BiS[ライブレポート]無観客ワンマンで30曲ノンストップ披露!「今伝えたいことは1つです。本当にありがとうございます!」
Pop'n'Roll 編集部
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BiSが、6月20日に無観客ワンマンライブ<HEART-SHAPED BiS IT'S TOO LATE EDiTiON NO AUDiENCE LiVE>を開催した。同公演では、6月17日にゲリラリリースしたばかりの新曲「CURTAiN CALL」を含む、第3期BiSの全楽曲30曲をMCなしのノンストップでパフォーマンス。本記事ではその模様をお届けする。
<HEART-SHAPED BiS IT'S TOO LATE EDiTiON NO AUDiENCE LiVE>(2020年6月20日)
撮影:sotobayashi kenta
今回のワンマンライブは、コロナ禍で延期を余儀なくされている全国ツアー<HEART-SHAPED BiS TOUR 1st season>に先駆けて無観客で開催され、ニコニコ生放送にて生配信された。
若干押して開演時間を迎えると、メンバーのオフトーク的なオープニング映像が映し出され、ライブへの期待感が高まっていく。すると突然、重厚なベース音が響き渡り、約3ヵ月振りのライブが新曲「DESTROY」でスタートした。
5月20日に“インターネット上のどこかのオンラインショップ”でゲリラリリースされ、販売開始1時間で完売した新曲「DESTROY」の初披露で一気にメンバーのテンションが弾け、冒頭からフルスロットルで走り始める。
そこから「KiSS MY ASS」、「FOR ME」、「SURRENDER」、「テレフォン」と第3期BiSが誇る圧倒的ロックナンバーを立て続けにくり出し、まさに“ロック”を体現するかのように熱い空間を醸成していく。
また山田健人によるVJとコラボした「DEAD or A LiME」を挟み、4月に無料公開した新曲「IT'S TOO LATE」を初投下。この曲はコロナ禍における心情を歌詞に込めた楽曲で、今までの鬱積を発散させるかのように感情を爆発させ、熱いステージングを見せた。
ライブ中盤にパフォーマンスした「STUPiD」、「LET'S GO どうも」では、メンバーがステージからフロアに飛び出し、会場全体を使ったパフォーマンスでライブに緩急を加える。名物となっている「thousand crickets」のスクワットでは、活動自粛期間に培われたメンバー同士の絆を確かめるかのように、メンバーが顔を合わせながら懸命にスクワットする姿が強い印象を残した。
続けて、山田健人による映像エフェクトとBiSの迫力のパフォーマンスがシンクロし、新たなロックの可能性を提示した「FUCKiNG OUT」を始め、「this is not a love song」、「kAsAbutA」など、研究員の支持が厚いバラエティに富んだ楽曲を、ライブ終盤にもかかわらずエモーショナルに歌い上げていく。
一方、「absolutely meeeeee!!」の終わりでは、トギーが“きゅうり一本”を食べきるというシュールな演出で、ライブに華を添えた。
ライブのフィナーレに近づいた「BASKET BOX」のアウトロでは、“最初はコロナに怒ってました。なんで!? なんでライブできないのか!?って。今はインターネット(配信)だけど、たくさんの人が準備してくれて、今、歌ってて、研究員のみんなも観てくれてて。今伝えたいことは1つです。「本当にありがとうございます!」”と、チャントモンキーが自身の素直な想いを視聴者に届けた。
そして「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」で大円団を迎えたと思わせたところで、6月17日にゲリラリリースした新曲「CURTAiN CALL」を初パフォーマンスし、ライブは幕を閉じた。