マジカル・パンチライン[インタビュー]沖口優奈欠席裁判! リーダーとしての成長をメンバーが審判。衝撃の結末に一同…… マジカル・パンチライン 沖口優奈欠席裁判!
鈴木 健也
Pop'n'Roll Editor in Chief(編集長)
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Pop’n’Rollにて、2019年4月から各界のリーダーとの対談連載を行なっているマジカル・パンチラインのリーダー、沖口優奈。約1年間の連載を通じて、沖口はリーダーとして本当に成長を遂げたのか? 今回、リーダー沖口優奈を最も間近で見ているマジカル・パンチラインの5名を招集。“沖口優奈欠席裁判”と銘打って、浅野杏奈、清水ひまわり、小山リーナ、吉澤悠華、吉田優良里にガチで沖口優奈のリーダー評をしてもらった。普段は見られない沖口のリーダーとしての顔、活動秘話、またメンバーの本音などが炸裂し、最後には5名が予想していなかった衝撃の結末を迎える……。
私たちからすれば、すごくいい具合いの距離感(浅野)
私が苦手なところも何度も教えてくれて優しい(吉田)
――今回は、“沖口優奈欠席裁判”と銘打って、沖口さんが約1年間、各界のリーダーと対談してきた連載企画(マジカル・パンチライン 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」)を通じて、リーダーとして本当に成長できているのかを確認したいなと思って、沖口さん以外のマジパンメンバーのみなさんに集まっていただきました。ぜひ、マジカル・パンチラインのリーダー・沖口優奈についての本音を聞かせてください。みなさんのお手元には、連載のまとめとなる“今回の教訓”をすべて記した紙もお渡ししましたが、早速、沖口さんのこの1年間でのリーダーとしての成長については、どう感じていますか?
浅野:
あんまり背負い過ぎなくなったかなと思います。これを言うと話がまとまっちゃう気もしますけど、優奈は4人の頃からずっと1つのことが気になると周りが見えなくなっちゃうところがあって。耳栓をして、念仏を唱えるように考えごとをし始めたり……でも、最近は、そういうことがなくなったよね。
小山:
そうだね。
浅野:
そういう怖い一面は見られなくなりました(笑)。グループをまとめようとし過ぎちゃうというか、逆にそれで1人になり過ぎちゃったりすることもあったんですけど。話し合えばいいのに、自分で背負い込んでしまったり。そう思うと、この1年でそういうことはなくなったので、成長したんだと思います。
――いい意味でいろいろなことを背負い込まなくなったわけですね。何かきっかけがあって変わったんでしょうか?
清水:
新メンバーが入る時のミーティングじゃない? その頃に“MCをみんなで分担しよう”って話しになったんですよ。ライヴの時って、何回かMCをやるんですけど、それまでは全部、おっきーが1人でやろうとしていたんです。でも、それだと大変だから、分担しようっていう意見がメンバーから出て、それで“じゃあ、これは言ってね”ってMCパートを彼女が分けてくれて。今もたまに1人でやっちゃおうとしますけど(笑)。
小山:
今でもたまにあるよね。その度に“分けようよ”って(笑)。
浅野:
昨日のライヴでは、“曲フリはみんなで分けようよ”ってリーナが提案してました(笑)。特に告知が気になるみたいだよね。“私ばかりがしゃべっちゃうから、ほかのメンバーにももっとしゃべってほしい”って言われることもあります。そんな風に1人で抱え込もうとしなくなりました。だから“破裂”しそうになることもなくなったし。
――リーダーにはいろいろなタイプがいますよね。グイグイと引っ張っていく人もいれば、みんなの意見を聞いてまとめていく人もいます。沖口さんはどういうタイプですか?
浅野:
特殊型です(笑)。周りから見たら、私たちがいじっているように見えるのかもしれないけど、優奈は引っ張るタイプでもないし、“自分の背中を見てついてこい!”みたいなタイプでもなくて……。
小山:
ありがちなリーダーではないよね。
浅野:
なんか不思議なんですけど、ちゃんとまとめてくれていて。それでいて、まとめすぎないというか、私たちを縛るようなことはなくて。そういう意味ではリーダー感はないので、MCとかでいじっちゃうんですよ。それで“優奈のこと、リーダーだと思っているの?”って思ってしまうファンの方もいると思うんです。でも、私たちからすれば、それがすごくいい具合いの距離感なんです。
清水:
説明するのは難しいよね。
浅野:
本当に特殊型で稀なタイプのリーダーなので。もともと、リーダー的な立ち位置にいるような性格の人ではないと思うんですよ。言おうと思っても言えなかったり、1人っ子なので考えすぎちゃったり……。
吉澤:
確かに、学級委員をやってそうではない(笑)。
小山:
“そうやな、そうやな”って全部、人に合わせるような感じだよね(笑)。
浅野:
でも、“そうやな、そうやな”って言ってくれるから、お互い意見が言いやすかったりもするんです。それで、“あ、そうやな。ありがとな”って言ってくれるんで、“意見を出してよかったな”って思わせてくれます。そうなると、私が言った意見や、みんなが出した意見が優奈の中に入って、それで考え出すんですよ。で、意見をウマくまとめてくれて、“こうしよう”って言ってくれるんです。自分から即決して動くタイプではないけど、周りから得たものをまとめる力がすごくあると思います。
吉澤:
メンバーのことをすごく考えてくれていると思います。リリイベでセットリストをメンバーで考えたんですけど、いろいろな人に意見を聞いていますし、ちゃんと考えてくれているのが伝わってきます。“ポンコツリーダー”って言われていますけど(笑)、ホントはしっかりしていると思います。私は優奈ちゃんこそが“リーダーだな”って思っています。
吉田:
前に優奈ちゃんに振りを教えてもらったことがあって。私は何回も同じことをくり返さないと振りが覚えられないんですけど、優奈ちゃんはそういうこともちゃんと理解してくれて、私が苦手なところも何度も教えてくれて。優しいなって思いました。
――メンバー全員と同じ目線で協調しながら、グループを引っ張っていく、そんなリーダーなんですね。
清水:
一緒の立場にいると感じますね。私たちに注意することはあっても、怒ることはないんですよ。いつも同じ立場で“こういうことはやめよう”とか“これはこうした方がいいと思う”って言うんです。“位”はなくて、リーダーでもメンバーでも一緒だと思ってくれている、そんな風に感じます。
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