【連載】沖口優奈×@JAM総合プロデューサー・橋元恵一(前編)「2013年から少しずつ浸透し始めたのかなと」

【連載】沖口優奈×@JAM総合プロデューサー・橋元恵一(前編)「2013年から少しずつ浸透し始めたのかなと」

【連載】沖口優奈×@JAM総合プロデューサー・橋元恵一(前編)「2013年から少しずつ浸透し始めたのかなと」マジカル・パンチライン 沖口優奈「沖Pの教えてプロデューサー」第3回:<@JAM>総合プロデューサー 橋元恵一(前編)

マジカル・パンチラインのリーダー兼プロデューサーを務める沖口優奈が、さまざまなプロデューサーに話を聞きながら自身のプロデューサー力の向上を目指す本企画。第3回目のお相手は、アイドルイベント<@JAM>の総合プロデューサーを務める橋元恵一。“夏の終わり”の風物詩として、アイドル好きなら知らない者はいないイベントである<@JAM EXPO>を作り上げるプロデューサーはどのような人物なのか? 前編では、社会人としてのこれまでの紆余曲折を中心に話を聞きながら、橋元氏が<@JAM>の総合プロデューサーに就任するまでの軌跡に沖口が深く迫った。

編集協力:井手朋子

マジカル・パンチライン 沖口優奈「沖Pの教えてプロデューサー」第3回:<@JAM>総合プロデューサー 橋元恵一(前編)

橋元さんも一緒に導入されちゃったんですね(笑)(沖口)

沖口:
橋元さんはアイドル界で1番お世話になっていると言っても過言ではない方なので、ずっと対談をさせていただきたかったんです。先日、初の著書『アットジャム 日本一のアイドルイベントをゼロから育てた10年間』も出版されたり、個人のWikipediaまであったりと、橋元さんの情報は至るところにあるんですけど、今日は著書を読んでいない方にもわかるようにゼロからお話を伺えたらと思います。橋元さんと言えば<@JAM>の総合プロデューサーという認識の方が多いと思うんですけど、そもそも何をされている方なんですか?

橋元:
ソニーミュージックで働いている社員です。その中のライブに特化したセクションに身を置いていまして、現在はソニーミュージックが出資しているライブエグザムという会社に籍を置いています。いわゆる出向しているということですね。半沢直樹的な(笑)。

沖口:
あ、半沢直樹なんですね(笑)。そもそもソニーさんに入社することになったきっかけは?

橋元:
大学卒業後、1番最初は音楽業界とは全然違うキヤノンの代理店に入社したんですね。おもにコピーやFAXなどのOA機器のほか、デザイン用の画材などの商品を販売している会社だったんだけど、当時はApple社が日本でのコンピューター販売網を持っていなくて、キヤノンが総代理店をやっていた関係で、僕はMacを売る人だったんだよね。今はデザイナーさんがコンピューターを使ってデザインするということが当たり前だけど、当時はMacが海外から来た走りの時代で、Macという最新鋭のコンピューターでデザインするんだっていう時期に入社して、デザイナーさんに(Adobe社の)PhotoshopやIllustratorを教えながらMacを売ったりしていたんだよね。

沖口:
今は一般人でさえ当たり前のようにMacを持っていますけど、デザイナーさんですら持っていない時代だったと。

橋元:
そうそう、オシャレ業界人しか持っていないような時代(笑)。それで、その会社で3年間働いていた間に、ソニーミュージックにMacを導入するという話になって。ソニーミュージックには当時デザイナーが50〜60人ぐらいいたと思うのだけど、Macの導入がきっかけでMacと一緒について行っちゃったみたいな(笑)。

沖口:
Macを導入しに行ったら、橋元さんも一緒に導入されちゃったんですね(笑)。もともと音楽業界には興味があったんですか?

橋元:
家族が音楽業界で働いていたこともあって、芸能の世界に対して興味はあったんだけど、そこは一旦距離を置いて就職したんですね。でも、潜在的に興味があったのか、結果としてソニーミュージックに入りましたと。それが26歳の時ですね。

沖口:
まだお若いですね。でもひょんなことからというか、巡り合わせのような入社で。

橋元:
そうね。話を戻すと、ソニーミュージックがMacを導入したのは、僕が新卒1年目の年で、その時にソニーミュージックに入った先輩から“お前も来ないか”っていう話をいただいていたんだけど、1年目の社員が入ったところで戦力にならない。だから、“本当に欲しいと思ってもらえるんだったらもう少し待っていただけませんか?”という話をして、その後2年間はそのまま働き続けて、4年目に入った時に“3年経ったので、まだ空き枠があれば入れていただけませんか?”という話をしたら、運よく空き枠があったので面接を受けて入れたと。結果、ひょんなことからMacと一緒について行ったという感じなのかもしれないけど、実際には声を掛けていただいた時から2年の時を経て、改めて門を叩いたという感じですね。

沖口:
じゃあ、自分から行動を起こしたという感じだったんですね。

橋元:
そう。今54歳だから、かれこれ30年近く前の話なんだけど。

沖口:
えっ! もっと若く見えます‼

橋元:
沖口のお父さんぐらいでしょ?

沖口:
お父さんより上です!(笑)

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