永尾まりや[インタビュー]“魅せる”ことで広げた自身の可能性「自分が楽しめる仕事をしていきたい」 映画『ゴーストマスター』出演インタビュー
鶴岡 舞
Pop'n'Roll Editor(編集者)
-
ポスト
-
シェア
-
ブックマーク
AKB48卒業後もその美貌を活かし、モデル、グラビア、女優とマルチに活躍している永尾まりや。そんな永尾は、今回、映画『ゴーストマスター』で、劇中作となる恋愛青春映画『僕に今日、天使の君が舞い降りた』のヒロインを演じる・牧村百瀬役に挑んだ。本作で演技をする上で心がけたこととは? また、現在の永尾の活動の中で、“女優”とはどういう位置付けなのか? 永尾にその想いを語ってもらった。
永尾まりや|映画『ゴーストマスター』出演インタビュー
撮影:越間有紀子
“こう見られたいな”っていう自分作りは同じ
――映画『ゴーストマスター』で、永尾さんが演じた牧村百瀬はイケイケの売れっ子女優だったじゃないですか。その役柄を演じてみていかがでしたか?
永尾:
もう25歳なので、なかなか制服も着ないし、2つ結びもちょっとギリギリ(笑)。ピンクのワイシャツっていうのも珍しかったのですが、“最上級に可愛い”髪型で、“最上級に可愛い”衣装を着させていただいたので、けっこう気持ちも上がりましたね。楽しく撮影ができました。
――百瀬は演じやすかった?
永尾:
キラキラ青春映画の役はやってみたかったんですけど、いざやるとなったら難しかったですね(笑)。普段の自分のしゃべり方もそうなんですけど、可愛らしくキャピキャピな感じではないので難しかったです。
――普段の自分とのギャップがある役だったんですね。
永尾:
それに比べて、“百瀬のオフの部分”はけっこうやりやすかった!(笑) 自分と近しい感じと言ったらたぶん誤解を招いちゃうんですけど、どっちかと言うと素な感じで挑めました。
――高めのツインテールはAKB48卒業以来ですか?
永尾:
そうですね! あ、ファッション誌ではたまに撮っていたかも。一応、昔、“日本ツインテール協会”にも入ってたので、“やっぱりツインテール来ちゃったか!”って思いました!(笑)
――“日本ツインテール協会”での経験が活きたってことですね。
永尾:
そうですね、活きました。
――演技をする上で、アイドル時代の経験が活きることはありますか?
永尾:
“魅せる”お仕事ということで共通点はありますよね。アイドルの時は理想のアイドル像を思い浮かべて自分を作っていったりしたので、演技でも“こう見られたいな”っていう自分作りは同じかなって思っています。
――今回役作りをする上で、ヤング ポール監督から言われて印象に残っていることはありますか?
永尾:
監督からは“ホラーとかコメディの部分よりも、まずはキラキラ青春映画の部分を出したい”って言われていて。監督には本当に可愛らしく撮りたいっていう狙いがあって、私がそれに応えられたのかはわからないんですけど、“とにかく可愛く、キラキラ青春映画を”って思いながら挑みました。
――“壁ドン”や“バックハグ”など、胸キュンシーンが登場しますよね。
永尾:
そうですね。演技とはいえ、本当に恥ずかしかったです。特に壁ドンとか(笑)。
――観ている方はドキドキしますが、演じる側もドキドキするんですか?
永尾:
うーん……。それよりも恥ずかしさが出ちゃいました(笑)。
――百瀬はそんなトキメキシーンの後に衝撃的な結末を迎えますよね。
永尾:
その出来事が起こってから一気に話が変わるので、私的にはすごくいい役をやらせていただいたなって思います。
――確かに物語のキーマン的存在です。
永尾:
はい。でも、途中でいなくなるので、もうちょっと最後までいたかったなって気持ちもあります。
――では、撮影自体も早めに終わったんですか?
永尾:
はい。だから完成したチラシを見た時に、私の知らない写真がいっぱいありました。楽しそうでいいなぁって(笑)。
次ページ
- 1
- 2