えのぐ/#ババババンビ[ライブレポート]お互いへのリスペクトがカラフルに交差した池袋の夜「ずっと一緒にライブをしたいと言い続けてきたので、今日は本当に嬉しい」
えのぐ/#ババババンビ[ライブレポート]お互いへのリスペクトがカラフルに交差した池袋の夜「ずっと一緒にライブをしたいと言い続けてきたので、今日は本当に嬉しい」えのぐ/#ババババンビ出演<〜えのぐ Presents〜「Beyond the Dimension」Supported by Pop'n'Roll>Day2ライブレポート
えのぐが、5月1日(土)~5月3日(月・祝)に池袋harevutaiにて主催イベント<Beyond the Dimension>を無観客生配信で開催した。VRアイドルとリアルアイドルが対バンするという新しいライブスタイルとなった同イベントには、純情のアフィリア、かみやど、#ババババンビ、SUPER☆GiRLSの全4組が出演。本記事では、5月2日(日)に行なわれた<えのぐ×#ババババンビ>の模様をお届けする。
表現力豊かな歌声で描き切ったカラフルなステージ
後攻はえのぐ。1曲目はアップテンポの「Orignal Color Girl!!!!」で、4人は飛び跳ねるように歌い踊る。間奏では、#ババババンビ同様に“だるまさんが転んだ”の振り付けが。予想を超えた2組のシンパシーを感じさせる瞬間だった。
MCでは、メンバーがそれぞれ特技を発表することに。白藤環が“大声を出すこと”と驚くほどの大絶叫を放てば、夏目ハルはヒューマンビートボックスを披露。始めて4ヵ月ほどだそうだが、なかなか堂に入ったものだった。日向奈央は側転が特技ということで2度ほど実演。足が綺麗に伸びて、こちらもなかなかに美しいフォームの側転だった。ちなみに鈴木あんずの特技は“手を繋いだ鶴を折ること”で、その場で披露はされなかったが、終演後にSNSで写真をアップしていた。
VRアイドル「えのぐ」鈴木あんず
— 鈴木あんず (@anzu15_225) May 2, 2021
2002年2月25日生まれ、栃木県出身、魚座のA型
特技は『手を繋いだ鶴を折ること』です!!!!
こちらがライブのMCでお話ししていた手を繋いだ4羽の鶴の写真です。お納めください。#BtD pic.twitter.com/GVMbHXZHki
鈴木あんず公式Twitterより
「栞」ではサビのコールパートに合わせてコメント欄に“オーオーオー”の文字が連なる。続く、鈴木と夏目による「午前0時のプリンセス」では青と紫のハートマークが、白藤と日向の「無敵のヒーロー」では赤と緑のハートマークが画面にあふれ、ファンのテンションも上がっていくのが感じられた。すると間奏で白藤が“楽しい~!”と大絶叫。ファンの気持ちが伝わったかのような感動的な場面となった。シャッフルのリズムが楽しい「Brand new stage」では間奏でしっかりとシンクロしたダンスを披露。こちらは見応え十分なシーンだった。
ここで#ババババンビのライブの感想に。“ホントに“ギルティ”だと思った。ウインクとかしてくるんだよ、好きになっちゃうよ!”(白藤)、“ダンスが綺麗でカッコよかった! 感動した”(鈴木)などとそれぞれに刺激を受けた様子だった。ちなみに“だるまさんが転んだ”の振りが被った件については、ライブを観ながら“やってる~!”と盛り上がり、“勝手に親近感を感じた”(鈴木)そう。そして、自分たちも、いつも以上に気合いを入れて“だるまさんが転んだ”をやったのだとか。さらに“対談の時からずっと対バンライブをしたいって言ってたから、今日、一緒にできて本当に嬉しいです!”と4人は大きく手を振る。実は、フロアでは#ババババンビのメンバーがえのぐのライブを観ていたのだが、それに応えて彼女たちも大きく手を振り返す。お互いのリスペクトし合う気持ちが垣間見えたようで、なんとも微笑ましい光景だった。
ライブは後半戦へ突入。「YeLL for Dear」では時にキュートに、時に叫ぶようにと緩急をつけながら楽曲の世界観を表現していく。白藤は叫ぶように歌い、大きなジャンプをくり返す。彼女の高まるテンションに引っ張られるように、こちらのテンションも上がっていくのがわかる。続く「絵空事」では、白藤のテンションにメンバー3人も気持ちが昂ったようで、白藤同様に、叫ぶように熱い歌声で歌いつなぐ。間奏のコール&レスポンスではコメント欄が“はい! はい! はい!”の文字で埋まり、ライブはクライマックスを迎えた。一転、ラストの「Love Me」は、可愛い歌声とダンスを披露。最後はアイドルらしさ全開で、この日のライブは終幕となった。
常に全力疾走といった雰囲気で、徹頭徹尾、激しく歌い踊った#ババババンビ。“馬鹿騒ぎ日本一!”のキャッチフレーズを体現するかのような、その運動量には目を見張った。開演前、給水のタイミングを綿密に打ち合わせる姿を見かけたが、きちんと水分補給しなければ、最後まで踊り続けられないのだろうと納得。完全燃焼の熱いパフォーマンスが感動的だった。えのぐは、一糸乱れぬ完璧なパフォーマンスと、多彩な歌声で対抗。特に表現力の豊かな歌は素晴らしく、場面ごとに声色を巧みに変え、さまざまな感情を表現しているように感じた。また、“だるまさんが転んだ”のようなコミカルなパフォーマンスは、バーチャルな存在である彼女たちにこそハマっており、そこはVRアイドルならではの強みだと思う。第2部も2組ともに個性を存分に発揮することで、それぞれに輝きを放った有意義な対バンライブだった。
えのぐ<Beyond the Dimension>
2021年5月2日(日)2部
池袋harevutai
Overture
M01 Orignal Color Girl!!!!
M02 Dreamin’ World
MC
M03 栞
M04 午前0時のプリンセス
M05 無敵のヒーロー
M06 Brand new stage
MC
M07 YeLL for DearM08 絵空事
M09 Love Me
Short MC
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