秋元才加、文藝賞作家・山下紘加の『クロス』へ推薦コメントを発表!
Pop'n'Roll 編集部
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2020.04.16
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秋元才加が、文藝賞作家の山下紘加による作品『クロス』の推薦コメントを発表した。
山下は2015年、少年の人形への愛と衝動を描いた『ドール』で文藝賞を受賞しデビュー。『クロス』は4月17日に2冊目の単行本として刊行される。
同作の主人公は、ふとしたきっかけで女性の格好をすることにのめりこんだ28歳の“私”。ストッキングを履いたり、自らの手でメイクを施したりと女性性に寄り添うような生活をし、“私”は新鮮な喜びと自由を感じる。あるとき女の姿で訪れたバーで、タケオと名乗る男に出会い、強烈に惹かれていく。異性装者(クロスドレッサー)の、揺らぐ心身の性を大胆かつ繊細に映し出した会心作だ。
今回、秋元と作家の中村文則が、本作を読み、推薦コメントを発表している。
推薦コメント
中村文則:
解放と迷宮。
性の揺らぎだけではない、
これは「存在」の物語。
――中村文則
秋元才加:
あなたといる私も、他の人といる私も私。
どの私も、私の真実。
マナは不自由でとっても自由だ。
――秋元才加