FLOWLIGHT[ライブレポート]2周年記念バンド編成ワンマンで見せた4人の克己心「最高の夜にしましょう」
FLOWLIGHT[ライブレポート]2周年記念バンド編成ワンマンで見せた4人の克己心「最高の夜にしましょう」
アンコールで登場したメンバーが立ち位置に着くとHazukiが口を開いた。“私たちFLOWLIGHTはこの日で2周年を迎えました。ReikaとMonikaが入ってくれたことも含め、これまでたくさんの出会いと別れがありました。ただ一言だけ言わせてください。今日ここに集まってくれたみなさん、私たちに出会ってくれてありがとう。その気持ちを込めて歌います”というHazukiの言葉の後、「合縁奇縁」を披露。会場ではメンバーにはサプライズで、ファンが用意したペンライトが光る。真っ白に染まったフロアの中、出会いと別れをテーマとし、1年前の1stワンマンライブで初めて披露したこの楽曲もこの4人体制では初めての披露となり、この曲を待っていたオーディエンスも多い。涙しながら聴く姿も見られた。
今回のライブタイトル<NO ANSWER-Change before you have to.->は、“NO ANSWER”をMonikaが、“-Change before you have to.-”はReikaが考案している。その意味を伝えつつ、新曲として「NO ANSWER」を用意していることを伝えると、歓声が上がる。さらに、Kotonoが振り付け、Hazukiが初の作詞を担当し、まさに4人全員の力が合わさった楽曲となっている。重厚なロックサウンドと初めて取り入れたツーステップダンスに、ステージの4人と同じように踊るオーディエンス。“Change before you have to change. / 端から決まったANSWER (No wow!No wow!!) / おんなじ顔も服もNO THANK YOU / Chain of life 今変われ / 花咲く未来があるさ (Oh,Yes!Oh,Yes!!) / 拳を 突き上げて跳ねろ / 心を 解放 / わたしを終わらせ、始める / 透き通った瞳で覚めるの朝”という、自分の力で切り開いていくための変化、強い意志を込めた楽曲を力強く歌い上げる。井手上誠(G)の超絶ソロから初めてのコール&レスポンスで、さらに会場が一体感を増していくのを感じた。
最後は、自分たちとファンの未来、Lighter(FLOWLIGHTファンの愛称)と自分たちが光るライトを歌ったアッパーソング「ミライト」で、過去最多の全19曲、結成2周年となるワンマンライブの幕を閉めた。
ライブ冒頭でKotonoの発した“最高の夜にしましょう”という言葉。それは、自分たちFLOWLIGHTと最高のサポートメンバーやスタッフで最高のステージを魅せるという約束だった。そして、彼女たちにとって1番の支えであるファンのみんな。それが1つになって、まさに“最高の夜”を終えることができた。初期メンバーの脱退、新メンバーの加入、脱退があり紆余曲折があったこの1年でさまざまな経験をしたKotonoとHazuki。半年前に新メンバーとして加入したMonikaとReika。FLOWLIGHTは、音楽性的には正統派のアイドルとは言えないかもしれない。だが、彼女たちはステージの上で、集まったオーディエンスの心を解放し、笑顔にした。それは紛れもなくアイドルとしての彼女たちの力だ。今後ももっと多くの人を笑顔にするために、走り続けるであろう。
9月18日にはミニアルバム『ST(R)OCK』のリリースも控え、精力的に活動を続けるFLOWLIGHTの今後の動向に注目したい。
▲「NO ANSWER」<NO ANSWER-Change before you have to.->ライブ映像
FLOWLIGHT<NO ANSWER-Change before you have to.->
2019年9月1日(日)
渋谷 CLUB QUATTRO
1 FLOWER
2 Mr Darling
3 Help me!!
4 キミとボクのためのAnti-thesis
5 beginning
6 北風と太陽
7 きれいになりたい
8 バタフライ
9 HEART BEAT
10 エッフェル
11 春夏秋冬
12 STARLIGHT
13 LOG IN
14 good morning,人生
15 十代白書
16 自画自賛歌
EN.1 合縁奇縁
EN.2 NO ANSWER
EN.3 ミライト
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