【レポート】モーニング娘。'18、初のメキシコ公演!現地への義援金寄付も実施
Pop'n'Roll 編集部
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モーニング娘。'18が、グループ初となるメキシコ公演<MORNING MUSUME。'18 in Mexico>を11月10日にメキシコ・メキシコシティにて開催した。
ハロー!プロジェクトのアーティストとしてのメキシコ公演は、℃-ute、Juice=Juiceに続いて、今回が3アーティスト・4公演目となる。この日会場となった「イル・プラザ・コンデッサ」を埋め尽くした約800人の観客は、メキシコはもちろん世界各地から集結。最前列を獲得したファンは、コンサート2日前の早朝から並んでいたという。また、空港では100人を超える現地ファンがメンバーを出迎え、熱狂的な歓迎を受けた。
この日を待ち望んだ800人による「オーレ!オーレ!」「モーニング!モーニング!」のコールが開演1時間前からホールを埋め尽くし、オープニングSEと共にメンバーがステージに姿を現すと、熱気は最高潮に。ライブは10月24日発表のニューシングルダブルA面曲「自由な国だから」で幕を開け、「君さえ居れば何も要らない」が続く。MCではメンバーの自己紹介が全編スペイン語で行われ、大歓声が巻き起こった。
間髪入れず繰り広げられた「Are you Happy?」「TOKYOという片隅」「そうじゃない」「Only You」「ブレインストーミング」らのアップテンポな楽曲で、会場のボルテージは限りなく上がっていく。兼ねてからメキシコ愛を公言していた飯窪からは「ジョジョの奇妙な冒険」の舞台にもなったこの地についに来られた事への感動が、他メンバーからも前日に体験した観光や食事での驚きや楽しかったエピソードが語られる。
「メキシコ最高。もっともっとメキシコを楽しみたいです。皆ももっと盛り上がっていきましょう。」という羽賀からの煽りから、「憧れのStress-Free〜モーニング娘。'18 ver〜」「フラリ銀座」「ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番」と最新型のモーニング娘。’18の楽曲群が披露される。
「メキシコの皆さん盛り上がっていますか?メキシコじゃない人はどこから来たの?」という飯窪からの問いかけには、ブラジル、ペルー、チリなど中南米はもちろん、スペイン、ドイツ、ボリビア、アメリカ、シンガポール等、この日のために集まった全世界のファンからの回答が押し寄せる。
続く「そうだ!We're ALIVE」「LOVEマシーン」「ザ☆ピ〜ス!」「恋愛レボリューション21」「Go Girl〜恋のヴィクトリー〜」の代表曲のメドレーでは、海外ファンにとっては大半が初見であるにもかかわらず、誰もが知るこれらの楽曲に完璧なコール&レスポンスが繰り広げられた。メンバー全員からスペイン語で改めてファンへの感謝が語られ、「One and Only」「ロマンスに目覚める妄想女子の歌」「What is LOVE?」で本編は幕が下りた。
アンコールで姿を現した11人のメンバーに、飯窪への「ハッピーバースデー」コールとイエローのサイリウムによるウェーブが巻き起こる。「一番遠いところから来た自信がある人」「モーニング娘。を初めて見た人」「モーニング娘。の前にJuice=Juiceや℃-uteに会った事がある人」「おすすめのメキシコ料理」などの逆質問がメンバーからファンへ投げられ、我先にと多数のレスポンスが集まる。
ここで、ステージには森戸知沙希が登場。体調不良のため、ここからは座ってのパフォーマンスになる事が伝えられる。「最後まで12人で頑張りますので、皆さんよろしくお願いします。」との言葉に、会場全体が暖かく応える。
アンコール1曲目「One・Two・Three」で再度熱狂に包まれた後は、メンバーひとりひとりから、スペイン語を織り交ぜての思いが綴られた。
森戸「Juice=Juiceから聞いたりして楽しみにしていた初海外公演、楽しい1日になりました。」
横山「初めてのメキシコで初めての皆さんと、楽しいコンサートができて嬉しかったです。」
加賀「今日はメキシコの皆さんと、モーニング娘。の歌とダンスを楽しむ事ができました。」
羽賀「1年半ぶりの海外公演がメキシコで良かったです。またメキシコでライブができる日を楽しみにしています。」
牧野「今日は来てくれてありがとうございます。愛しています。」
野中「メキシコの皆さんは、今日から皆お友達です。」
小田「メキシコの皆さん、本当にありがとうございました。」
佐藤「ありがとう。ありがとう。ありがとう。」
石田「皆さんに会えて、皆さんの笑顔を見る事ができて元気になりました。」
飯窪「メキシコに今いられる事が夢のよう。12月の卒業前に一番来たかったメキシコに来られて嬉しかったです。」
生田「長旅の遠さが喜びに変わるような楽しいコンサートで、幸せでした。」
譜久村「メキシコの皆さんにずっと会いたかったです。ついに会うことができて本当に嬉しかったです。皆愛しています。」
アンコールラスト「わがまま 気のまま 愛のジョーク」では、この日一番の大歓声に包まれ、記念すべき日となったメキシコ公演は大団円を迎えた。終演後のバックステージでは、現地プロモーターからのバースデーケーキのサプライズに、飯窪が涙するワンシーンも。
なお、本公演の前日には、2017年にJuice=Juiceがメキシコ滞在中に発生したマグニチュード8の地震を受けて行っていた救援募金活動で、一般から集まった義援金と、ハロー!プロジェクトからの義援金を合わせた450000メキシコペソ(約300万円)を、ハロー!プロジェクトを代表してモーニング娘。'18のメンバーがメキシコ赤十字社を訪問して寄付を行なった。
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