(C)2019映画『午前0時、キスしに来てよ』製作委員会

橋本環奈×片寄涼太、『午前0時、キスしに来てよ』撮影秘話を語る「普通はできないです」

Pop'n'Roll 編集部

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2020.06.15
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橋本環奈と片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)がW主演を務めた映画『午前0時、キスしに来てよ』のBlu-ray&DVDが、6月17日に発売される。スペシャル・エディションの特典映像となるビジュアル・コメンタリー収録が行なわれ、橋本、片寄が撮影秘話を明かした。

『近キョリ恋愛』、『きょうのキラ君』のみきもと凜が、『別冊フレンド』(講談社)で連載中の同名コミックを実写化した本作は、国民的スーパースター・綾瀬楓(片寄)と、ごく普通の女子高生・花澤日奈々(橋本)の“格差恋”を描くリアル・シンデレララブストーリー。2019年12月6日の公開以来、動員数99万人を突破、興行収入12億円を見込む大ヒットとなっている。

今回、ビジュアルコメンタリー収録に初めて臨むという片寄に、橋本は“注意しなきゃいけないのは、観ちゃうこと。黙っちゃうの”とアドバイス。片寄は“ビジュアルコメンタリーパイセン……ビジュコメパイセン的には、ちゃんとしゃべらないといけないと”と、気を引き締めた。

試写以来、久々に本作を観るという橋本。かたや片寄は、公開1ヵ月後に劇場に足を運んで鑑賞したといい、“素敵な映画だと思いました”と自信の表情。橋本は“どんなテンションで言ってるのかわからない”と笑いながらも、初めて2人で鑑賞することが“楽しみ”と期待を寄せて画面を見つめた。

映像がスタートするやいなや、映し出される“フジテレビ”のロゴに“フジテレビさん、ありがとうございます”とコメントする片寄。“黙るのはNG”という自身の忠告にあまりに従順なさまに、橋本が“全部拾うじゃないですか!”とツッコミを入れるなど、収録はリラックスムードで進んでいく。

スターでありながら、実はお尻が大好きな“お尻星人”の楓に日奈々がパンツを目撃されてしまう場面では、橋本が“(スカートの下に)何を着るか、すごく相談した”と告白。“原作では柄の入ったパンツだったんですよ”と、あえて原作と変化をつけた衣装で臨んだことを明かした。

続いて盛り上がったのは、楓が突如、日奈々の学校に現れるシーン。片寄が“私靴に私物のデニムっていう。ただの俺”と話すと、“それパワーワードだなぁ、「ただの俺」”と橋本。実は、本作には同シーン以外にも片寄の私物が衣装として登場しており、本人による解説は必聴。片寄自身が積極的に意見を出したという、衣装総数70着にのぼる楓のファッションも見逃せない。

また楓が日奈々に“今度、君の名前教えて”と伝える場面では、“(今度ではなく)今聞きなさいよ!”と互いに声をあげ、純粋に映画を楽しむ姿も。

さらに特報映像でも大きな話題を呼んだ“鼻かじキス”シーンに突入すると、片寄は“キタ~!”、橋本は“来てます、来てます!”とテンションアップ。橋本から“絶妙ですよ”と“鼻かじっぷり”を絶賛された片寄は、“綺麗(なシーン)だよね。汚くならなくてよかった”と安堵し、“キスの予約って鼻でできるんだね”とコメント。これに橋本が“普通はできないです”と返し、2人でおどけながら、名場面の撮影を振り返った。

楓と日奈々の“熱愛発覚”シーンでは、“同業者として、ウワ~ッてなるよね”と渋い顔の片寄に、橋本も“なるなる!”と共感。報道陣に囲まれる楓を見て、橋本が“リアルすぎて怖い”と本音を漏らすと、片寄は“好きな人と一緒にいて何が悪いんだろうなぁ。でも芸能人だしなぁ。女子高生だしなぁ”とポツリ。その後、“……って、すっげぇ心動かされちゃってんじゃん、俺!”と我に返る片寄に、橋本は大笑いした。

(C)2019映画『午前0時、キスしに来てよ』製作委員会
(C)2019映画『午前0時、キスしに来てよ』製作委員会
(C)2019映画『午前0時、キスしに来てよ』製作委員会

コメンタリー収録では共演者の印象も明かされ、日奈々の幼馴染・浜辺彰役を演じた眞栄田郷敦について“郷敦ってなんかいいよな。ちょっと切ない感じが”と片寄。一方、橋本は“面白いし、ピュア。(休憩中に)ずっとカッコいい英語を言わせるっていう(笑)。「パーフェクトボディ」って何回も言ってもらっていた”と、現場の雰囲気が伝わる裏話を披露して笑わせた。

また楓のマネージャー・高橋茂雄役の遠藤憲一について片寄は、“セリフをすごく考えてくださって、現場で変えたりもする。作品のことを考えてやってくださるのが印象的だった”と話し、橋本も“気さくに話してくれた”とにっこり。その一方で、遠藤との2ショットシーンではカラスの鳴き声に悩まされたそうで、“エンケンさんがしゃべるたびに音が鳴っていて、「うるせぇぞ!」ってカラスに言っていた(笑)”と意外な苦労を明かした。

ほかにも、美術スタッフのちょっとした遊び心や、橋本が一番キュンとしたセリフ、自身の“理想の告白”や“映画・遊園地デート”についてなど、終始、飾らないトークをくり広げた2人。また“クランクイン”や“クランクアップ”といった細かな撮影情報や、各ロケ地についても言及しており、それらを踏まえて本編を観ることで、新たな楽しみ方ができそうだ。

映画を観終えた橋本は“(公開から)時間が経ってから観ると、また新たに気づくことってあるね”と言い、“いや~、よかったなぁ”と続けると、片寄は“思うでしょ? 俺もこの間観て、そう思ったの”と嬉しげ。撮影は“楽しかった”と声を合わせ、いい空気感で撮影できたという共演者との関係性も含めて、“いろんな方に観ていただけたら”と片寄。またビジュアルコメンタリーについて“(映画を)本人たちが観ているのは貴重だし、発見もある”とアピールし、橋本も“楽しんでほしい”とメッセージを送った。

収録を終え、片寄が“たまに変なツッコミしていたかもしれない”と感想を述べると、橋本は“ツッコミというか、それってビジュアルコメンタリーなのかな?っていうコメントはありましたよ(笑)”と笑う。片寄も“(ただの)ファンかなって”と自覚しているようで、橋本も“観れば観るほど感情移入しちゃって、ファンの集いみたいだった”と笑顔を見せた。

最後に橋本は“Blu-rayやDVDは止めたりできるし、友達と家で楽しめるのは特別感がある。ビジュアルコメンタリーなら、私たちと一緒に観ている感覚になれるんじゃないかな”と語り、片寄も“ぜひ、大切な方と一緒に楽しんでください。作品を観た方も観ていない方も、手に取っていただいて、『0キス』の世界へ”と呼びかけた。

スペシャルエディションには、ビジュアルコメンタリーのほか、スペシャル映像、メイキング映像、イベント映像なども収録される。

(C)2019映画『午前0時、キスしに来てよ』製作委員会
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