【連載】Fragrant Drive 伊原佳奈美「ロックギタリストのようになりました!」|絶対ギター少女第4回 さまざまなエフェクターサウンドを体感!
伊原佳奈美(Fragrant Drive)
アイドル/ギタリスト
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Fragrant Driveの伊原佳奈美が、アイドルとしても、アーティストとしても憧れる山本彩を目標にギタリストとして成長していく過程を追いかける連載企画。今回は、有名プロミュージシャンをはじめ、多くのプレイヤーから熱い支持を集めているエフェクターブランド『Soul Power Instruments』の代表・齋藤和徳さんを講師に招いて、ロックギタリストが必ず使っているギター機材の「エフェクター」について学ぶことに。さまざまなエフェクターサウンドを体感した伊原が見つけたギターの新しい魅力とは?
家で弾いている音と全然違います!(伊原佳奈美)
――今回は、エフェクターブランドのSoul Power Instrumentsの齋藤和徳さんを講師にお招きしてエフェクターについて勉強しましょう。
伊原:
実は、生誕祭の時にファンの方からエフェクター(Maxon OD808X)をもらったんですよ! 今日はそれを持ってきました。
齋藤:
伊原さんはエフェクターって、どういうものか知ってますか?
伊原:
音を変えるものですよね。
齋藤:
そうそう、簡単に言えばね。伊原さんは、山本彩さんに憧れているんですよね?
伊原:
はい、大好きです!
齋藤:
その山本彩さんのサポートギタリストの方が使っているのが、エフェクターなんです。あと、レコーディングで歌にエコーをかけたりするじゃないですか。
伊原:
はい。
齋藤:
カラオケでもエコーをかけると、上手に聴こえるようになるじゃないですか。そういう効果が得られるものがエフェクターなんです。だから、必ずしも音を歪ませるものだけではなくて、音を綺麗にするものもあります。
伊原:
初めて知りました!
齋藤:
今回は、そんなエフェクターの代表的なものを持ってきました。最初は伊原さんがファンからいただいたオーバードライブを解説しますね。実際に繋いで鳴らしてみましょうか。
伊原:
家で弾いている音と全然違います!
齋藤:
ロックっぽい感じがするでしょ。例えば、6弦と5弦だけを押さえて、右手でギターのブリッジ付近に触れながら弾いてみると……。
伊原:
“ズンズン”っていう音になりました!
齋藤:
これはブリッジミュートっていうテクニックで、ロックでもよく使いますね。
伊原:
カッコよくなりました。
齋藤:
こういう歪んだ音って、昔はアンプの性能がよくなくて、音量を上げると自然に出てしまったものだったんですよ。
伊原:
えー!?
齋藤:
でも、その音がロックをやるにはカッコいいよねってなって、それを再現するために作られたんです。ギタリストが最初に手に入れるエフェクターは、歪み系がオススメですね。
伊原:
じゃあ、私もファンの方からいただけてよかったんですね(笑)。
齋藤:
そうですね(笑)。コードも2本弦だけを押さえるパワーコードを使ってみると、一気にロックっぽくなります。あと、ピッキングは下に降るダウンだけで弾いてみてください。
伊原:
(“ガンガン!”という音を鳴らしながら)あ、ホントだ、すごい! でも、2本だけ弾くのは難しいです。
齋藤:
そう。だから、左手でほかの弦が鳴らないようにミュートするとよいんですよ。そうすることで、余計な弦を間違って鳴らすことを気にかけることなく右手を大きく振れるから、ロックっぽい力強い音が出せるようになります。
伊原:
弾けるようになったら、カッコよくなりそうです!
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