カントリー・ガールズ[ライブレポート]4人全員が卒業。幸せな空間に「ありがとうございました!」
Pop'n'Roll 編集部
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カントリー・ガールズが、12月26日(木)に東京・LINE CUBE SHIBUYAにてワンマンライブ<カントリー・ガールズ ライブ2019 〜愛おしくってごめんね〜>を開催。同公演をもってグループは活動休止に入り、在籍メンバー4名全員がグループを卒業した。
2014年11月5日にカントリー娘。の里田まいをスーパーバイザーに迎え、結成されたカントリー・ガールズ。プレイング・マネージャー兼任の嗣永桃子を含む6名でスタートしたグループは、メンバーの追加加入、卒業、他グループとの兼任などを経て2019年3月から現体制4人(山木梨沙、森戸知沙希、小関舞、船木結)での活動となった。
この日はチケットも完売し、LINE CUBE SHIBUYAに約1800人が集結。カントリー・ガールズ活動5年間の集大成ともいえる全23曲を披露した。ライブの模様は全国27ヶ所の映画館にライブ・ビューイングで生中継され、dTVチャンネルでも生配信された。
また、本ライブはHello! Projectの試験的取り組みとして、スマートフォン・携帯電話での撮影が可能となっている。撮影したライブ写真をSNSで共有する際の推奨ハッシュタグは「 #country_girls 」。
ライブは1stシングル曲「愛おしくってごめんね」からスタート。カントリー・ガールズの持ち味である“かわいさ”を細部まで計算・追求した振り付けと、マイペースさを漂わせる明るいパフォーマンスで1曲目から会場の熱量を急上昇させた。「1曲目から声援がものすごくって嬉しいです!」と山木。また森戸はグループ初期から2年半ほどトレードマークにしていたポニーテールを復活させ、声援を浴びる。
自身の持ち曲に加え、ルーツであるカントリー娘。曲も交えながら、中盤ではグループ内でしばしば発生する“セクシー対決”もVTRで取り上げ、「Good Boy Bad Girl」など色っぽいナンバー3曲を披露。MCでもメンバーから過去の対決エピソードが語られ、会場からも笑いが湧き起こった。
後半戦では切ない恋愛ソングのブロックを経て、弾けるような王道アイドルポップスを連発。本編ラストには12月4日発売のアルバム『カントリー・ガールズ大全集①』に収録されている新曲「ずっとずっと」で締めくくる。暗転後に溢れた“カントリー”コールをうけ、アンコールでは4人がそれぞれ異なるドレス姿で登場した。
そのまま、「アイドル卒業注意事項」でパフォーマンスをしながら代わる代わるファンへの手紙を読み上げていく4人。幸せなメロディにのせて涙するメンバーたちが、曲後にはそれぞれの口からファンへの気持ちを伝え卒業の挨拶にかえた。
リーダーの山木梨沙が「私はこの幸せな空間が大好きなので、最後まで幸せいっぱいに過ごしていきたいと思います。本当にありがとうございました。」と自らの挨拶を終えたあとには、「この曲で一つになりましょう」と会場へ呼びかけ、「VIVA!!薔薇色の人生」で現体制ラストパフォーマンス。卒業を惜しむファンたちの大きな声援をうけ、最後は4人が生声で「ありがとうございました!」と感謝を伝え、4人の卒業公演は終演となった。
メンバー4人はそれぞれ、グループ卒業後の動きも既に発表されている。
山木梨沙はハロー!プロジェクト、兼任グループのカレッジ・コスモスも卒業し、芸能活動は引退。
小関舞はハロー!プロジェクトも卒業、芸能活動を継続。
船木結は2020年3月をもってハロー!プロジェクト、兼任グループのアンジュルムを卒業、以降芸能活動を休止。
森戸知沙希は兼任していたモーニング娘。のメンバーとして引き続き芸能活動を継続する。
グループとしてのカントリー・ガールズは今後、メンバーを一新しての再始動の可能性があることを既に発表している。
リリース情報:
『カントリー・ガールズ大全集①』
2019年12月4日(水)発売
【初回生産限定盤】CD2枚+BD(MVクリップ集)1枚 3枚組
【通常盤】CD2枚組
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