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乃木坂46 久保史緒里[イベントレポート]「実は、幽霊系が本当に苦手なんですよ……」主演映画『左様なら今晩は』完成披露上映会 舞台挨拶にて

Pop'n'Roll 編集部

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2022.11.02
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映画『左様なら今晩は』(11月11日(金)公開)が、11月1日(火)に渋谷・シネクイントにて完成披露上映会を開催。舞台挨拶には、主演の久保史緒里、萩原利久、高橋名月監督の3名が登壇した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

<映画『左様なら今晩は』完成披露上映会 舞台挨拶>シネクイント(2022年11月1日)

舞台挨拶には、劇中の愛助と同じ白いワンピースの久保史緒里、紺色のセットアップ姿の萩原利久、監督の高橋名月が真っ赤な衣装で登場。

“とても緊張しています”とはにかみながら最初の挨拶をした久保は、幽霊役という今回のオファーを受けた時のことを“初めての映画の主演で幽霊役、とてもびっくりしました”と振り返り、役作りについて聞かれると“愛助は幽霊ではあるけれど、人間らしい会話を意識していきたいと思って演じていました”と語った。

幽霊の愛助と突然共同生活をすることになる陽平を演じた萩原も、本作の設定について“ホラーというよりファンタジーで、描かれているのはごく自然な日常でした。しかも陽平は地球のどこにでもいそうな人のイメージで(笑)。原作も2人のやりとりが可愛らしかったので、そういう部分をスクリーンを通してお届けできたらな、と思っていました”と述べた。

高橋監督は“2人とも自分の中にあるものを、すっと(お芝居に)持ってこれる俳優さんなので、そういう部分が出せるように撮影していました”と振り返った。

広島県の尾道市が舞台だった同作。久保が演じる愛助は備後弁を話すキャラクターで、久保は“標準語のイントネーションとのほんの些細な違いを出すのが難しくて、指導の先生につきっきりで教えてもらっていました”と撮影時について明かし、隣りで聞いていた萩原は“(久保さんは)本読みの段階で方言を話せていたんですよ。やっぱりすごいなぁって”と感心する様子を見せていた。

同作の設定にちなんで、“もし自分が幽霊と共同生活をするなら?”という質問で、それぞれが“幽霊との理想の共同生活”を発表していくことに。

萩原は“お化けYouTuberとかいいんじゃないかなって、思いつきました(笑)”とバズりそうなアイディアに、久保も“発想がさすがです(笑)。向いてそう!”とコメント。

高橋監督の“幽霊とお酒を飲みたい”という回答に、萩原は“(幽霊が飲む)お酒は減らないですしね!(笑)”とひらめき、納得する一同。実際に劇中では、愛助と陽平が晩酌をする場面も登場する。

対して久保は、“あの……こんなことを言うのはあれかもしれないんですけど……実は私、幽霊系が本当に苦手なんですよ……(苦笑)。できることなら出てきてほしくないなって思ってしまいます(笑)”という告白に会場を沸かせた。

もし自分がその幽霊の立場だったら?と聞かれた萩原は“驚かせてやりたいですよね。ちょっと塩の位置変えてみたり(笑)”といたずらに答え、久保も“やっぱりそうなるよね(苦笑)”と和気藹々とした様子を見せた。

来週に公開初日を迎えるにあたり、久保は“ここから公開日を迎え、みなさんのもとに届いていくんだな、と思うと緊張します。ただ、撮影では尾道の空気に癒されて、この地だったからこそ、緊張している中でもアップを迎えられたので、みなさまにもぜひ、尾道の景色を楽しんでいただきたいです”と、メッセージを残した。

萩原も“撮影中にも細かいことを話し合いながら、丁寧に作っていった作品なので、ぜひ1度と言わず2度、3度、4度、5度と観ていただけたら嬉しいなと思います”とコメント。

監督は“衝撃的な展開があったり、観た人の人生が変わってしまう作品ではないですが、みなさんの人生に寄り添っていける、長く愛される作品になればいな、と思っています”と同作にかけた想いを語った。

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