佐々木美玲(日向坂46)[インタビュー]2つのフィールドで想いを込めて届けるハッピーストーリー「いっぱいアドリブを入れて自分たちも楽しみたい」 佐々木美玲(日向坂46)『ぴーすおぶけーき』インタビュー
鈴木 健也
Pop'n'Roll Editor in Chief(編集長)
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日向坂46の佐々木美玲が、基俊介(IMPACTors/ジャニーズJr.)、落合モトキとともに主演を務めるドラマ『ぴーすおぶけーき』が、10月25日(火)より放送を開始する。地方の新興住宅地を舞台にした同作は、佐々木、基、落合の3人が演じる“おバカ”な幼馴染みが、個性あふれる住人たちの悩みを予想不可能な視点でユルく解決していく青春コメディ。ドラマ放送後の2023年1月20日(金)〜1月29日(日)に銀河劇場(東京・天王洲)で、同一キャストによる舞台版の上演も決定している。今回、TVドラマから舞台に展開され、高い演技力が求められている同作に挑む佐々木に、出演への想いや撮影時のエピソード、見どころを中心に話を訊いた。
佐々木美玲(日向坂46)
撮影:河邉有実莉
編集協力:村田誠二
天真爛漫とはよく言われるので、そこは似てるのかな
――『ぴーすおぶけーき』への出演オファーを受けた時はどう思いましたか?
佐々木美玲:
今年は演技のお仕事をやっていなかったので、できたらいいなぁと思ってたら、こうやって3人主演のお話をいただいて、“またできるんだ!”っていう嬉しさが1番にありましたね。でも、台本を読んでいくとセリフ量の多さにびっくりしました(笑)。本当にひたすら3人でしゃべってるんだと思って。
――まさにそうでしたね。演技のお仕事をやりたかったということですが、アイドルやモデルなど、さまざま芸能活動をしている中で、“演技”はどういう位置づけですか?
佐々木:
自分の本職はアイドルなので、また違う分野のお仕事という感じではあるんですけど、ちょっとしたご褒美というか。もちろん本職のアイドルもやりたいことですし、まだまだ学ぶことがたくさんあるんですけど、演技の世界に来るとやっぱり吸収することが多くて、それはそれですごく楽しいです。
――演技の世界で学んだことが、例えばアイドル活動にどのように活かされていると思いますか?
佐々木:
曲を歌うのも、パフォーマンスも、演技と一緒なのかなって思っています。特にライブだと“歌詞を表現する”ってことが大切ですから。
――ライブはリハーサルを何回も重ねて本番を迎えるわけですが、ドラマはそれほどリハーサルがあるわけではないですよね? そういう意味でライブでのパフォーマンスとドラマでの“役作り”には、違いもあるのではないでしょうか。
佐々木:
実は今回のドラマ、リハーサルをたくさんしてくださったんです。ずっと同じ場所で撮影しているので、(画の)動きをつけるために、ちゃんとリハーサルをして会話を作ってから現地に行って撮影をしたんです。そういう点ではすごくやりやすかったです。まだ演技のお仕事はあまり慣れていないので、リハーサルをやることで“こう動いたらいいんだ”とか、“ここに物があるから使ってみよう”とか、考える時間もいただけたので、すごくやりやすかったです。
――今回の“中村氏”という役、自由奔放で強烈なキャラクターですが、佐々木さん自身と似ている部分はあったりしますか?
佐々木:
確かに強烈ですよね。共通点…………何だろ? 私も天真爛漫とはよく言われるので、そこは似てるのかな。私自身はあまり意識したことはないんですけど、ハイテンションの時は確かにそうかもしれないですね(笑)。
――(笑)。ドラマでは幼馴染の3人でお悩み相談所を作るわけですが、佐々木さん自身はグループ内では相談をする方ですか? それとも、される方ですか?
佐々木:
どちらもしないですね。ハッピーに生きてるので(笑)。というか、“日向(坂46)”がみんな、あまりメンバー内で相談するようなタイプじゃないんだと思います。やっぱり同じ悩みを持っているので、それを言葉にしちゃうと“それはみんな一緒だよ”ってことになってしまうから、お互いに言わないようにしてるのかな。
――個人個人で解決していく。
佐々木:
そうかもしれないですし、もちろん相談してるメンバーもいるのかもしれないですけど。私も、先輩に聞ける悩みだったらもちろん聞きますし、逆に私が言えることなら全然アドバイスしますけど、やっぱりお仕事の悩みとかは……わりと個々で悩んで個々で解決してるのかな。私もちょこっと話したりするだけで、深くは話さないかもしれない。
――では、悩んだ時の佐々木さん流解決法は?
佐々木:
音楽を聴くことかな。ちょっと悩みが緩和されます。
――どんな音楽を聴くんですか?
佐々木:
めちゃめちゃ悲しいバラードを聴いて心を落ち着かせますね(笑)。
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