ローファーズハイ!!、千秋楽で涙のカーテンコール。次回公演は12月
Pop'n'Roll 編集部
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浅草少女歌劇団「ローファーズハイ!!」が25日、ミュージカル公演『LOAFERS HIGH The Musical 〜9つの銅貨〜』の千秋楽を迎えた。
「ローファーズハイ!!」は、歌やダンスだけでなく、タップや演技などもこなす若手ガールズグループ。初ミュージカルとなった今回の公演では、タップダンスに全力を捧げる女子高生たちが、衝突と結束を経て、1つになっていく青春ストーリーを、フレッシュさの詰まった等身大のパフォーマンスで作り上げた。
物語は、高校に入学したばかりの新入生・デコピンが、タップダンス部に入部することから始まる。タップがそれほど上手くないはずのデコピンは、新のリーダーのみ履くことができるという、ゴールデンローファーに選ばれてしまう。
そこから、絶対的リーダー・オジョーを信頼する部員たちはバラバラになってしまうが、デコピンを中心とした残ったメンバーは日々練習を続け、部員を説得。部の存続すら危ぶまれた逆境から、メンバーの再結集を経て、大会でのパフォーマンスができるまでに辿り着く。
クライマックスでは、バラバラになっていたタップダンス部が1つになるシーンで、オジョー役の山川愛理の目に涙を浮かべた演技など、観るものの胸を打つシーンが続き、再結集した仲間たちとともに大会に挑むシーンでは、一糸乱れぬ力強いタップで圧巻のラストを飾った。
カーテンコールではメンバー全員がステージに再登壇し、満場のスタンディングオベーションか巻き起こった。メンバー全員の目からこれまで堪えていた大粒の涙が溢れ出した。
キャプテンの駒木根心捺は“私はローファーズハイ!!のキャプテンであって、本当にどうすればいいかわからないときとか、本番の前日までできないこととか、悩んだこととかいっぱいあったんですけど、スタッフさんとか、(ファンの)皆さんとかが、たくさんあたたかい言葉をくれて、すごい励みになったし、みんなでこうしていられるのも皆さんのおかげだと思うので、本当に感謝しかないです。”と感謝の言葉を口にした。
主役を務めた紺谷美友は“(役が決まった時に)プレッシャーに押しつぶされそうになるくらいに不安で。でも、みんなで支え合って、こうやって千秋楽を迎えることができて幸せです”と達成感に満ちた表情を浮かべる。
オジョー役の山川愛理は“最初、(高音が)全然出なくて、でも色んなアドバイスをもらって出るようになった。(ファンやメンバーが)みんなが支えてくれて、今のオジョーっていう役があるし、ローファーズハイ!!っていう舞台があると思います。”として、苦手を克服し、見事役柄を演じきった。
公演の最後にはキャプテン駒木根が“私たちはまだまだ成長していきます。”と力強いコメントで締めくくり、全公演を終えた。
初のミュージカル公演『LOAFERS HIGH The Musical 〜9つの銅貨〜』を涙で幕を閉じた「ローファーズハイ!!」だが、公演期間中に、次回公演が12月に予定されていることが発表された。12月公演でも、選抜されたメンバーがステージに上がるため、今回選考から漏れたメンバーの台頭にも期待大だ。