わーすた[インタビュー]5人で刻んだ5年間の絆「いいライブを続けられるアイドルでいれたらな」

わーすた[インタビュー]5人で刻んだ5年間の絆「いいライブを続けられるアイドルでいれたらな」 わーすた『わーすたBEST』リリースインタビュー

鶴岡 舞

Pop'n'Roll Editor(編集者)

2020.03.01
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わーすたが、2020年3月25日に自身初のベストアルバム『わーすた BEST』をリリースする。結成5周年を迎えた彼女たちが満を辞して放つ本作には、シングル表題曲をはじめ、わーしっぷ(わーすたのファンの総称)の投票によって選ばれた人気曲も収録。まさにタイトルどおりの全方位にわたる“わーすたの最高”が詰まった作品に仕上がっている。今回、そんな本作に込めた想いや3月28日に発売する2nd写真集『1/5』の見どころについて、5人に語ってもらった。

わーすた『わーすたBEST』リリースインタビュー画像

個人の魅せ方もちゃんと確立できている(廣川)

――わーすたにとって『わーすた BEST』は初めてのベストアルバムですが、発売が決まった時はどんな気持ちでしたか?

廣川:
嬉しい気持ちはもちろんあるんですけど、もう自分たちがベストアルバムを出せるタイミングが来たということに不思議な感じがしました。去年の10月にフリーライブ(<わーすた x NEKONOTEBAND FREE LIVE 〜ゆうめいに、にゃる!!!!!〜>)をやらせていただいたこともあって、“最近知って好きになりました”って方もすごく増えたので、そういう意味でも初めての方でも聴きやすいものができてとても嬉しいなって思います。

――みなさんにとって、この5年間はあっという間でしたか?

一同:
あっという間でした。

――自分たちを成長させた出来事は何だと思います?

松田:
わーすたとしては、去年の10月のフリーライブですかね。フリーライブだから“どれぐらいお客さんが来てくれるんだろう”っていう不安があったり、“どうやったらよりたくさんの人が来てくれるんだろう”って、すごく考えたライブでした。目標人数があって、それを達成しないとLINE CUBE SHIBUYA(旧 渋谷公会堂)のライブ(2020年3月28日に開催の<The World Standard 〜5さいになりました!〜>)を開催しないってスタッフさんと話をしてたんです。だから、どうしても! 絶対に! たくさんの人の前でライブをしたいって思っていて。そこに向けてすごい頑張った期間でもあったし、今までにはない緊張感とか焦りとか危機感もめちゃめちゃありました。でも、その分ずっとファンのみんなのことを考えてたから、早くみんなに会いたいなって気持ちだったり、わーすたへの気持ちがすごい高まった期間でもありました。

――準備期間も、今のわーすたにとって重要だったんですね。

松田:
それがあって、目標達成ができたのはすごく嬉しかったですし、目標にしてた人数の倍くらいの人が来てくれて! 生バンドでフリーライブをするっていうすごく豪華なライブをさせてもらって、私たちのやりたかったことや好きなこと、わーすたとして魅せたいものをわーすた史上1番多い人数の方に観てもらえたのはすごく嬉しかったし、これからもっと頑張らなきゃっていう気持ちにも繋がったり自信にもなって、もっと広いところで、もっとたくさんの人が集まる会場でライブがしたいなって思いました。

――去年の10月に5人の結束が強くなったと。5周年を迎えるにあたって、以前よりもメンバーの関係も密になっている?

三品:
ライブを重ねるごとにライブに対してのモチベーションとか、みんながそのライブでどうしたいかっていうのをどんどん話すようになってきていると思ってて。全体的にこういうライブを作りたいっていう話し合いは増えたと思います。

――それは5人全員が集まって?

廣川:
そうですね。やっぱり、昔は“わーすたとしてこういうものを魅せたい”っていう気持ちが今ほどなかったので、話し合いをしてもセットリストを決めるだけとかになってしまってたんですけど、5年かけて“ここのパートはこういう感じでやりたいね”とか、ちゃんとみんなで話し合って決めることも増えました。あと、言わなくてもわかる空気感っていうのもすごくついてきたと思ってて。今は“わーすたとしてステージで魅せるべきもの”に加えて、個人個人の“自分はこういう風に魅せたい”っていう個人の魅せ方もちゃんと確立できているのかなって思います。

廣川奈々聖(わーすた)
松田美里(わーすた)

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