NGT48 [イベントレポート]厳しい合宿から選抜された16名が挑んだ単独コンサート
Pop'n'Roll 編集部
Pop'n'Roll 編集部
-
ポスト
-
シェア
-
ブックマーク
本⽇1⽉18⽇(⼟)から<AKB48グループ 2020 TDCライブ祭り>がスタート。初⽇の2公演⽬として、<NGT48 選抜メンバーコンサート 〜TDC 選抜、合宿にて決定。初めての経験〜>が開催された。
<NGT48 選抜メンバーコンサート 〜TDC 選抜、合宿にて決定。初めての経験〜>TDCホール(2020年1⽉18⽇)
NGT48にとって3度⽬のTDCホールコンサートは、新潟のグループらしく雪が舞う中での開催。今回は選抜16名の出演となり、そのメンバーを決定するため、昨年12⽉に地元・新潟で3⽇間にわたる合宿が⾏われた。
コンサート冒頭ではその合宿の様⼦を上映。合宿は1期⽣と2期⽣(ドラフト3期⽣含む)が加⼊した際にもそれぞれ⾏われたが、今回はそれらを凌ぐ厳しいものに。講師やスタッフから激しい檄が⾶び⼾惑うメンバー、涙しながらも励まし合うメンバー、これまでの弱かった⾃分からの脱却を誓うメンバー……次々に映し出される過酷な内容に、コンサートのオープニングとしては異例の静寂が流れる。
映像終了後に本編が始まると、16名のメンバーが⾃らの⼿で勝ち取ったステージに堂々と登場。本間⽇陽の“単独コンサート、⾏くぞー!”と気合の⼊った掛け声でコンサートがスタートし、「春はどこから来るのか?」などを披露する。合宿映像上映の際とは打って変わって⼤きな歓声が響き渡ったオープニング6曲を終えると、早くも喜びと感激からか瞳を潤ませるメンバーがいた。
同会場で実施された第3回ドラフト会議で指名されNGT48に加⼊した藤崎未夢は、“(TDCステージに⽴つ夢が)2年越しに叶いました。嬉しいです”と満⾯の笑み。荻野由佳は“(今⽇ステージに⽴てなかった)16⼈の分もすべて背負って、みなさんが喜んでいただけるように精⼀杯頑張ります!”と仲間を思った挨拶をした。
ユニットコーナーでは、⻑⾝を⽣かしたダンスで藤崎がセンターを務めた「奇跡は間に合わない」、中井りかと⻄潟茉莉奈が妖艶に絡み合う「Iʼm sure」など、さまざまなタイプの楽曲が披露される。またAKB48のヒットシングル「ギンガムチェック」では、⾐装に“NGT48らしさ”が見られた。オリジナルでは⻘と⽩のギンガムチェックの⾐装が印象的だが、今回メンバーを彩ったのは“⾚と⽩”のギンガムチェック。NGT48カラーを⾝にまとってのパフォーマンスで、1期⽣の本間と清司麗菜、2期⽣の安藤千伽奈、川越紗彩、⼩⾒⼭沙空もキュートな振る舞いを見せた。
さらに中盤でもNGT48カラーを意識した演出が。「暗闇求む」では純⽩のドレス姿のメンバー8名が、「君はどこにいる?」では真紅のドレス姿のメンバー8名がそれぞれ登場。その後の「僕の涙は流れない」「友達でいましょう」では、16名が⼊り混じってのパフォーマンスとなり、純⽩と真紅の⾐装が華やかにステージを彩った。
本編ラストは、合宿の成果をダイレクトに伝える2曲で締めくくられる。AKB48グループの中でも最も⾼いダンススキルが要求され、また合宿で課題曲になった「UZA」。ダンスは⼀切なく歌声だけをストレートに伝えることに徹した「Maxとき 315号」。それぞれ、まだメンバーは完全に納得はしていないものの、合宿やその後のレッスンで磨いてきたすべてを出し切ったパフォーマンスを⾒せた。
アンコールでは、⼩熊倫実が“たくさんの⽅の⽀えがあって、こうしてステージに立たせていただけているんだなと実感しました”と感謝の挨拶をする。中井りかは“本当にたくさんの⽅がいてくださったから、ついて来てくださったから、ここにまた⽴つことができたと思います。ここに⽴てなかったメンバーにも⽀えられてここにいるなと思います”とコメント。“珍しく真⾯⽬なことを⾔ってしまった……”と照れながらも、ファンや仲間に感謝の気持ちを優しく伝えた。
厳しい合宿を乗り越えて挑んだ単独コンサートは、選抜に⼊れなかったメンバーの思いも胸に、16名がステージ上で今持てるすべてを披露し、充実の表情で幕を閉じた。