PANDAMIC[ライブレポート]会場装飾をプロデュースした3周年記念ワンマンライブでメンバー初作詞の新曲披露「これからも成長して驚かせます!」
Pop'n'Roll 編集部
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PANDAMICが、10月2日(日)に西永福JAMにて3周年記念ワンマンライブ<PANDARA’S BOX -FESTIVAL->を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
<PANDARA’S BOX -FESTIVAL->西永福JAM(10月2日(日))
ライブ当日は会場内外でメンバー手作りの装飾やラムネ、氷、射的などのポスターを掲載。メンバーの名前にちなんだコラボフードも販売されて大盛況。お祭りムードに包まれ、開演時間を少し過ぎたところでパンダのお面を被ったメンバーがステージに登場した。疾走感溢れる「Mirror」からライブがスタートし、続けて「白黒イエスノー」「オモカゲプラスティック」「Bad Ending」「meと目と手とて」まで間奏なしの5曲を連続で届け、観客を圧倒していく。
同公演は事前に会場装飾、新衣装、新曲披露を事前に発表していたこともあり、ここでのMCではそれらについてメンバーがコメント。
山縣絆奈は“始まりました<PANDARA’S BOX -FESTIVAL->! みなさん来てくださってありがとうございます!”と感謝を述べる。
漆原裕菜は“今回はFESTIVALということでお祭り会場にしちゃいました! どうですかー? フロアとステージを自分たちで飾り付けたんです!”、 武者梓音は“コラボフードももう食べましたか? 私たちも食べたんですが、めっちゃ美味しかった!”と語った。
岩倉葵依は、“新衣装になりました! 応援企画ご参加いただきありがとうございました! 前回の衣装の進化バージョンということで、白が多めで絶対汚せないです(笑)。髪型も変わったメンバーがいます!”とユーモアを交えながらファンに伝えた。
次の曲に入ると思いきや、ステージには武者梓音が1人取り残される。“緊張するなぁ……今日が最高の日になるといいな……よし! みんなおいでー!”のかけ声で全員がステージに戻り、南波志帆のカバー「MUSIC」、SHE IS SUMMERのカバー「あれからの話だけど」とPANDAMICのレパートリーでおなじみの2曲に加え、「up side down pop」「トリッキーフューチャー」とポップからメロウまで幅広い楽曲で魅了していく。「あれからの話だけど」では歌唱中に男子のマネキンが登場し楽曲の世界観を演出した。
PANDAMICは、日頃からライブのほかに『劇団PANDAMIC』として演劇公演も実施していることから、同公演では芝居も盛りこんだとのこと。“のぶひろ”と命名された男子のマネキンや、オープニングのパンダのお面の演出もメンバーが考案している。
岩倉葵依が“最後までみなさん怪我がないように次の曲で一緒に準備運動をしていきます!”と呼びかけで、コミカルな振りの「これから」で観客と一緒に身体をほぐした後、笑顔から一瞬でクールな表情を変え「Count Down Baby」「BOOM IT!!」とフロアを熱くさせる曲が続く。「きらり光る」はマイクスタンドを使ったスペシャルバージョンで届け、いつもとは違ったテンポと歌い方に漆原裕菜は“歌詞をよく聴きながら歌ってたらヤバかった”と感動していた。
一息ついて再びパフォーマンスへ突入。「シャッタードール」「パラレルワ」「絶対的三分間」「Diagram」と攻めの曲が続いた後、予告していた新曲「大人になったら」を初披露した。新曲について、漆原裕菜が“今回もタイヘイさんに作っていただいたのですが、作詞は私たち5人が担当しましたー!”と報告。山縣絆奈からは“大人になる前の今の私たちの想いが込められた曲になっています”と曲への心境が伝えられた。
そして、3周年を迎えたこれまでを振り返った。1年目は世の中の状況的に活動があまりできず、2年目は少しずつやれることが増え、3年目の今年はミニアルバム『BAW』をリリース。コロナで主催リリイベに参加できなかった5月を越え、夏の3大アイドルフェスに出演しグループの成長を感じたという。“私たちはみなさんが思っている以上にみなさんが大好きです。1つひとつの言葉に元気づけられて生きています。これからも成長して驚かせます! みんな愛してるよ! 改めて4年目もPANDAMICをよろしくお願いします!”と感謝の言葉とともにライブはラストスパートへ。
PANDAMICの始まりの曲「好きな曜日は×× 2021」から空中メトロのカバー曲「ネズミ―ランド」。そして、「NEXT ME」「東京109」と新旧の代表曲を織り交ぜたセットリストに観客も大興奮。怒涛の22曲をパフォーマンスし本編が終了した。
観客が手拍子とDEN★DEN太鼓(新作グッズ)を鳴らし愉快な音色でアンコールを待つ中、Tシャツに着替えたメンバーがステージに現れる。アンコール1曲目「SCREEN」では、手作りのフレームを使いスクリーンを表現したパフォーマンスで新風を吹かせた。メンバーは“大変だけど楽しかったです!”とミスなく披露できたことに安堵した。
“次の曲が本当のラストスパート”という山縣の呼びかけに“終わりたくなーい”と口々に言う流れから、岩倉が“終わりたくなーい、今夜が終わらない!”と叫び、ふぇのたすのカバーでありPANDAMICの代表曲「今夜がおわらない」へ。ここで曲の途中でブザー音が鳴り、曲が止まるハプニングが。メンバーの悲鳴とともに聞こえてきたのは、PANDAMICのサウンドプロデューサー・タイヘイからのメッセージ。“どうも、タイヘイでーす。アンコールの最中ですが、ここで大切なお知らせがあります!”と、ステージに手紙を置いたので読んでほしいというお願いだった。突然の出来事に足が震え騒然となるメンバーを代表して山縣が手紙を読み上げた。“ここでサプライズなお知らせがあります!”と、11月に主催ライブ<パンダらの箱>開催決定、そして来春ごろにシングルリリース予定のお知らせを読み上げた。メンバーも観客からも歓声が轟く中、「今夜がおわらない」の続きを届け、最後は「good dayなday」で和やかに締めた。
<-FESTIVAL->というタイトルのもと、会場装飾から演出案、そして初作詞曲まで多彩な魅力を発揮したPANDAMIC。大人へと成長していく5人の“今”が全力で感じられる3周年ワンマンを経て、11月の自主企画、そして来春のシングルリリースなど、次にどんな景色を見せてくれるのか期待が膨らむ。