【連載】26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨「よりニジマスらしさを出せるようになったんじゃないかな」｜デックス東京ビーチ（後編） 26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨「えじのカフェ de すいとーよ」第6回（後編）

撮影：曽我美芽

みんなで震えてました（笑）

――夏イベントがすべて終わりましたが、今年はすごい手応えがあったんじゃないですか？

江嶋：
はい。＜@JAM EXPO＞でも初めてメインステージのストロベリーステージに立たせてもらって。みんなでやってみたいって言っていた花道を使うパフォーマンスができました！　花道を走って、センターステージで歌って、また花道を走って戻るっていうのは憧れですよね（笑）。

――走っていましたね。あれはリハーサルで練習していたんですか？

江嶋：
いえ。この曲で走ろうって決めて、走って、ここまで歌ったら走って戻るってことしか決めてなかったです。そしたら、意外と花道が長くて、アウトロでメンバーが1列に戻れるか不安でガンダッシュ（笑）。必死でした！　ちょうど間に合ったけど、あれちゃんと走ってなかったら間に合ってなかったです。

――花道でファンサービスしていたら間に合ってなかったですね。

江嶋：
もう、高校の時のリレーぶりのガチ走り（笑）。心の中でかなり焦っていましたね。しかも、私のポジションが1番端で、1番距離があって。私が間に合わなかったら、私についてきているほかのメンバーも間に合わないから、“待って！　これやばい”って思って（笑）。“ワンマンライブとかでもやりたいね”ってメンバーと話しているので、その時はちゃんとリハして、歩数を合わせます（笑）。

――いい経験になりましたね（笑）。

江嶋：
もう広いし、たくさんのファンの人が観てくれていて。ワンマンやりたいですね、横アリで。その時は取材してください！　ぜひ、一緒に花道を走りましょう（笑）。

――いやいや（笑）。あと、ピーチステージでは「ハートサングラス」を3連続で披露していましたね。

江嶋：
最初、“やってみる？”みたいなノリで決めたんですよ（笑）。私たちの夏の定番ソングを3回連続でやったらどうなるんだろうっていう好奇心と、フェスだから爪痕を残そうってことでやることを最終決定しました。でも前日になって、今までやったことないことだから不安で、みんなで震えてました（笑）。

――震えていたと言うと？

江嶋：
メンバー的にもセットリストはすべて違う曲にするのが普通のことだと思ってやってきたから、前日にいざ明日やるってなったらみんな怖気づいて（笑）。

――事前に「ハートサングラス」3回連続の通しリハはやってない？

江嶋：
通してないです。だから余計に“やばいね！　やばいやばい”って（笑）。初めての試みだし、やるからにはこっちも楽しもうって挑みました。ファンの人も最初は驚いていたけど、3回目にはみんなも頭のネジを外してくれて（笑）、楽しかったです。その分、冷房ついてる？ってくらい廊下が蒸していて（笑）。もう、やばかったですよね？

――熱気で湿度が上昇してましたね（笑）。

江嶋：
そう！　湿気で巻きが取れて、どんどん前髪が下りてきました（笑）。ほかのステージはバラードから盛り上がる曲までいろんな曲を混ぜてながら幅広くやったんですけど、ピーチステージは“＜@JAM EXPO＞の名所”って書いてあったから、ただただ盛り上げようってことで、“みんなの喉を枯らすぞ！”って思ってました（笑）。その後に特典会があったんですけど、みんなの声がガッサガサで！　“暑かった……”とか“ステージは大丈夫だった？”、“「ハートサングラス」3連発はやばいよ”って感想も直接聞けて。みんなからいい感じのリアクションが返ってきて安心しました。メンバーともファンの反応を懸念してたから、批判を浴びなくてよかったです（笑）。