【連載】Fragrant Drive 伊原佳奈美「聴いている人の心に残る演奏がしたいです」｜絶対ギター少女第2回 ESPミュージックスクールで基礎を学ぶ

自分なりに譜面を書いて演奏しています

――今回は、ESPミュージックスクールさんでレッスンを受けてみましょう。

伊原：
はい、頑張ります！

――今回の講師の福原善勝さんは、今、伊原さんに練習してもらっている『天國のギター・トレーニング・ソング』の著者・小林信一さんの生徒でもあり、天國シリーズや『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ』シリーズの音源のレコーディングエンジニアも務められた方なんです。

福原：
講師の福原です。よろしくお願いします。

伊原：
よろしくお願いします。ちょっと緊張して来ました（笑）。

福原：
宇多田ヒカルさんの「First Love」を練習中のようですが、弾いてもらってもいいですか？

伊原：
はい。

（宇多田ヒカル「First Love」のサビ部分を演奏する）

福原：
ありがとうございます。伊原さんは、音源に合わせて練習することはありますか？

伊原：
いや、まだテンポに追いつけないので、音源に合わせては弾いていないんです。

福原：
そうなんですね。では、今回も「First Love」のサビ部分だけをピックアップして練習してみましょうか。早速TAB譜を見ながら演奏を……。

伊原：
私、TAB譜の見方、よくわからないんです。　

福原：
え!? 　では、どうやってポジションを覚えているんですか？

伊原：
自分なりに譜面を書いて、それを見ながら演奏しています。これなんですが（と言って、手書き譜面を見せる）。

福原：
おーなるほど！　でも、ダ・ヴィンチ・コードみたいで、伊原さんしか読めない（笑）。

伊原：
そうですよね（笑）。

福原：
なので、まずTAB譜の読み方を覚えましょうか。（ホワイトボードにTAB譜を書く）これがTAB譜で、ギターの弦とポジションを表しているんです。ちょっと勘違いしやすいのが、一番上の線が1弦で、一番下の線が6弦ということ。それで、線の上に書いてある数字が押さえるフレットになります。

伊原：
あーなるほど。少しずつ読み方がわかってきました！