【連載】26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨「これは絶対食べた方がいいですよ!」|松陰神社前『松﨑煎餅』(前編) 26時のマスカレイド 江嶋綾恵梨「えじのカフェ de すいとーよ」第4回(前編)
江嶋綾恵梨(26時のマスカレイド)
Pop'n'Roll Chief Gourmet Officer
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26時のマスカレイドの江嶋綾恵梨が、“今”行ってみたいお店の食レポをしていく本企画。第4回目に足を運んだのは、東京・世田谷区にある『松﨑煎餅 松陰神社前店』。同店は、1804年創業の『松﨑煎餅』が伝統を大切にしながらも、新しい煎餅屋の形を作ってみたい!という想いからオープンしたコンセプトストア。店内にはカフェスペースが併設されており、気軽に立ち寄れる“街の菓子屋”という存在であった『松﨑煎餅』の創業当時の姿が体現されている。今回は、この季節にピッタリのかき氷の食レポとともに江嶋がインタビュアーとなって発見した『松﨑煎餅 松陰神社前店』の魅力をお届けする。
「えじのカフェ de すいとーよ」第4回『松﨑煎餅 松陰神社前店』写真
暑い季節にはピッタリだと思います
――今回は『松﨑煎餅 松陰神社前店』にやってきました。名前のとおり、老舗の煎餅店なんですけど、かき氷も有名なんですよ。
江嶋:
夏らしくていいですね!
――どのかき氷をいただきましょうか。
江嶋:
今回も悩むなぁ……(笑)。「南信州ゆず」のかき氷にします。私、めっちゃゆずが好きなんですよ。柑橘系では1番好き。あ、練乳や白玉、アイスクリームのトッピングもできるんですね! 私は“団子しゅきしゅき委員”なので、トッピングで白玉をお願いします!
店員:
お待たせしました。「南信州ゆず」のかき氷に白玉のトッピングです。
江嶋:
すごい! ゆずのいい香りがする。香りから美味しいですね。それでは、いただきます。
――味はいかがですか?
江嶋:
めっちゃ、美味しい! すごくさっぱり、すっきりしています。暑い季節にはピッタリだと思いますね。刻んだ皮や果肉も入っていて、ちょっと苦みもあるんですけど、風味がすごくいいですよ。氷がすごく柔らかくて、口の中でシュッと消えていく感じなんです。
――食レポっぽいコメントが出ましたね(笑)。
江嶋:
ふふ(笑)。でも、ホント、さっぱりしていて美味しいです。もっと甘い味を食べたい気分の時は、練乳をかけたらいいかも。見た目も綺麗で、どうやって作っているのか気になります。
――では、店員さんに聞いてみましょう。
店員:
かき氷のお味はいかがでしたか?
江嶋:
さっぱりしていて、とても美味しいかったです! 私、夏はけっこうかき氷を食べに行くんですけど、こんなにさっぱりしているかき氷は初めて食べたかもしれません。でも、どうしてお煎餅屋さんでかき氷を出そうと思ったんですか?
店員:
今はかき氷がすごく人気があって、それを目当てに来てくださるお客さまが増えたんですけど、そういうブームになる以前からかき氷を出していたんですよ。あんみつなどと一緒で、夏の定番メニューの1つなんです。銀座の本店では抹茶味から始めました。最初は、お店で取り寄せている抹茶でかき氷を作ったんです。かき氷「抹茶あずき」は、現在も人気があって、もちろん、松陰神社前店でもお出ししていますよ。今、召し上がっていただいた「南信州ゆず」は、松陰神社前店のオリジナルで、南信州から取り寄せたゆずソースを使っています。輪切りで添えているのはレモンなんですけどね(笑)。シロップ漬けにしたレモンなので、甘いんですよ。
江嶋:
そうだったんですね。レモンは食べそびれてしまいました。食べればよかったですね(笑)。えっと、氷に入っているのは果肉ですか?
店員:
ゆずソースに含まれている、ゆずの果肉ですね。
江嶋:
やっぱり! 今日は白玉をトッピングしたんですけど、白玉もすごく美味しかったです。これは、こちらのお店で作っているんですか?
店員:
スタッフが毎朝手作りしていますよ。
江嶋:
ほかにもいろいろトッピングがありますけど、オススメの食べ方はありますか?
店員:
オススメと言いますか、昔から煎餅を買ってくださっている常連のお客さまは、白蜜シロップとあんこを乗せた「みぞれ」を注文される方もいますね。メニューにはないんですけど、あんこもお店で手作りしているので、それを添えてお出ししています。特に、御年輩のお客さまは、「みぞれ」を食べたいとおっしゃる方が多いですね。
江嶋:
私のおばあちゃん(あ〜ちゃん)も大好きです!
店員:
すごく暑い日には、「みぞれ」はすごくいいですよ。本当に美味しいです。
江嶋:
若い人には、今日食べたようなかき氷は写真に撮っても可愛くていいですよね。
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