chuLa［ライブレポート］全力パフォーマンスで駆け抜けたツアーファイナル！ 「気がついたらこの日を迎えていました」
Pop'n'Roll 編集部
Pop'n'Roll 編集部
-
ポスト
-
シェア
-
ブックマーク
chuLaが、8月31日（水）に代々木公園野外ステージにて、6月より北海道、名古屋、福岡、大阪を回った全国野外ツアー＜ATTACK SUMMER＞のファイナル公演を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
撮影：ポテヤマムラ
文：長澤智典
chuLa＜ATTACK SUMMER＞代々木公園野外ステージ（2022年8月31日）
陽が落ちた野外会場。ライブが始まるのに合わせ、数多くのカラフルなペンライトの光が輝きだす。メンバーたちは“最高の夏にしよう！”と声を上げながら、「ちゅららんレーサー」からライブは開幕。最初から感情のアクセル全開に舞台の上を駆け回り、オーディエンスも高ぶる気持ちを舞台の上の8人にぶつけた。冒頭から、夏祭り特有の火照った空気がこの場に生まれていく。一度上がった感情をもっと上げてやれと言わんばかりに、テンション高いアップチューンの「完全無敵あいうえお」、「史上最強うぇぽん」を立ち続けに披露。客席中には8人と同じ動きをしながらはしゃぐ人たちの姿が。メンバーらもその姿を観て気持ちがさらに高ぶったのか、腕を大きく振り上げ煽る姿も見せていた。
“残暑の中、一緒に楽しんでいきましょう”と呼びかけ、8人は「サマーアモーレ」を歌唱。彼女たちの明るく弾けた歌声がファンたちの気持ちを騒がせる。続く「トキメキcherry」でも8人の可愛いらしい仕草と可愛いらしい声に、観客は興奮を隠せずその場で飛び跳ねていく。その姿をさらに煽るようにBPMをアップ。《君が好き もっと好き》と歌う「ケセラセラ」に合わせ、客席中から起きたひと際熱いクラップが起こり、フロアがメンバーらと同じ振りをするたびにカラフルな光の波が闇の中で華やかに揺れていた。
この日は、9月21日（水）に発売する最新シングルの中から、KEYTALKの首藤義勝が作詞＆作曲を担当している新曲の「タランちゅら」を披露。これまでのchuLaにはなかった、腹の奥底にズンッと響く重厚なグルーブを持ったダンスロックナンバーだ。メンバーたちもいつも以上の気迫で、観客たちを“いでよ タランちゅら”と煽っていた。途中、魅惑的な歌声で迫る場面も。
この場を再びカラフルな色へ塗り替えるように「#超ジャングルのチキチキあどべんちゃー！」を通してアッパーな空気を作りあげたと思えば、「ツラみ」では激しい曲調に感情の色を合わせ、8人は煽りながら客席中の人たちを祭りあげていった。1曲ごとにその場の景色を変えながらも、彼女らは観客たちの気持ちをずっと騒がせていた。曲中、メンバーの中で誰が1番可愛いかと語り合う遊び心もライブならではの楽しさだ。
お笑い芸人のアインシュタインとchuLaの冠番組内で一緒に作詞を担当し、発売を控えているシングルの表題曲「夏の君にてへへのへ」を投下。冒頭、沸き立つ気持ちを解き放つように歌う佐藤まりんの声が胸に来る。曲中ではメンバーたちも、夏の恋にときめく乙女に。告白したいのにできずもどかしげにいるが、片想いしている自分にときめいてる女の子になり、満面の笑顔で《てへへのへ》や《すすすのす》と歌いながらはしゃいでいた。同曲では、歌詞の中に《あちゃちゃのちゃ》など、いろんなシチュエーションに合わせメンバーが作詞をした“◯◯◯の◯”という言葉が登場する。高まった熱い気持ちを最高潮にしたいと言わんばかりに、最新シングルに収録される新曲「どきゅーとこみゅにけーしょん」を熱唱。歌詞に《爆裂エナジー》と出てくるように、同曲もファンたちとテンション高いコミュニケーションを交わしあえる最高のライブチューン。《どこにいたって繋がってる》と歌う声が、8人との心の距離をギュッと近づける。
戦士に変身した8人が凛々しい歌声を響かせ、気持ちを1つにした熱い関係を作りあげた「おちゅらけ戦隊ちゅらレンジャー」。そして、“私たちと最高の夏の想い出を作りましょう！”とメンバー自ら眩しい光を振りまくように歌い続けた「閃光8」へ。彼女たちは、自分たちがここに立って生きる意味を示すように、未来を見据えながら高らかに歌っていた。一転、「Shooting STAR」では、《会いたい会いたい～どんな時も》と夜空に向かって、力強く想いを響かせている。
最後にchuLaは《照らせ どんな荒れた世界でも 僕らなら越えていけるよ》というフレーズが印象的な「FITHING DREAMER」を届け、これからも一緒に夢をつかむ旅を続けようと、誘いの手を伸ばしてきた。この場で結びあった誓いの絆。互いの手を強く結んでいる限り、いろんな夢の叶う瞬間瞬間を、これからもchuLaと一緒に見続けられる。
最後に、メンバー2人が語った言葉を届ける。
七瀬うた：
今日はみんなからの愛を感じました。このツアー、楽しすぎて、気がついたらこの日を迎えていました。このツアーでは、各地方でしか観られないライブを作ってきました。そのライブを、みんなが“最高だったよ”と言ってくれたのが本当に嬉しかったです。この8人でツアーを終えて、さらに絆が強くなったなと感じました。みんなと最高の夏の想い出作れてよかったです。
佐藤まりん：
この全国ツアー、まだ新メンバーたちとは心を打ち溶けきれてない中で始めたのと、体力面でみんな大丈夫かなと心配でした。だけど、このツアーの中で新メンバーたちの成長もたくさん見れました。実は私、先輩メンバーとしてグループを引っ張っていかなきゃといろんな想いを背負い込んでいました。挫けそうになった時、私を支えてくれたのがファンのみなさんの声でした。応援してくれる1人ひとり、chuLaを支えてくれる部分が違います。誰1人として被っていませんし、誰1人欠けたくないです。これからもっと大きいステージを、みなさんと。ここに来られなかった人たちと、みんなで一緒に同じ景色を観たいです。これからもこの8人でやっていくので、応援よろしくお願いします。
chuLaは、9月21日に2ndシングル「夏の君にテヘヘのヘ」を発売。11月3日（木）には、chuLa史上最大規模となる東京国際フォーラム ホールCでのワンマン公演も決まっている。さらに2023年1月23日（月）には新しい挑戦も決定。この熱気と勢いが、この先どれだけ威力を増していくのか楽しみだ。