【連載】沖口優奈×『週刊SPA!』編集長(後編)「マジパンという船に、僕らも乗りたいと思ったんです」

【連載】沖口優奈×『週刊SPA!』編集長(後編)「マジパンという船に、僕らも乗りたいと思ったんです」 マジカル・パンチライン 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第4回:『週刊SPA!』編集長・犬飼孝司(後編)

沖口 優奈(マジカル・パンチライン)

Pop'n'Roll Chief Discovery Officer

2019.06.26
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マジカル・パンチラインのリーダー沖口優奈と『週刊SPA!』編集長の犬飼孝司さんによるリーダー対談の後編。今回は、『週刊SPA!』がマジカル・パンチラインを強力にプッシュするようになったいきさつをはじめ、犬飼さんが清水ひまわりに惹かれている理由や、ファッションに精通している同氏によるマジパンTシャツのコーデ術などを語り合った。ジャンルが異なりながらも、ともにチームを牽引することに対する真摯な姿勢を見せた沖口と犬飼さん。お互いを信頼し合っている2人の本音が溢れた対談となった。

マジカル・パンチライン 沖口優奈「ここの責任者、出してください❤️」第4回:『週刊SPA!』編集長・犬飼孝司(後編)

熱い想いを持った仲間に支えられているマジパンって素敵(犬飼)

沖口:
犬飼さんにとって編集長のやりがいは何ですか?

犬飼:
いろいろあるんですけど、やっぱり本が売れることが最大の喜びですよね。もちろん、さっき(前編)話した、好きなことが増えていくというのもやりがいの1つ。楽しいです。特にマジパン(笑)。

沖口:
ありがとうございます(笑)。そもそも、マジカル・パンチラインを知っていただいたきっかけって何だったんですか?

犬飼:
そもそもは『SPA!』で、あるグループを応援しながら一緒に成長していくという企画が立ち上がったんです。レディー・ガガの主演映画『アリー/スター誕生』にちなんで“アリー計画”って呼んでいるんですけど。編集部のスタッフに、なんでもいいので、今気になっているものを挙げてほしいと頼んだところ、スタッフからマジパンの名前が挙がったんですよ。2年ほど前に、佐藤麗奈さんにグラビアをやってもらったことがあって……。

沖口:
あ、覚えてます! 

犬飼:
その時にスタッフがライブを観に行って、これはすごい!と。ちなみに、そのスタッフは(小山)リーナちゃんに目を付けたみたいです(笑)。

沖口:
リーナは今でこそ大人っぽくなって“歌姫”っていう地位を確立しましたけど、当時はまだあどけなかったですよ(笑)。

犬飼:
でも“絶対きますよ!”って言っていましたよ。それ以来、そのスタッフはマジパンへの想いをずっと温めていたみたいですね。それで“アリー計画”の候補としてマジパンの名前が挙がって、僕もライブを観に行ったんです。ちょうど3周年でメンバーが増えるというタイミングでした(2019年2月24日にduo MUSIC EXCHANGEにて開催された<3rd Anniversary One Man Live~新しい靴で、大好きなキミのもとへ~>)。あの日の会場は、“まったく想像しなかったことが起きた”という空気になっていて。それでスイッチが入っちゃった。これは運命だなと思いました。それからね、自分は仕事で関わる立場であり、ファンでもあるんですけど、仕事の時にはいろいろなスタッフにお会いするわけです。例えば、よみうりランドでのライブの時には(2019年3月23日に日テレらんらんホールにて開催された<マジカル・パンチライン大感謝祭〜ともだち1000人出来るかな?無銭ライブ〜>)、衣装さんが“新衣装のお披露目だ”って、ミシンを持ってきていて。本番のギリギリまで衣装を直していたんですよ。レーベルのスタッフの方も、めちゃくちゃ熱く語ってくれるし、こんな強い想いを持ったスタッフが参加しているなんてすごいな、この船に僕らも乗りたいなと思ったんです。

沖口優奈(マジカル・パンチライン)

沖口:
<SPA!フェス>に呼んでいただいたり、誌面で特集を組んでいただいたり、マジカル・パンチラインは、『SPA!』さんにすごく推していただいて、感謝しています。だから、どういうきっかけでマジパンを知っていただいたのか、ずっと気になっていたんですよ。もっと人気があるアイドルさんも、素敵なアイドルさんもたくさんいるのに“なんで、私たちなんだろう?”って(笑)。

犬飼:
もちろん、メンバーのみなさんが素敵だっていうのが一番の理由ですよ。そこは当然なんですけど、熱い想いを持った、それこそ仲間たちに支えられているマジパンって素敵だなと思ったんです。スタッフとファンに愛されているって、本当に大事なことだと思いますよ。

沖口:
めちゃくちゃ嬉しいです! 本当に私たちは周りのみなさんに支えられていると思っています。みんな、心の中まで入り込んでアドバイスをくれるというか、厳しいこともちゃんと言ってくれますし、年下の子ども扱いじゃなくて、一緒に仕事をしている仲間として見てくれているんです。マジパンは、1年前に前の所属レコード会社との契約が終わって、私たちはどうなるんだろう?っていう状況になって。でも、事務所の社長が、“みんながやりたいのであれば、僕らは全力でサポートするから”って言ってくれて。自分で言うのもなんですけど、恵まれたよいグループだなと思っています。

犬飼:
僕も本当によいグループだと思いますよ。

犬飼孝司さん(『週刊SPA!』編集長)

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