。それはファンの人に対しても同じことなんだけど。

沖口：
確かに8月末と言えば＜@JAM EXPO＞っていうイメージは定着してますよね。コロナで去年からずっと大変な時期が続いていると思うんですけど、このコロナ禍で＜@JAM EXPO＞を開催するにあたって変わったのはどんなことですか？

橋元：
基本的に全然違うというか。まず今年は、横浜アリーナでスタンディングで観てもらうということができなくて、全会場に椅子を置きます。椅子の前に立って観てもらうことはいいんだけど、椅子がない状態でスタンディングでライブをするということがダメだと言われていて、そうなると例年ロビーにあったいくつかのステージもできませんと。そこから話がスタートしているから、まずは1人ひとりの席を確保するというところから始めなくてはいけなくて。しかも5,000人上限という数字を把握するために、アリーナの中に席を割り当ててまずは座ってもらっているという前提を作らなくてはいけない。それから本当だったらなるべくあちこちに行ってもらって、通りすがりに観るライブで新しいグループを見つけてもらったり、注目のグループを観てもらうというのがフェスの醍醐味でもあるんだけど、ある程度人流を抑えながらどうやって楽しんでもらうかというのが今回のフェスを立てつける時に1番の根本にあって。なので、「プライオリティーチケット」というファストパスのようなものをご用意して、出来る限り並んだり人の群れができてしまわないように、決められた時間にライブを観に行ってもらう。そうやって組まざるを得なかったということが1番の違いですかね。それが当然わかりにくさも生んでいるし、フェスらしくないよねって言われたらそれまでなんだけど、それでもやっぱり開催することに意義があると思っていて。コロナ禍のフェスということでは、今年限りのやり方なんじゃないかな。

沖口：
寂しさはあるけど、今年限りかもしれないから今年はこれで楽しみましょうっていうことですね。

橋元：
そうやってポジティブに考えるしかないので、できないよりはっていう感じかな。今まで12,000人ぐらい入れて採算を取っていたフェスが、5,000人上限になってしまうからチケットも例年よりは高くなっていて。それはファンの不満のもとにもなっているんだけど、5,000人上限で売り切れてもまったく採算が取れないという形で僕らもやっているので、今年はやることに意義があるのかなと。まずは、“最低限楽しんでもらいましょう”っていうふうに今は考えています。

沖口：
去年は配信でしたもんね。

橋元：
そう。でも、あれだと面白くないでしょ？

沖口：
確かに＜@JAM EXPO＞らしさはなかったというか。アイドル側もコロナ対策は万全で臨んでいるので、出番が終わったら楽屋もすぐに出るっていう。アイドル同士が絶対に鉢合わせしないようになっていて、フェスに出ている感じがなくて寂しさがあったので、今年は有観客でできるだけ楽しみたいなと思っています。あと、@JAMナビゲーターの期間限定ユニットについても教えていただけますか？　そもそも期間限定ユニットを作ろうと思ったきっかけは？

橋元：
オムニバスのイベントをやると言っても、出演してくれる100組の人たちがどう告知してくれるかというのはお任せでしかなくて、告知してくれるところもあるし、してくれないところもある。でも、“＜@JAM＞の宣伝をしてほしい”ということで期間限定ユニットを作れば、ひたすら＜@JAM＞の宣伝をしてくれるわけですよ（笑）。だから、その方たちに新しく曲を作って歌ってもらってももとが取れるというか。そこから始まったんですよね。結果的にそういうふうにしたのが＜@JAM EXPO＞の風物詩にもなりよかったなと。今年はFMFに加えて、2014年のユフ♬マリ、2016年のNAH、2018年のMEY、2019年のR2K、2020年のS.T.Oが復活します。

沖口：
そうなんですね！　私も2018年にMEYの一員として選んでいただきましたけど、人選はどうやって決めているんですか？

橋元：
完全に僕の思いつきですね（笑）。

沖口：
私なんて、電車に乗っていたらマネージャーさんから“＜@JAM＞の今年のナビゲーターに選ばれた！”ってテンション高めのLINEが来て、選ばれた理由を聞いても“わからないけど選んでもらえたから頑張りなね”って言われました（笑）。

橋元：
（笑）。選んでみていつも困るのが歌だよね。こればっかりはイメージで選んでるので、歌えるか歌えないかっていうのは詳しくはわからないんですよ。各グループにおいて歌が得意な子っていうのは一応認識してるけど、ライブに行っても歌割りを見ながら観ているわけじゃないから、歌が得意な子以外の子たちって正直わからないんですよ。レコーディングすると、あれ？ってなることもあって（笑）。

沖口：
確かに……（笑）。でも、3年経って成長したMEYも観てもらいたいですね！

橋元：
楽しみにしてます（笑）。

沖口：
最後に、今回の＜@JAM EXPO＞に来てくださるお客さんにメッセージをお願いします。

橋元：
＜@JAM EXPO＞としては7回目になるんですけど、＜@JAM＞としては2011年にスタートしたものが無事に今年10年を迎えられたということで、その10年をお祝いするためにも3日間の開催ということで規模を拡大してやります。コロナ禍のフェスということでご不便もあると思いますし、いつも通り楽しめるもの、楽しめないものがどうしても出てきてしまうかもしれません。このインタビュー前後でも情勢は刻々と変化しており、開催当日までにルール変更等をお願いすることだってあるかも知れません。ですが、せっかくなので楽しんでいただけるように我々も最大限の対策を講じたうえで準備をしてお客さまをお迎えしようと思っているので、とにかく3日間一緒に楽しみましょう。夏の終わりは＜@JAM＞と言っていただけているので、それにふさわしいものにすべく動いているので、ぜひみなさんと一緒によい時間を過ごせたらと思っています。

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＜@JAM EXPO 2020-2021＞

日時：2021年8月27日（金）、28日（土）、29日（日）
会場：横浜アリーナ
全日程開場8:30／開演10:00（予定）

【チケット】
VIPチケット（枚数限定）3日券￥148,000（税込）／1日券￥55,000（税込）
・ストロベリーステージの最前ブロック席
・ブルーベリーステージ・キウイステージのプライオリティチケットへの優先申し込み
・VIP 専用ラウンジのご利用
・@JAM ALLSTARS 2021のCDをお渡し（当日受付での配布となります）

スタンダードチケット 3日券￥29,000（税込）／1日券￥11,000（税込）
・アリーナ会場内指定席
・ストロベリーステージ・ブルーベリーステージ・キウイステージのプライオリティチケットへの申し込み

【配信チケット】
Rakuten TV、Blinky、Thumvaにて配信チケットを販売中。
・1DAY視聴チケット ￥4,400（税込）→【GOTOイベント割引】￥3,520（税込）
※ストロベリーステージ、メロンステージ、ブルーベリーステージ、キウイステージ、パイナップルステージの5ステージが視聴できます。

■Rakuten TV
8月27日（金） 1DAY視聴チケット
販売期間：8月20日（金）20:00〜8月29日（日）17:00
※アーカイブ配信は、8月28日（土） 20:00〜8月29日（日）20:00まで視聴できます。

8月28日（土） 1DAY視聴チケット
販売期間：8月20日（金）20:00〜8月30日（月）17:00
※アーカイブ配信は、8月29日（日） 20:00〜8月30日（月）20:00まで視聴できます。

8月29日（日） 1DAY視聴チケット
販売期間：8月20日（金）20:00〜8月31日（火）17:00
※アーカイブ配信は、8月30日（月） 20:00〜8月31日（火）20:00まで視聴できます。

■Blinky（ブリンキー）
8月27日（金） 1DAY視聴チケット
販売期間：8月20日（金）20:00〜8月29日（日）17:00
※アーカイブ配信は、8月28日（土） 20:00〜8月29日（日）20:00まで視聴できます。

8月28日（土） 1DAY視聴チケット
販売期間：8月20日（金）20:00〜8月30日（月）17:00
※アーカイブ配信は、8月29日（日） 20:00〜8月30日（月）20:00まで視聴できます。

8月29日（日） 1DAY視聴チケット
販売期間：8月20日（金）20:00〜8月31日（火）17:00
※アーカイブ配信は、8月30日（月） 20:00〜8月31日（火）20:00まで視聴できます。

■Thumva（サンバ）
8月27日（金） 1DAY視聴チケット
販売期間：8月20日（金） 20:00〜8月29日（日）17:00
※アーカイブ配信は、8月28日（土） 20:00〜8月29日（日）20:00まで視聴できます。

8月28日（土） 1DAY視聴チケット
販売期間：8月20日（金） 20:00〜8月30日（月）17:00
※アーカイブ配信は、8月29日（日） 20:00〜8月30日（月）20:00まで視聴できます。

8月29日（日） 1DAY視聴チケット
販売期間：8月20日（金）20:00〜8月31日（火）17:00
※アーカイブ配信は、8月30日（月） 20:00〜8月31日（火）20:00まで視聴できます。

マジカル・パンチライン インフォメーション

▲「渚のサーフライダー」MV