【密着レポート】マジカル・パンチライン沖口優奈、壮絶・悶絶・拒絶なる10,000個ドミノチャレンジ「これは罰ゲーム、これは罰ゲーム……」 『ゆうなの那由多?超過酷!一万個ドミノライブツイスター』密着レポート
鈴木 健也
Pop'n'Roll Editor in Chief(編集長)
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マジカル・パンチラインの沖口優奈が、4月初旬に関東某所にて10,000個のドミノ倒し企画『ゆうなの那由多?超過酷!一万個ドミノライブ ツイスター』に挑戦した。このドミノチャレンジは、昨年11月から3ヵ月連続で開催されたマジカル・パンチラインのレギュラーライブ<Girls Don’t Cry ~Change and Evolution~>内の企画コーナーで負けた沖口の罰ゲーム企画。この日の模様は、6月19日(水)にリリースするニューシングル「今日がまだ蒼くても」の付属DVDにドキュメント映像として収められる。今回、Pop’n’Roll編集部は、この沖口のドミノ企画の密着取材を敢行。ドミノを誤って倒してしまったり、メンバーがサプライズで登場するなど、さまざまな事態に遭遇しながら悪戦苦闘をくり広げた沖口のリアルな姿をお伝えしたい。
『ゆうなの那由多?超過酷!一万個ドミノライブツイスター』密着レポート
時折見せる真剣な眼差しはアーティストのよう
とんでもない企画の取材に来てしまったーー今回、密着取材をしていて、何度かそう思う瞬間があった。
この日、沖口優奈が並べるドミノの数は10,000個……というのは当初の予定で、“ドミノ熟練者でも1日で10,000個を立てるのは不可能に近い”というドミノ協会のアドバイスにより、マジカル・パンチラインの結成3周年にちなんで、3,333個に変更された。それでも、初心者が1日で立てる数量としてはかなり多いという。
彼女がドミノ会場に入ったのは朝の9時。10時からドミノを立て始め、本企画が終了したのが20時。途中、多少の休憩を挟んだとはいえ、実に9時間近くドミノと向き合っていた。
並べている最中に、誤ってドミノを倒してしまうというのは想像に難しくない。実際、何度もそういう場面はあった。沖口はそのたびに天を仰ぎ、折れそうな心を立て直しながら、ドミノを並べ続けていく。まさに自分自身との戦い。ドキュメント映像の収録で常にビデオカメラで撮影されていたため、沖口はアイドルらしい笑顔を絶やすことはほとんどなかったが、時折見せる真剣な眼差しは、自分の理想とする芸術を追い求めて己自身と格闘するアーティストのようでもあった。
ただ、彼女が立ち向かわなくてはならないのは、ドミノと自分自身だけではなかったのだ。
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