【連載】≠ME 菅波美玲のアニメをレコメンドッ！！ 1周年記念特別対談：A応P工藤ひなき前編「感情を振り回されている時に、“今、アニメの虜になってる”って思える」≠ME 菅波美玲のアニメをレコメンドッ！！第27回 1周年記念特別対談：A応P工藤ひなき前編

どういう見せ方を制作者側がしてくるのかというところが気になる（工藤）

――お2人とも、アニメを観る上で特に注目しているポイントはありますか？

菅波：
私はストーリー性を重視していますね。主人公が誰かと出会って、特訓をして強くなっていくという作品が大好きなんです！　特に『BLEACH』はまさにそういうストーリーなので大好きです。あとは、主人公のビジュアルや声がカッコいいか、可愛いかというところには注目しちゃいます。男性声優さんだと、『ソードアート・オンライン』でキリトくんを演じていた松岡禎丞さんの声が好きなんです。松岡さんの声のおかげで、キリトくんに命を吹き込んでもらったって感じがします。

工藤：
私は、アニメの見せ方というか画角に注目していますね。どういう位置からこのシーンを見せるのかとか、カット割りの仕方がどうなっているかとか。例えば、主人公の必殺技のシーンを真正面じゃなくて真上からの画角にしてる！とか（笑）。回想シーンでも、白黒っぽくするのか、1枚の絵だけ入れるのかとか、どういう見せ方を制作者側がしてくるのかというところが気になるんですよね。

――では、好きな制作会社や、制作スタッフはいますか？

工藤：
いくつかあるんですけど、画角で言うと『ufotable』さん、全体的な構成という点だと『動画工房』さんが好きです。人物の見せ方は『シャフト』さんなんですけど、中でも＜物語＞シリーズが好きなんです。“シャフ度”と言われている振り向き方の構図があるんですけど、それを乱用しているわけではなく、ここぞというところで使っていたり、パッパッと文字が移り変わる演出も好きです。見せ方で差をつけているのが面白いですし、だからこそファンがたくさんいるのかなと思いますね。

菅波：
＜物語＞シリーズは、私も本当に好きです。すごく絵が美しいですよね。今、工藤さんのお話を聞いていて共感しっぱなしでした！

工藤：
ありがとうございます！　あまり画角にこだわる人と出会わないので嬉しいです。菅波さんは＜物語＞シリーズだと、どの話が好きですか？

菅波：
やっぱり『化物語』ですかね。私は登場人物たちが出会うシーンが好きなんです。キャラクターだと、八九寺真宵ちゃんが好き！　ずっと迷っていて帰れないから、最後はちゃんと行くべきところに行けてよかったなって思いました。

工藤：
可愛いし、切ないしでよいキャラですよね。

――これまでたくさんのアニメをご覧になってきたお2人ですが、アニメの魅力はどこにあると思いますか？

菅波：
アニメの中では、現実では起きないけど、こういうことが起きたらいいなって思うことが起きてくれるので、そういう非現実的なところが魅力ですね。

工藤：
私も現実ではありえないことが起こるところが魅力だと思っています。特に、アニメだと人の心の声が聞けるじゃないですか。彼らが考えていることが視聴者にはわかるというところが面白いなと。主人公の子はこういうことを考えていて、でもライバルの子はこういうことを考えていて、そこに“わーっ”ってなったり（笑）。

菅波：
わかります！　恋愛ものアニメだと『君に届け』なんて、まさにそう！

工藤：
絶対に両想いなのに、なんでそういう選択するの！ってヤキモキしますよね（笑）。そうやってアニメを観て感情を振り回されている時に、“私、今、アニメの虜になってる”って思えるんですよね（笑）。

菅波：
すごくわかります！　振り回されているけど、そんな自分がむしろ好きというか。

工藤：
そうなんです！　そういうところも含めて、アニメは素敵だなって思います。

A応P「nice to NEET you！」

≠ME 「P.I.C.」

≠ME 菅波美玲（すがなみ みれい）プロフィール
血液型：O型
星座：みずがめ座
身長：161cm
生年月日：2000年2月5日
出身地：福島県

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A応P 工藤ひなき プロフィール
誕生日：2000年2月15日
出身地：神奈川県
趣味：読書、ホラー&謎解きゲーム
特技：両手使うこと(両利き)、柔軟体操
好きなアニメカテゴリ：ミステリアスで少し切ないダークファンタジーアニメ
好きなアニメ：結界師、黒執事、ヴァンパイア騎士、ローゼンメイデン、GOSICK-ゴシック-

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