わーすた［インタビュー］5人で刻んだ5年間の絆「いいライブを続けられるアイドルでいれたらな」わーすた『わーすたBEST』リリースインタビュー

聴いてくれる人にしっかりと届くといいなって思います（松田）
自分たちが表現できる最大限を詰め込んだ（坂元）

――それでは、このアルバムの収録曲について教えてください。

廣川：
DISC1には、今までのシングル表題曲やMVがある曲とかが収録されていて、DISC2は私たちのファンクラブサイトの投票で決まった上位10曲になっています。でも、曲の順番は上位10曲のランキング順になってるわけじゃなくて、時系列とかを考えたり、“この曲はこういう流れで聴いてほしい”っていうのをこだわって決めていて。あと、今回DISC2の10曲目に「ちいさな ちいさな -2020 ver.-」が入ってるんですけど、みんなで何かを歌い直しするって決まった時にどの曲がいいのかっていうのをけっこう話し合いました。この曲を1曲目に入れるのか、最後の10曲目にするのかとかも話し合って決めましたね。以前の「ちいさな ちいさな」はおもに私と（三品）瑠香が歌ってるんですけど、今回の「ちいさな ちいさな -2020 ver.-」は5人で歌っていて、けっこう歌割りがオリジナルバージョンと変わっているので、聴き比べても楽しめると思います。

――歌割りが変わった「ちいさな ちいさな -2020 ver.-」のレコーディングの時に、坂元さん、小玉さん、松田さんが心がけたことは？

坂元：
初披露の時からこの5年間ずっとボーカルメンバー2人が歌ってる「ちいさな ちいさな」を音源だったり、ライブだったりで聴いているからこそ、ファンの人の中ではもとのイメージが強いと思うので、いい意味で予想を裏切るじゃないけど、5人で歌うことによってまた違うよさを出せたらいいなっていうのはありました。それこそ「ちいさな ちいさな」は、わーすた結成時から歌ってたので、ボーカルメンバー2人の声も音源ではちょっと若かったりとかして（笑）。5人全員で5周年を迎えた今、自分たちが表現できる最大限を詰め込んだ感じです。大人になったわーすたメンバーのそれぞれが想いを乗せて歌っているので、歌詞を見ながら聴いてほしいなって思います。

小玉：
ボーカルメンバーが歌ってる「ちいさな ちいさな」しか、メンバー自身もファンのみんなも知らないからこそ逆に歌い方を似せることなく、自分の色を出していいのかなって思いました。音楽ディレクターさんにも自分の個性を出すという意味で“いつもどおりやっていいよ”って言われたので、そこは自分らしくいこうって。レコーディングの時には、ちゃんとお母さんへの感謝の気持ちを持ちながら歌うように心がけてました。

松田：
“私が産まれた奇跡に　今、ありがとうと歌います”っていう「ちいさな ちいさな」の歌詞のとおり、温かい感じの雰囲気が出せたらいいなって思っていました。今までのライブで大切にしてきた「ちいさな ちいさな」を、ボーカルメンバーの2人がしっかり歌ってきてくれたからこそ、自分が歌うことでこの曲が落ちたくないなっていう気持ちがすごくあって。大切な曲だからこそ、心からありがとうっていう想いを込めました。「ちいさな ちいさな」はお母さんのことを歌った曲なんですけど、お母さんだけじゃなくて身のまわりにいるアイドルの自分を育ててくれてるファンの方だったり、スタッフさんだったり、メンバーだったり、そういった感謝の気持ちを届けたい人をできるだけたくさん思い浮かべながら歌ったので、レコーディングの時は涙腺がすごい緩みました。聴いてくれる人にしっかりと届くといいなって思います。

――初期の楽曲を5年経って歌い直すっていいですね。アルバムの発売を待ち望んでるファンの方も多いんじゃないですか？

廣川：
そうですね。この曲はライブで歌うとみんなしっかり聴いてくれる楽曲でずっと愛されてる曲なので、新しいバージョンが聴けるのは嬉しいと思うし、ファンの方もそれぞれ推しメンがいるので、やっぱり全員の声が聴けるのはいいですよね。推しメンの声が聴けるってのは嬉しいと思います（笑）。

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