FLOWLIGHT[ライブレポート]2周年記念バンド編成ワンマンで見せた4人の克己心「最高の夜にしましょう」

FLOWLIGHT[ライブレポート]2周年記念バンド編成ワンマンで見せた4人の克己心「最高の夜にしましょう」

Pop'n'Roll 編集部

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2019.09.02
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FLOWLIGHTが、2019年9月1日(日)に渋谷 CLUB QUATTROにてワンマンライブ<NO ANSWER-Change before you have to.->を開催した。

撮影:江隈麗志
取材・文:竹内圭治

FLOWLIGHT<NO ANSWER-Change before you have to.->|2019年9月1日(日)渋谷 CLUB QUATTRO

結成から2周年となる節目の日に開催された同ワンマンライブは、元ハコイリムスメのMonikaと元81momentのReikaが加入してから初めてのワンマンライブ。“JAPNESE EMOTIONAL ROCK IDOL”をキャッチコピーに掲げ活動する彼女たちが、そのサウンドをより具現化するため、初のバンドセットで挑み、サポートメンバーには井手上誠(G)、中村泰造(B)、イズミカワソラ(Key)、野崎真助(Dr)、のっとまん(Mani)と強力な布陣が揃い、否が応にも期待が高まっていた。

会場に集まったオーディエンスが見守る中、バンドメンバーが登場し、ギターのフィードバックを境にセッションが始まり緊張感が走った。今月リリースされるミニアルバム 『ST(R)OCK』のビジュアルで解禁された真っ白の衣装を身に纏って、少し重ためのサウンドの中登場するKotono(佐藤琴乃)、Hazuki(木村葉月)、Monika(三田萌日香)、Reika(東雲れいか)の4人。 Kotonoの“Hello Baby、最高の夜にしような‼︎”という叫びとともに始まったオープニングナンバー「FLOWER」は、昨年末のワンマンで初披露され、Kotono、Hazukiの2人体制での最後の楽曲であり、『ST(R)OCK』のリード曲にもなっている。続いて、ベースのゴリっとしたフレーズから「Mr Darling」。ワンマン仕様に変えられたパフォーマンスにモッシュが起こり、メンバーもステージ上を走り回る。

「Help me!!」、「キミとボクのためのAnti-thesis」と激しめの曲を冒頭から4曲ノンストップで披露した。クアトロの大きなステージを所狭しと動き回る4人に呼応し、オーディエンスの熱は最初からヒートアップ。振り上げる腕と歓声の大きさが会場全体に広がっていった。

“FLOWLIGHTワンマンライブにようこそ!”と始まったMCでは、ステージから見えるオーディエンスの顔が笑顔すぎることに触れ、“(クールに踊るはずの)「Help me!!」とかめちゃくちゃ笑顔になっちゃう”と話した。メンバーも会場中もこのライブを楽しみにしていたことがオーディエンスの顔に如実に現れていた。それぞれの挨拶では、このライブを“最高の夜にしよう”という意志が見え、メンバー紹介を挟んでライブは進んでいく。

「beginning」、「北風と太陽」という壮大に広がるサウンドと強いメッセージ性を含み、ファンから絶大な支持を得ている2曲を立て続けにアクト。「beginning」はFLOWLIGHTとして結成し最初に作られた楽曲で、「北風と太陽」はジョジョ立ちの基にもなっているヴォーグダンスを取り入れ、キメのポースも印象的な楽曲だ。

Hazukiが前日まで自身で主演、座長を務めた舞台に出演しており、ほかのメンバーもリハーサルなどこの日への準備をしていたため、ファンの声を聴くのは少し久しぶりとなっていたこの日。そこで、Reikaから“みなさんの声、聴かせてください。まだまだいけますかー!”という煽りに大歓声が起こる。まだまだほしがるReikaが満足したところで、「きれいになりたい」へ。王道ロック的な8ビートで攻め立てたところで、一転してFLOWLIGHTの楽曲の中でも随一のメロディックなバラード「バタフライ」を感情的に歌い上げる。

人の内面のセンシティブな部分を書いた「きれいになりたい」、「バタフライ」から、アコースティックギターのカッティングが心地よいFLOWLIGHTなりの青春ソング「HEART BEAT」へと続く。そして、この日初披露となった「エッフェル」。今までは取り入れてなかった管楽器アレンジを取り入れファンクに仕上げた楽曲と、大きく踊る振りが印象的。新たなFLOWLIGHTが垣間見える曲となっている。

暗転された照明の中で始まった「春夏秋冬」はMonikaの歌声がゆるりと響き渡る。半年前に加入した彼女は参加当初こそ可愛らしい甘い歌声だったが、今では力強さも加わっている。Monikaの進化した歌声と、ReikaのダイナミックなダンスはFLOWLIGHTにとって最早欠かせない武器の1つとなっている。

ここまで11曲を歌い、踊ったが、疲れを見せない満面の笑顔で“後半戦まだまだ盛り上がっていけますかー⁉︎”と煽る。その笑顔に光る汗はここまでの激しさを物語っていたが、会場のオーディエンスは同じように笑顔と大歓声で応えた。

Kotonoがタオルを取り入れた振りとして考案した「STARLIGHT」から、4人体制では初めてとなる「LOG IN」。ここで新曲「Good morning,人生」を初披露。事前にSNSで振り映像を公開していたこの曲は、初披露にも関わらずオーディエンスから完璧なコールが起こる。非常に前向きなポップソングで、ダンスもよりアイドル感のあるものとなっている。ノンストップで「十代白書」へ続き、Kotono、ReikaのダイナミックなダンスにHazukiが煽り、Monikaは拳を振り上げる。“この4人が今のFLOWLIGHTなんだ”と、再確認するパフォーマンスを魅せた。最後はイントロが来た瞬間1番アガる、鉄板ソング「自画自賛歌」。最高潮に盛り上がり、会場が1つになっているのを感じる。響き渡る歌声と歓声の中、本編は終了した。

FLOWLIGHT<NO ANSWER-Change before you have to.->|2019年9月1日(日)渋谷 CLUB QUATTRO
FLOWLIGHT<NO ANSWER-Change before you have to.->|2019年9月1日(日)渋谷 CLUB QUATTRO
FLOWLIGHT<NO ANSWER-Change before you have to.->|2019年9月1日(日)渋谷 CLUB QUATTRO
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FLOWLIGHT<NO ANSWER-Change before you have to.->|2019年9月1日(日)渋谷 CLUB QUATTRO

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